欅並木をのぼった左手にあるお店

ちいさいけど心ほっこり、French!テイストなお店♪

ピエロのつぶやき

2007-07-19 | poem
"煙突のある家に住みたいな。
すてきな庭に。いろんな花咲く、みどり豊かな僕の庭。
そんな家に住みたいな。"

たくさんの人が行き交う表通りを、楽しそうにスキップを踏みながら、ピエロはそうつぶやきながら歩いていく。

"楽しいなったら楽しいな。
たくさんのごちそうが並ぶ食卓。大好きなあの子が作った手料理になかよしの友達。
みんなでいただく食べ物、デザート。
笑い声に話し声。
みんななかよく楽しいな。"

雨上がりの街角、外灯に手をあててダンスを踊るピエロ。
道行く人はもの珍し気に眺めていく。

"夢は力になるからね。
なにも望まない人生なんてつまらないものさ。
小さな望みはすぐに消えてしまうよ。
気持ちは大きく。夢も大きく。
じゃないとすぐに飽きがきて、気がちがってくるよ。
人間なにか夢がないとね。
なにか楽しいことを望んでないと、毎日がつらくてしょうがないのさ。"

涙のメイクをほどこしたピエロのしぐさは楽しさにあふれている。

"煙突のある家、楽しいな。
仲間とごちそう、楽しいな。
夢見るのはタダだから。
夢を食べながら僕は生きていくのさ。
それこそうまみだらけの絶品のごちそう。

ああ、楽しいなったら楽しいな。
人間夢がないと生きていけないよ。
そうじゃないと、毎日がつまらなくてしょうがないよ。
みんなも願ってみることだ。特大の自分の夢を。
そうすれば小さなことが気にならなくなるよ。毎日が楽しくなる。
夢は叶うと考えられたら、それこそ希望は力に変わっていくのさ。"