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■日々是鉄砲玉■

B'zさんとかLIVEとか舞台とか映画とか買物とか感想とか好き勝手に

『長崎駅殺人事件』読了

2005-08-21 | =BOOK=
西村京太郎著『長崎駅(ナガサキレディ)殺人事件』を読了しまスタ。


・・・読み始めて前半で犯人が判ってしまったナリ(>_<)

ケイゾク風に言うなれば「あの~犯人判っちゃったんですけど」な感じで。

元スコットランドヤード警部で現在売れっ子作家ヘイズの来日に合わせて、テロ組織が警視庁や作家に脅迫状を送ってくる。
その来日護衛に十津川警部や亀井刑事が付く。
脅迫には屈しないイギリス魂を見せたヘイズはスコットランドヤードの現役警部をお供にやってきます。
次の作品はナガサキを舞台にするので長崎へ。勿論電車に乗るぞ。
で、ヘイズの奥さん(日本人で元、十津川の部下!)が誘拐されたり殺されたりする訳ですだ。
テロ組織は?犯人は?・・・という内容。

こんな流れで色んな人が出てきますが、読んでいて「あれ~?」「んん~?」と思っていたらやっぱりヤツが犯人か!と。
ミステリの読みすぎでヒネクレてるんですかね、常にヤツが怪すぃ~と思いながら読んでいたよ。
これで最後にドンデン返しがあったらブラボー!状態なんでしょうね。
何だか早くから犯人を特定して読んじゃうと勿体無いというか損した感じだわ!
堪能したかった・・・。

ごめん、京ちゃん。
ごめん、本くれた親父さん。

次は何読もうかな。(まだ数冊貰ってんだけどさぁ~・・・)

『家族』読了でス(追加あり)

2005-08-10 | =BOOK=
親父さんの書籍整理に行った時に貰ってきた、

西村京太郎著:『家族』 を読了しました。

十津川警部と亀井刑事が全然電車に乗りません(笑)
全然時刻表とにらめっこしません(笑)

部下の田中刑事が辞表を提出して行方不明になり、警部らが不信に思って捜索していきます。
姿を隠している田中刑事が実弟の起こした自動車事故を発端に家族を庇う展開になっていきます。
んで、途中で話が転がっていくのを名コンビが追っていく・・・ってお話。

まず思った事。

・・西村センセー!句読点が多すぎだYO-!

いや~ベックラしました。
「亀井は、真剣な面持ちで、十津川に、次のように、答えた」・・・みたいな「、」の打ち方。
どうなんでショ。
音声原稿を文字起こししてるのかしら。(でも校正はするよねぇ)
昔は気にしなかったのに一度気になるとソコばかり見ちゃうよ。
以前からそうでしたっけ??

あとね~カメさんの「警部、ちょっとこんな仮説を立ててみたんですが。ストーリーはこんな感じです」と語る通りに現実が進むのは・・・(>_<)
仮説のウラ付けを取っていくから良いけどチョット、ねぇ。

まだ数冊貰っちゃったけど大丈夫かいな。
○○特急殺人事件。
王道だから大丈夫かな。信じるよ京ちゃん!(京ちゃん呼ばわりだ)

*********** 追 加 ****************

気になって京ちゃんのお名前と「句読点」で検索してみました(笑)
あぁ~、みんな、やっぱり、気に、なってるんですね。(←西村用法で書いてみました)
子供の頃は気にならなかったんだけどな。
一度気にしちゃうと駄目っすね。
逆に読み辛い。何かさ、脅迫状(イメージ)みたいで。
何故あんなに沢山「、」を打つのだ~ん?
大盤振る舞いじゃん。

『うつくしい子ども』読了~♪

2005-08-07 | =BOOK=

今ごろですよ、スミマセンm(_ _)m ネタバレ含みますので。

石田衣良著:『うつくしい子ども』を読了。

世間を騒がせた猟奇的殺人事件が起こり、主人公ジャガ(あだ名)の一人称と新聞記者山崎の行動を書く三人称が章ごとに交互に入っています。
ちょっとドラマみたいに。
結構映像を思い浮かべながら読みました。

あっけなく犯人がジャガの弟だとストーリーが進むので物語は推理物ではないわけです。
で、ちょっと純朴なあばた頬(→ジャガイモみたい→ジャガ)の少年が「どうして弟はそんな事件を起こすようになったんだろう」と「どうして捜し」をしていく過程でヒミツを打ち明けられる友達が出来たり考え方その他が大人になっていく青春小説でもあったわけです。

このオトモダチが良いキャラしてます。
ショートカットヘアでいつもジーパン姿、男勝りの「はるき」。
学級委員で成績優秀、冷静沈着・・・だけどシュミが女装の「長沢」君。
ジャガと3人、クスノキの下で待ち合わせて弟の軌跡を探ったり喋ったり。
事件現場付近にあった「夜の王子(PRINCE OF THE NIGHT)」のサインから犯人=弟=夜の王子と思われていたけどジャガ達の調査(?)の末、別の人物が浮上してきます。

猟奇的犯罪、少年犯罪、ホラービデオに思想・・・神戸の事件を彷彿させる話しでして、残された犯人の家族への扱いがちょっとリアルでした。
現実はもっと酷いんでしょうね。(ホラ、焼き討ちみたいな、さ)
そう言った陰鬱さを打ち消したのは主人公が純朴で真っ直ぐな少年だからですかね?

最後まで「弟」に関しては救いがないままかな~と思ったら明るくなっていて真の「夜の王子」についても固執はしていない感じをジャガに伝えるのを読んで、
あぁ救われたかしら。

・・・なーんて思っていたけどやっぱり考える事を放棄した「弟」に「夜の王子」が思想を埋め込んだように大人が同じように「すべき事」を埋め込んでるだけでして。
救われないなぁ~_| ̄|○ って思いました。
ん~・・・でもジャガがそんな「弟」を見捨てる訳にはいかない!って考えてるし、その辺は救いがあるかな。
一筋縄ではいかないね、石田さんよぅ!


「波のうえの魔術師」読了~♪

2005-07-13 | =BOOK=

ほとんどの友人にも教えてないけどブログってアクセスがちゃんとあるんですね~。
検索にヒットするのかな?
こんなまったり日常をつらつら書き留めてるだけの記事を読んで頂いてありがとうございます。

で、読了話し。

石田衣良:著「波のうえの魔術師」を本日読了しました~。

遅っ!今ごろ読みました(^ ^;

過去に本屋で「お!石田衣良の本だ」とパラ見したら出てくる単語が株式だの信用売りだのディールだの株価だの第三者割当だの変額保険だのちんぷんかんぷんなものばかり。
無言で平台に戻したものです。先生ごめんなさい。
でも今になってやっぱ読もうかなーと手に取りました。

主人公の白戸はIWGPのマコトにどんどんカブって行きました。
ドラマのじゃなくて原作小説の感じで。
(作者同じですから~)
(ドラマのマコっちゃんは堤テイストとクドカンテイストと石田テイストミックスの成功例よね。大好き~)

作中でまつば銀行を白戸と株の師匠とで株価の波による攻撃をしかける訳ですが・・・
ちょっと待て、知ってるぞこの話。
これが噂のデジャヴュ・・・?
イメージはIWGPのマコっちゃんasTキオのNガセな映像だ。

あれ?あれ?
そっか、ドラマ「ビッグマネー」の原作だったんだ。
(鯖tyさんてば大変!文庫の帯にちゃんと書いてありますヨ)
どーりで知ってるはずだわ。
てか、あのドラマが石田衣良原作だったのかー。
石田繋がりでNガセ起用なのか小説の中身のイメージからの起用かは謎ですな。

株の話とは言え全然お硬くないし、石田著作の雰囲気もあり一気にドっと読めました。
そこはやはり石田マジックでしょうか。

アタイが「○○殺人事件」「○○の謎」などの人が殺される話しや、「死体は○○る」などの解剖・監察医話しや謎の多い犯罪史・犯罪心理学本・・・以外で手を出すのはめずらしいです。
(そのチョイスもどうかと思うよ、我ながら)
今度読みたいのは「ダヴィンチ・コード」(超遅っ!)
ぶ、文庫待ちのビンボー人なのよ。
映画に合わせて京極夏彦著作の読み直しも良いかもね。
ブ厚くて通勤電車では読み辛いのが難点ダス。


清水義範ミステリを再読してみる

2005-06-30 | =BOOK=

本棚の整理をしていたら清水義範センセの「H殺人事件」「DC殺人事件」「M殺人事件」などの
躁鬱(でこぼこ)探偵シリーズが出てきました。
Hは風俗関連、DCはファッション業界、Mはミステリ作家、Yはヤング(死語)で、あ!CM業界の話もありました。
シリーズは全部で6つ、最後はWです。

シリーズ再読して本日読了。

やっぱ面白い!
国鉄、ハウスマヌカン、新風営法・・・など懐かすぃ単語がゴロゴロしているものの基本キャラがガッツリ出来ているから読んでいて情景が浮かんで来ます。
かなり紙焼けしてる文庫本を電車で読むのは恥かしかったデス。

能天気豪快男の不破太平は足で調べる行動派探偵(?)、対してすぐ鬱モード発生のモテモテ(他称)安楽椅子探偵は朱雀秀介。
あとあと行動派になりつつありますが。

これ・・・2時間ドラマ化したのを覚えてる方はいらっしゃるかしら。
当時ハマっていたので確か録画したはず。
どっかにまぎれてるかな!
覚えているのは不破が布施博さんで朱雀が阿部寛さんのWヒロシでした。
で、不破の妹が確か・・・渡辺真理奈さんだった気がする。
これシリーズやってくれたのかなぁ?
「H殺人事件」だけで終わってたかも。
どなたかご存知ないかな~。(自分で調べろ)

清水センセのライトミステリでは「やっとかめ探偵団」も好きです♪
全部おばーちゃんなのです。
駄菓子屋のおばーちゃんは安楽椅子探偵。
まわりのオババが色々いる。うじゃうじゃいる。バラエティに富んでいる。
噂好きの人は情報収集に走り回り・・・って、あれ?躁鬱探偵と一緒だ!

ちゃんちゃん。

ミステリ以外の清水著作も面白いですよ。文脈が。