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■日々是鉄砲玉■

B'zさんとかLIVEとか舞台とか映画とか買物とか感想とか好き勝手に

没後50年

2015-02-24 | =BOOK=
江戸川乱歩も没後50年だそうですよ。
そんなに経つのかーとビックリしますね。

勿論アタイが生まれる前には既に亡くなってますけど
改めて数字を見ると、そんなに?!と。

ちなみに明智テンテー役でお馴染みの天知茂さんも今年は没後30年とか。

うう~ん。数字って。


小説での明智テンテーのイメージは天知氏とは違うんだけど
やっぱ土ワイ(しかも幾度となく行った再放送)で
育ってますので、ぶっといネクタイ&眉間シワーズでもよろしくてよ。

ポプラ社の児童向け図書は柳瀬画伯が表紙を描いてた頃が
ステキんぐなんだよね。
今はさらっとしたポップな感じで乱歩っぽさは無いなあ。


今年はオマージュ作品やら映像化やら色々あって楽しみですん!
まずは春先の黒蜥蜴を見に行って来る~~(*´∀`)


また乱歩展やらないかしら。
挿し絵の完全原稿ぶりに震えますよ。


↓以前GoogleのTOPになっていたステキ絵。
この時も乱歩関連の記念日だった…はず。


流石、判ってらっしゃる!
柳瀬調でポプラ社のタイトルBOX風、そしてハシゴde撤収の二十面相様。
おステキっ。

横溝正史『夜歩く』読了

2008-01-28 | =BOOK=
忘れた頃に横溝祭。


横溝センセならコレを読まなくちゃアカンよーと勧められて
手に取りました。

うぬぅっ!!
やられた!!!!


○○○人著:○○○の○○、とか
○○子○○著:○○に○○病、とか

アレ系だったのねーーーーー!
(してやられた感たっぷり)(天国の横溝先生ニヤリング☆だわね)
くぅ!!

story:
「われ、近く汝のもとに赴きて結婚せん」という謎の手紙と佝僂(せむし)
男の写真を受け取った古神家の令嬢、八千代。
3日後にキャバレー『花』で八千代が起おこした発砲事件。
それが忌まわしい首無し連続殺人の幕開けとなった。
八千代は何故、佝僂画家・蜂屋小市を撃ったのか。
それを聞かされた私こと売れない探偵小説家・屋代寅太は仙石直記に
連れられるまま東京のみどり御殿やら岡山の古神屋敷へ乗りこみ惨劇に
遭遇してしまうのだが・・・。

----

岡山!!金田一センセと言えば岡山。
しかも「鬼首村」ですよ。キター!!
「あの有名なお話」の鬼首村とは別の設定なんでしょうかね。
しかも金田一センセは後のほうにならないと全然出てきませんです。

岡山!鬼首村!不倫!妖刀!夢遊病!座敷牢にキ(ピー)女!
酒乱!首無し死体!華族!憎悪!狡知なっ!

ふう。こんな感じです。
毎々同じような単語ですが横溝ワールド炸裂ですね。
やたら佝僂を連呼してる文体でした。

首がないのは被害者の身元を偽るためでは?というのは読者もすぐに
思うことで、佝僂は2名登場するのでどっちだどっちだーと推理。
途中でお得意の空気が読めない主観絶叫系老女がボロボロと色んな事を
言うので更にどっちだどっちだーとなりますね。

八千代が何故に発砲事件を起こしたかを考えて、

「あー八千代は共犯ね」

と言うのは判ったけども、後々凶器となった問題の刀を厳重に施錠して
保管したり、あまり信用がない描写が多いなとか隠し事があるなー
アノ人、とか。

・・・。
・・・・・。
・・・・・・・騙されました。

うん、清清しく騙されました。

ええ!?これってドラマ化もしたの?????
(ちょっとネットをブラついてビックリしました)(どんな構成だ?)

例によって例の如く。
人物相関図か登場人物紹介欄は付けて欲しかった。
付いてる作品とそうでないのとの差はなんざましょ。

一応書こうかな。

・屋代寅太→ この作品の主人公で語り部。売れない探偵小説家。
・仙石直記→ 古神家の遠縁。屋代のパトロン高飛車君。八千代が好き。
・古神八千代→ エキセントリックなご令嬢。蜂屋を発砲。夢遊病持ち。
・蜂屋小市→ 佝僂だが美男子金持ちの新進画家。八千代に太腿を撃たれる。
・古神守衛→ 当主。八千代の兄で佝僂。妹の八千代が好き。
・古神織部→ 他界している前当主。華族。
・お柳さま→ 織部が他界してから正妻になった八千代の母。実権者。
・仙石鉄之進→ 直記の父で古神家を取り仕切る。酒乱。八千代の父説の疑い。
・お喜多→ 守衛の乳母。守衛命(笑)
・お藤→ 東京の洋館にいる女中。
・お静→ 座敷牢の女性。
・四方太(よもた)→ 織部の異母兄弟。屋敷に居ついてる。

・磯川警部→ いつもの警部。
・金田一耕助→ 名探偵。

相変わらず異母兄弟とか系譜をややこしくしてくれますよね~。
あと古い作品なのでちょっと人権というか禁止用語とか・・・すみません。


『誘拐』読了

2007-03-07 | =BOOK=
ミステリーアンソロジーの『誘拐』を読みました。
買った理由は短編競作で見知った作家群だったから。
すっかり短編は通勤の友です。



◆『二十世紀的誘拐』by有栖川有栖センセ
酒巻教授の叔父が描いた絵が誘拐された。
身代金はたったの千円。
人々のいる家からどうやって絵を「誘拐」したのか!?

・・・ってコレは穿って読んでいたので見当はついてました。
どうも有栖川センセの本を読むとクイズを解く気分になる。
久々の江神部長モノを読みました~。
火村も良いけど江神も沢山書いて下さいな。

◆『セコい誘拐』by五十嵐均センセ
自分の子が誘拐されたのに金策に悩む主人公が別の誘拐をしたてて
お金を宛がうお話し。
最後の展開がニヤリ☆

◆『二重誘拐』by折原一センセ
車の事故で救出された作家が一人暮らしの女性に介抱されて過ごします。
この女性、実はこの作家の大ファンで色々親切にしてくれますが
ある日こんな事をいうのです。
「先生、私のために小説を書いて頂けないかしら?
その中に私が登場したらとても素晴らしいと思うの」

ミ、ミザリー!!

勿論、女性は豹変して暴力的だわ、どっかで誘拐を起こして身代金で
この作家に小説を書かせた代金にあてようとするわで。
一度ミザリーが頭につくと脳内の映像が欧米人出演になってしまいます(笑)
最後のドンデンも面白いですね。

◆『知らすべからず』by香納諒一センセ
この先生の小説は初めて読みました。
部長刑事に振ってるルビが「デカチョウ」、死体のルビは「ロク」、
事件とかいて「ヤマ」、前科者とかいて「マエモチ」、新聞記者とかいて
「ブンヤ」、盗品とかいて「ケイズ」、有名どころで犯人とかいて「ホシ」、
被害者「ガイシャ」、

・・・と、まるで本気と書いて「マジ」と読むみたいな単語だらけ。

ストーリー本編よりもカタカナルビばっかり追ってしまった(笑)

◆『スイカの脅迫状』by霞流一センセ
梅玄和尚と漢方医の死神先生・・・もとい篠上先生。
誘拐されたのは和尚がお経を上げにいった先のご遺体。
卒倒しちゃう和尚がいい感じのキャラでした。
シリーズであるのかな。
病は気から。和尚の心痛のタネを取り除くという事で死神先生が探偵しちゃうわけ。

◆『トランスミッション』by法月綸太郎センセ
誘拐の脅迫電話が間違って掛かって来た為に、本当の被害者宅に脅迫電話の
転送(しかも自分で喋る/笑)を!
身代金を無事渡してアノ家の子は助かるだろうか・・・と現場まで見に行ったのが
運のつき。
最後もほのぼの~な感じで。
法月センセの本は忘れた頃にひっそりよく読んでます♪

◆『さらわれた幽霊』by山口雅也センセ
わーまたピンクとキッドだ。
短編競作を読むと割とピンクとキッドのコンビに当たる確立が高いな。
そして外国のお話。(またしても)

◆『誰の眉?』by吉村達也センセ
孫を誘拐したのはオジーチャン??
何故?
その真相は家族のつながりと以前の患者(オバーチャン)に関係がある?
精神科医、氷室想介が事件解明~~。

余談ですがアタイ、つい最近まで前述の山口センセと吉村センセを混同していて
同じ作家だと思い込んでいました。
「也」しか符号してないのに!!

なんでだろう。





横溝正史『呪いの塔』読了

2007-01-25 | =BOOK=
個人的横溝祭大好評絶賛継続中でして。

『呪いの塔』読了です。

コレ面白~い。
大江黒潮なるドロドロ怪奇探偵作家を中心に集まる人々が演じる殺人劇が
現実となるもの。
舞台は小高い丘のテッペンにある通称バベルの塔。
蔦の様にからまる階段、迷路のような通路。

バンジャ~イ!

横溝、というよりは乱歩ですね。
大江黒潮も大江春泥(from陰獣/乱歩)と同じく世間から色々言われちゃってる
作家さん。
主人公、由比耕作は作家家業もしつつ大江の原稿を世に発表する編集さん。
乱歩センセと横溝センセですね。

で、この本の探偵役「白井三郎」は勿論、乱歩の本名である平井太郎のもじり。

パロディというかリスペクトというかオマージュなんですね。これ。
次から次と読者が疑うような人物を演出していてとても面白いです。



でも第二の殺人トリックは・・・・いやぁ~~~~ん(T-T)

ちょっと有り得ない・・・な・・・、うん。

白井さんてば物凄く自信たっぷりにトリック解説してるからツッコミようも
無い位のチカラ技で。え?そうなの?みたいな。

最後の最後も乱歩ちっくです。
どこまで乱歩スキーなんだ!


まだまだ横溝祭グランバザール継続中です。
横溝祭チャーミングセール継続中です。
未読を拾わなくっちゃ。

ここんとこ読んだ本。

2007-01-13 | =BOOK=
ブログ本:『オカマだけどOLやってます』能町みね子著。

有名ブログさんが書籍になったよってのは今ホントに多いですね~。
(生協の白石さんとか)
みね子さんのイラストも可愛いし「ほほぅ」と思う事も結構あります。
女同士の呪文「そんなことないよ」ってのは女同士では当たり前
すぎて不思議な事でもなかったから気付かないわー。

今日、化粧失敗しちゃてぇ、おかしいの。

「そんなことないよ」 そう?(ほっ)

今日髪型おかしいの。

「そんなことないよ」 そう?(ほっ)

安心の呪文。言われてみれば・・・そうだね(^^;

現在みね子さんは渡航準備中。アレのため。
ブログ再開は手術後って事ですね!→ 


横溝祭継続中:『迷路荘の惨劇』

横溝正史の未読って結構あるなぁ~と色々拾って読んでます。
これはちょっと乱歩ちっくな感じもあって割りと好きな部類。
フルート演奏もあったり。訳アリな老婆もいたり。
万歳!

横溝祭絶賛継続中:『三つ首塔』

これは金田一がちょっとしか出ません。
メインは重要参考人の男女視点。
全身タイツはちょっと笑っちゃいます。
読者はその女性、音禰(オトネ)さんに感情移入して読むわけね。
で、金田一先生に助けて貰うのだ。
この手法は好きですねぇアタイ。
宮部みゆき著『レベル7』とか。

横溝祭大好評継続中:『双生児は囁く』

短編集。その中の『三年の命』がどうしても判らない。
雰囲気はつかめるものの・・・。
最初、真珠郎だと思って読み始めてたよ。
あれー船で流されて来ないのねとか。(^^;
大間違いでした。
あとは『蟹』とか乱歩ちっくです。
この短編集はそういうニオイがする編集になってるのね。
乱歩の『孤島の鬼』みたいな。

で、表題作。
この双子探偵は他にもシリーズがあるのかしら。
金田一先生も良いけどこういうのも良いね。

横溝祭スパークリングセール継続中:『殺人鬼』

この短編集では表題作が一番好き!
疑惑が2転3転って感じで。最後はおセンチだけど・・・。
『黒蘭姫』『香水心中』は犯人がすぐに判ってしまった(T-T)
『百日紅(さるすべり)の下にて』は遠い昔の友人の話から
金田一が推理して過去の事件の真相を語るお話。
お名前も最後の最後に名乗ります。そして獄門島へ渡っていくの。
くぅ!!


雑記。
年末に古本屋へ売りに行った数々の書籍・・・。
監察医の上野正彦センセが好きでよく読んでました。
『死体は語る』とか『自殺体の叫び』とか。
そんなアレなタイトルの本とか猟奇犯罪の心理学本とか。
自分でもビックリのラインナップです(笑)
最近のバラバラ事件報道なんか見ると、事実は小説より奇なり、とは
よく言ったモンダネ。
妹とか旦那とか・・・。



『暴かれた9.11疑惑の真相』読了

2006-10-13 | =BOOK=
世界中に配信された9.11テロの事件報道。
貿易センタービル崩壊のシーンは余りにも有名ですよね。

当時ニュース映像を見た時に、

「映画みたいだ」

と不謹慎にも思ったのがそもそもの始まり。
モヤモヤ感が残りました。
で、ある日親戚の子供を預かってウルトラマンのビデオを
一緒に見ていたら怪獣の踏みつける建物が「爆発」するんですよ。

「それだ!爆薬なんだ!」(゜∀゜)/  モヤモヤすっきりv

それ以来ジャンボ機の衝突による崩壊とは思えなくなりました。
ペンタゴンに堕ちたと言う航空機も現場に全然なかったし。
それなのに「現場に犯人のパスポートがありました」のニュース。
うそ~~~ん。何ソレ。

仮にテロだったとしてもそんな身分証を持って事件を起こすかね。
ビルのオーナー(事件数週間前に権利保持)だってテロ保険で
恐ろしい程に大儲けしてるし。
挙げていけばキリが無い位に「怪しさ」マンマンです。

案の定、ちょっとネット検索すると沢山ヒット。
色々疑惑説を読みましたよー。

それらをまとめたような本でした。
著者のベンジャミン・フルフォード氏は10月に来日してたんですね。
(うーん、東京フォーラムなら参加してみたかった!)
勿論、氏のサイトも見ていましたよー。

"ヤラセ国家の歴史"の章で「米は相手を追い詰めて戦争に突入させる」
というのを読んで、あぁ~「北」もそうなって行くのかしらと・・・。
真珠湾のヤラセ説(というか事前に米は知ってますよね。
奇襲されたとか言いつつ凄~~く映像が残ってるし)などと同じで
「敵」の設定がソ連だったり、中東だったり。
「北」にもなるのかねぇ。
第二次世界大戦ではそれが日本だったんだねぇ。
ハリウッド映画見てるとその「敵」の推移がリンクしてますね。
映画『エアフォースワン』あたりから中東になってるかな。

でもボストン茶会事件までヤラセだったとは!!Σ( ̄Д ̄;)

テストに出る単語ですよ。
東インド会社ですよ。
ゼヒ日テレちゃんの『時空警察』で映像にして下さい。
アメリカ先住民に化けた英国人が茶箱を海に投げ捨てるシーンを。

本としてはあっという間に読み終わるので、左に寄ってるなぁとか
感情抜きにしても、興味深く読めました。
何にしてもテロ事件を風化させずに関心を残しておきたいですね。
テロだろうとヤラセだろうと被害者は被害者なんですから。

次の大統領選が楽しみです。ふふふ。
ひた隠しのブッシュ政権が終わったらきっとテロ事件究明を
するでしょうね。

IWGP~電子の星/コミック

2006-09-01 | =BOOK=
先日、好きな石田衣良作品でIWGPなーんてココに書いた
ので、その時に『電子の星』のコミックを買ってみました。
漫画買うの超~~~久しぶりだよ。

マガジンで短期集中連載だったんだねぇ。
マガジンもジャンプも全然買わなくなったからすっかり浦島状態。

さて本編は『サイコメトラーEIJI』『クニミツの政』の
朝基まさしセンセの作画。


・・・やっほう!!

何だかイメージ通りというか個人的にハマってました。
まぁ、ドラマをちょっと意識した感じにも見えますね。
所々に見える小ネタや笑いの展開もドラマの堤&クドカン
両テイストのカラーに似てるし。

どうだろう、センセ。
他のIWGP話も書いてみてはッ。(偉そうに勧める)

以前にあった別の作家が描いた同作はちょっとアタイの
中では違っていたんだよねぇ。
今回はドンピシャでした。

キングたかしは見た目ドラマ風で喋りは普通。
小説はもっとソリッドな感じだから、また新しいキングって感じかな。

ギンジも良い感じだ!洗濯ばさみとか(笑)
そして「あぁ~ここで資料の写真を撮ったのね」と判るのも楽しい。

因みに小説の方は読んでいてちょっとご都合主義チックに展開
しても読ませるのが上手い作家というか、次、次、と進んじゃう。
他の作品も結構そうだよね。
そして文庫化が遅いのがネック。セ、センセ・・・文庫化まってます~。


************** 追加 **************

久しぶりにマガジンの名を出したのでちょっと立ち読み。
ニュースにもなった「巨人の星」・・・花形が主役の。
わー。全然野球じゃないんですけど(笑)
ヤンキーと暴れてるなんてマガジンの超☆王☆道だネ!!(泣笑)
そーいや電車の中吊りでGTOのセンセがヤンジャン(だったかな?)
で連載なのねぇ。すっかり浦島太郎のアタイでした。

・・・で、花形おぼっさまはこれからもヤンキーと暴れるの?
(IWGP関係なし!)

好きな石田衣良作品

2006-08-26 | =BOOK=
ホットブログで紹介されてたのでTBしつつ答えてみたり。

自分的1位は「IWGP」です。やっぱ。
ドラマより小説の方がハードな感じがしますね。
映像は映像で面白く、長瀬@マコトも良いですな。
でも小説のマコトはもうちょっとハードかな。

どっちも魅力的。
双方面白いのはどっちも「片側に近寄らない」からだと思ってます。
幾ら人気があっても映像のキングと小説のキングは全然違いますよね。
ドラマ人気にあやかって小説キングがどんどんドラマ寄りのキャラに
なったりしたら、それはそれでぶち壊しでしょうね。
(因みに・・・窪塚@キングは凄く好きだったナリ~)

IWGPのテーマが毎々変わってて次はどんな世界を持ってくるのか
密かに楽しみだったりします。
結構ディープでダークなテーマだったりしますね。
「IWGP~電子の星」がコミックになったと最近知りました。
サイコメトラーEIJIを描いた漫画家さんなんでスね。
しかし・・・電子の星をかぁ~・・・。エグ。

センテンス区切りにあるイラスト(カット?)が毎作違うのも楽しみの1つ。
ラーメン屋合戦の時はナルトだったかな?
てか池袋は土地勘があるので作品を読みつつ頭の中にはリアル街が!
完全にアタイの行動範囲がマコト領域なもので(^^;

時代を切り取ってる作品だと思うので(色んなリアルの事件から
拾ってるデショ勿論。自殺サイトとかスーフリとか)
かなり時代が経ってからまた読んでみたい。
きっと今と違う感想が出ると思うな。



『仮面舞踏会』by横溝正史

2006-04-05 | =BOOK=

結構、横溝センセの本で読んでなかったものが沢山あるなーと、
近年稀に見る「一人横溝祭」開催中のアタイでゴザイマス。

『仮面舞踏会』・・・実は書籍タイトルも知らなかったわん。

で、読んでみました。
金田一先生お得意の系譜あり~の現在では差別じゃない?ってネタあり~の暗号あり~の。
てんこ盛りでした。

ちゃんと登場人物一覧もあって読みやすく。

~ストーリー~
映画女優、鳳千代子の3番目の夫が殺人事件の被害者に!
過去2人の夫も次々と死んでしまったスキャンダルに巻き込まれる千代子。
偶然(ある意味必然)軽井沢に来ていた金田一は事件解決へと乗り出します。
4番目の夫も巻き込み、「5番目の夫になるであろう」元公爵様の飛鳥も渦中へ。
怯える千代子が犯人なのか、それとも他に仮面を被ったヤツがいるのか・・・。

そして死者の残した暗号はコレ、

A+Q≠B+P

で、ございます。意味判るかな~。
(ヒント:系譜にありがち)

他にも金田一モノで未読があったのでポロポロ拾い読みしてたんだけど、
なにぶん現在では超差別的な語句や解釈や世相てんこ盛りで感想を書こうにも書けず・・・(^^;
だってキ○○○を連呼してる小説とかさー。時代だねぇ。
時代小説になりつつある、古典ミステリでした。

そしてやっぱり 犯人は自害 なの(笑)
これは乱歩・横溝ストライクゾーンだねぇ。


『悪魔の手毬唄』読了♪

2005-12-14 | =BOOK=

ようやく中断していたのを読み切った~。
(途中色々と浮気してました)

で、横溝正史著:『悪魔の手毬唄』 読了。

読んでいて頭の中で屋号と一族と芸名なんかがごちゃごちゃになって
異常に混乱してました。
途中の読書ブランクも大きい(^ ^;

角川文庫には人物相関図とか載ってないから余計に混乱!
他の文庫みたいにせめて登場人物だけでも載せて欲しかったわ。

と、言う事で書き記します。
見知らぬどなたかのお役に立てば幸いです。
アタイは検索しちゃったもの。
でも良いのが見つからずメモりながら読書(笑)

*鬼首村オールスターズ*

<由良家>
・旧勢力 旧来、田畑持ちの家系。
・屋号 枡屋
・由良五百子(いおこ)・・・83歳のご隠居さま。
・由良卯太郎・・・昭和7年事件当時の当主。
・由良敦子・・・卯太郎の妻。
・由良敏郎(としお)・・・跡取息子。
・由良栄子・・・敏郎の嫁。 
・由良泰子・・・卯太郎・敦子の子。歌名雄と結婚の予定。

<仁礼家>
・新興勢力 旧来、山持ち。
・屋号 秤屋
・仁礼仁平爺さんがぶどう栽培に成功して勢いが付く。
・仁礼嘉平・・・仁平の跡取。現当主。奥様は死去され、一時由良敦子と噂あり。
・仁礼直平・・・跡取息子。
・仁礼路子・・・直平の嫁。
・仁礼勝平・・・次男。
・仁礼文子・・・末っ子。
・咲江・・・嘉平の末妹。私生児を出産。

<青池家>
・村のはずれにある湯治場、亀の湯経営。
・青池源治郎・・・神戸大阪で弁士をしていたが嫁子連れで帰郷。
恩田の詐欺を調べて昭和7年に殺される。
・青池リカ・・・源治郎の妻で源治郎の遺体発見者。現亀の湯女主。
・青池歌名雄・・・源治郎・リカの長男。村中のモテモテ君。
・青池里子・・・歌名雄の妹。父親が死んだときにリカのお腹にいて、
ショックが影響したとされる赤痣が全身にあり常に人目を避けて頭巾を着用。

<多々羅家>
・多々良一義=放庵さん=通称お庄屋さん。
・道楽もの。
・8人のおかみさんを生涯めとった。
・昭和7年の事件時は5番目のおりんさんが妻。
・第一の被害者?住まいに血痕を残して行方不明に。
・伝承の手毬唄に関する評を投稿して掲載される。

<別所家>
・屋号 錠前屋。
・別所春江・・・鍛冶屋の娘。恩田の子を産む。
・別所千恵子・・・春江の子。私生児のため春江の親の戸籍へ。
・大空ゆかり・・・有名スター。別所千恵子の芸名。
・五郎やん・・・別所千恵子のいとこ。戸籍上は甥。
・別所辰蔵・・・春江の実兄で五郎やんの親父。秤屋ぶどう酒工場で飲んだくれてる。

その他の人物
・恩田幾三・・・詐欺師。源治郎を殺して行方不明といわれている。
・日下部是也・・・大空ゆかりのマネジャー。満州帰り。
・おいと・・・鬼首村出身で総社の旅館井筒のおかみ。情報通(笑)
・本多医院の先生&大先生・・・大先生は昭和7年の死亡所見作成。

それから立花警部補・おなじみ磯川警部・金田一。

まだまだいるけど主要はこんな感じ。
人多すぎ~(>_<)

んで、里子・泰子・文子・千恵子(ゆかり)が同級生。
歌名雄・五郎やん・勝平たちが村の青年団に属して一緒に行動する事が多い。
里子の頭巾なんてビバ!横溝!なイメージでよろしく。

村に伝わる手毬唄になぞらえての連続殺人事件。
相も変わらず事件の全てが終わってから金田一の推理が炸裂デス(笑)
死ぬだけ死んで終わるだけ終わってから、朗々と。

さて次は『女王蜂』を読むかな?
ちょうどゴローちゃんのドラマ化もそれだし。
金田一は旧ドラマ(古谷版、他)や映画でほとんど見てるからハラハラしながら見まーす♪
八つ墓村は良かったと思うよ!
少なくともゴローちゃんは明智小五郎より金田一が合ってました、意外に。
だってあの明智の演出が・・・とってもコッパズカシかったもの。
年上の女性に骨抜き?な。


『生協の白石さん』

2005-12-04 | =BOOK=
別の本を読んでる途中で購入してしまった書籍群から気になって
『生協の白石さん』をパラパラと読んでしまった・・・。
1時間ほどで読了(笑)
なんてあっさりしてるんだ!

これで¥1,000はキツイね~(^ ^;

白石さんの人柄でチャラってとこかな。

<以下ネタバレ>

「リュウとケンどちらが強いですか」という質問に対して
竜雷太松平健で比較回答するなんざ凄いよね。

でも学生が「単位売ってください」って書きたくなる気分はよ~~~~く
判ります。(ミンナ同じ道を通ってんのよ)
単位とレポートは買える物なら買いたいよねw
そう言えばアタイの通った大学の生協にもご意見カードらしき物はあった気がするなぁ。
でも入荷希望はいつもカウンタで言ってた。
カードを掲示するのは何だか交換日記みたいだよね。
ちゃんと回答があると嬉しいじゃない。

アタイ会社に入ってクレーム処理&文書回答を営業マンに変わって
作成・提出したら小ウルサイお客様の上層部から重箱の隅をつつく様な
赤ペンチェックをされて返却されたほろ苦い記憶が・・・。
・・・か、回答によりけりかな、嬉しいのは。


さて、『悪魔の手毬歌』の続きを読まなくちゃ。
既に人物相関図がぐちゃぐちゃになってきた・・・仁礼家と由良家の
どっちが秤屋か枡屋(共に屋号)だかも朧気になってきたよ。

『人面瘡』by横溝正史

2005-11-22 | =BOOK=
■横溝正史著作『人面瘡』読了~♪

しばらく読んで途中で有栖川作品とチャンポン読みしていた本を読了。
中短編集はよく2股3股することがありますね(^ ^;

<睡れる花嫁>
死後にイタズラされちゃうのは死体と言えど、いや~ん。
キーワード。
女装・悪女・イタズラ・・・横溝調オンパレードですね。

<湖泥>
これは結構好きな話。
疑わしい人オンパレードでAを疑うとBが潔白、Bが潔白だとCが怪しい、
Cが怪しいとそれではAは?あれれ?・・・ってエンドレスな感じで。
そういう展開の話は面白いし読んでて引き込まれます。
キーワード。
義眼・悪女・妻の不貞・イタズラ・村の派閥・・・横溝調オンパレードですね。

<蜃気楼島の情熱>
アメリカで成功した帰国者の悲劇。
途中で金田一が「狼と子羊を舟で川渡し」の話をした辺りでトリックが判りました。
あんまり難しいと判らないからコレ位が丁度いいっす。
キーワード。
義眼・悪女・妻の不貞・奇抜な居城(これじゃ乱歩かな)・・・横溝調オンパレードです。

<蝙蝠と蛞蝓>
↑↑漢字読めますか?
コウモリとナメクジですよ。
金田一に罪を着せる小説の一部を書いたところ同じ事が現実に起こってしまい
小説とは違い、書き手が疑われる事になるお話。
コメディとして読みました。(^o^)
因みに蝙蝠とは金田一の事。
キーワード。
金・悪女・・・横溝ならではですね。

<人面瘡>表題作。
最後に時計塔に行くのはこの話じゃなかったんだ!
お宝の在りかが人面瘡の中にあったってのは横溝作品じゃなかった???
なんせ幼少の記憶で・・・サーカスで働く女の子の肩に人面瘡があったの。
誰の作品だろ。悪い奴が結局お宝を見つけるんだけど注釈まで理解してなくて
お宝を守る仕掛けに殺されてしまうのよ。
うーん。誰の作品なんだぁ~( ̄□ ̄;)!!
ずっとこの話だと思ってた。
全然違う話だった。びっくりしたよ。
でも人面瘡が双生児の片側吸収ってネタは知ってた。
色んな話がトリッキーな脳でミックスされて記憶してたのかしら。
アタイの変な記憶よりよっぽど横溝調の作品でした。
でもあんまり金田一が推理展開する前に某人の登場と告白で9割は判明しちゃう(笑)
キーワード。
悪女(1冊全部コレっす)・ご隠居おばーさま・出生の秘密・・・BANZAI!!

て、事で次は『悪魔の手毬歌』の予定。
今ごろ横溝ブームが舞い降りてるアタイ。
ゴローちゃんのドラマはどうですか。古谷バージョンのイメージが強いよね。
ドラマ自体は映像も奇麗で面白かったけど。(また演るみたいね)
それってゴローちゃんの明智小五郎さん役の時も思ったけど
前任者のイメージってなかなか払拭出来ないのだよ明智君、ウフフフフ。
(二十面相風に)

『モロッコ水晶の謎』読了

2005-11-19 | =BOOK=
■有栖川有栖著『モロッコ水晶の謎』

中編3本と短編1本収録。
結局2冊並行で読んでてコッチが先に読了してました。
目下横溝を堪能中~。

<助教授の身代金>
火村が誘拐されるのかと、まんまと思ってしまったなり。
<201号室の厄災>みたいに火村が派手に動くのかな~とかさ。
あざといよセンセ。(あとがきで"あざとかったかな"と書いてるけどあざといヨ!)
"助教授"が誘拐されて後日遺体が発見されるけど検死の結果、誘拐の連絡が入る前に死んでいた事が判明!
時系列と犯人当てとで唸ってたアタイ。
最後は乱歩ちっくな匂いがしました。

<ABCキラー>
こういう話は好きです。
イニシャルAさんがAのつく土地で殺されて、B・Cと同様に続く連続殺人事件。
絶対にクリスティ作品の展開をイメージしてしまうから違うんだろうなーってヒネクレた考えの自分がいました。
てか、コレは別の本で既に読んでました(^ ^;
稲葉・・・違う、新キャラ因幡記者が出張ってきたので「もしや犯人?」とか思った自分が悲しい。
そんな映画セブンみたいな、ねぇ。
でもAとBは偶然でしたってのは_| ̄|○ |||

<推理合戦>
コレ、ボーダフォンのサイトでやってたんですね!
しかも綾辻センセと。知らなかったわぁ。
センセ、火村と浅井の姐さんをくっつけようとしてる???
この位の掌編はさらりと読めてナイス。

<モロッコ水晶の謎>
表題作。
アタイこれが一番「う~ん・・・」でした。
好みがパカっと割れそうな話です。
<ロシア紅茶の謎>と同じく毒殺ネタで。
事件発生からアリスが「誰も毒を入れられなかったはず」「動機は?」の2点を連呼していたので
あぁ~この2点は実は余り重要じゃないからわざと振ってるポインツなのね、と。
どうも捻くれて読んでました。
あれだけ疑問を大きく広げて最後は火村の推理の霧がパッと晴れてしまい告発シーンへひとっ飛び。
早っ!
殺した動機もな~。うーん・・・
何だか煮え切らなかった作品です。個人的に。

ごちゃごちゃ書いてるけど結局、好きで読んじゃうんだよね(^ ^;
センセ、たまには作家アリスじゃなくて学生アリスの方も読みたいよー。



『電子の星』

2005-10-24 | =BOOK=
IWGPシリーズ『電子の星』を読了。
いざ読み始めるとガーッと行くので早い早い♪

いつもの様に中短編で構成されているので、これまた読み易い。

『東口ラーメンライン』
本当に池袋東口はラーメン屋激戦区です!
ちょっと歩けば新しいラーメン屋にあたります。
光麺とかばんからとか有名店のお名前を見つけてはニヤニヤします(笑)
屯ちんの名も書いて欲しかったな。
Gボーイズのツインタワーと呼ばれた双子もお店を出す程に初作から時間が
経ったのね~大人になったのね~と感慨深げ。
(でもキングはキングのまま。謎なお人だ。)

『ワルツ・フォー・ベビー』
アメ横の人達も絡むお話。
おっちゃんや子供の話しに真摯に付き合うマコトは良い人だな、と。
せつない系。

『黒いフードの夜』
ちょっと「必殺仕事人」とか「ハングマン」(古いなぁ)みたいな、お仕置き系。
ベースは東南アジアの子供が買春させられてるんだけど、その背景に母国の
内戦の爪あとが・・・って話。
ダークな題材なんだけど重くないからサラッとスカッと読めました。
キンカ堂で布を買うあたりがまた地元ちっくで良いですね!

『電子の星』
文庫タイトル話です。
人体損壊(要は切断)ショーを行う組織に身を売って大金を作り、左手首を
失ったまま自殺していったキイチ。そのキイチの行方を探すテルとマコト。
組織壊滅には潜入しか・・・!といった内容。
全国に晒すためにやばい画像をネット配信するテルですが、いつもの話しなら
この役はゼロワンですよねー。もしくはラジオ君(ドラマで言う電波君)。
でもこの役割をテルにさせてちょびっと成長させたのかな。
話し戻ってショーに出る人と行為を実行する側には納得と言う物がある意味
あると思うのだ。
でも観客はいくら金を払っているとはいえ傍観者は気楽で無責任。
この客らも一網打尽にするのがスカッとしますね。
なんだか新しい題材を使っているとは言っても時代劇やヒーロー物に近い感覚。

↑コレ、ドラマで見たいナァ~。
白塗りでパン1で電動ノコに晒されるマコっちゃん。
ドアを開けて逃げようとする客を逃がさないGボーイズ。
マーコちゃぁ~ん、大丈夫だっちゃ byキングたかすぃ。
原作はハードタッチでもホラ、クドカンと堤ワールドで何とかなりそうじゃない?

文庫になってくれてようやく読めました!
IWGPはまだあるから早く早く読みたいわん。

『LAST』読了でつ

2005-10-15 | =BOOK=
短編集なのにやっと読み終わりました。

石田衣良著:『LAST』

もうね、大人の悲しい寂しい現実がひしひしと・・・。
ホームレスとか借金とか幼児買春とかさー。
で、短編集の中で一番面白かったのは『ラストホーム』でした。
ホームレスになってしまう話。

色々制約があってどの世界も大変ねぇ~。って。
出てくる土地も判る所ばかりだからよけいにイメージ沸くので石田作品は大好きです。

あーこれでやっとIWGPの続編『電子の星』に突入出来る♪♪
会社帰りにちょろっと一人でお茶しながら優雅に読書するのも楽しいもんです。
中間決算でそれどころじゃなかったから、読書の「ど」の字も出来なかったよー!