欅並木をのぼった左手にあるお店

ちいさいけど心ほっこり、French!テイストなお店♪

自然はやさしく癒してくれる

2007-07-12 | essay
最近はどうも創作欲がわかない日々が続きました。
忙しいということもあるのですが、何というか自分の立ち位置を見失ってしまったというか。
いろんな自身についての概念はしっかりと持っているつもりでいたのですが・・。
いやはや生きていくということはとても難しいものです。

どんなに自分を見失っていても、原点に戻ればって、その原点って思っていたものになにか魅力が失せていたりと・・。
とにかく創作意欲があまりなくなってしまっていた。そんな日々が続いていました。

今はたいぶ良い状態です。なんか病気みたいですけど(笑)。
すこしずつまた創作していこうかとも思っていますが、まったくいろいろと自分の位置づけは難しいものですね。
なにごとも根気と言いますが、その力が出なくなる時もあるのです。
自分をふたたび見つける旅をしてきました。自然はとても私を癒してくれました。
すこしはまた力が戻ってきたような、そんな現在です。

いやはや、生きていくのは難しいですね。自分らしく生きていくのは難しい。
現代に合わせてドライに生きていけば楽ですけど、それではいつか大きなシッペ返しがくるような気がするから。
苦しくても、いろんな感情とともに、詩情とともに、これからも生きていきます。
それが私の道だと思っていますから。

女の子のギター

2007-07-12 | poem
女の子のかなでるギターの音色。
その音色が私たちの心に響いてくるのです。
女の子が家のどこかから見つけてきた古いギター。
それを大事そうに抱えて、ずっとかき鳴らしていたのです。
はじめは音が出るだけの女の子のおもちゃでしたが、それがしだいに音楽になっていったのです。
やがて、音色が澄んできて、人の心にも伝わりはじめたのです。
女の子が家のどこからか見つけてきた古いギター。
それを小さな身体で持ちにくそうに抱えて、女の子はいつも家の前で弾いていたのです。

女の子の音色が人の心に響いていきます。
いつしかその音色にひかれて、人々が家の前へ集まってきたのです。
誰かがくれた小さなイスに腰かけて、女の子はいつもそこでギターを奏でていたのです。

大きな大人たちが、女の子をとりかこむように集まってくるのです。
みんな女の子の奏でるギターの音色にひかれてやってくるのです。
女の子は毎日毎日その場所でギターを弾いているのです。
誰に習うわけでもない、その時その時の気持ちを女の子は奏で続けていたのです。

はじめはかき鳴らすだけの女の子のおもちゃだったのです。
それがしだいに音楽になっていき、音色が澄んできたのです。
そして、人の心に伝わりはじめたのです。
家のどこからか見つけてきた古いギター。
そんなギターを持ちにくそうに抱えて、女の子の心は今、人の心に伝わりはじめているのです。