今年の7時間時代劇「忠臣蔵～その義その愛～」
ようやく見終わりました。
驚いたのが、いきなり高田馬場の決闘から始まったこと！
村上庄左衛門や六郎左衛門がいきなり退場！
安兵衛が主役なのだから楽しみにしていたのですが…。少し残念。
後、残念なのは土屋主税や脇坂淡路守、垣見五郎兵衛といった主に大物俳優が演じる（特別出演が付く場合が多い）お馴染みの人物が出てこなかったこと。特に新説を取れているわけでもなく、単なる忠臣蔵でしか無かったわけだから入れても良いエピソードだと思ったのですが。
反面、良かったのは柄本明さんの吉良上野介！
赤穂浪士に捕縛された後、いきなり活き活きし始める吉良上野介！
何故かバンザイ？して何かをやり遂げた顔をする吉良上野介！
その達成感はどこから出てくるのか全くもって不思議だ。
内野さんの安兵衛は期待を裏切らないキャラクターでしたが、最後に柄本さんに全部持ってかれた気がしますね～。
１９９９年はＮＨＫ大河ドラマと、テレビ東京新春時代劇が同じ「忠臣蔵」でしたが、テレビ東京の方はその後「４年に１回」の頻度で取り上げますが、大河ドラマでは２１世紀ではまだ取り上げていません。
テレビ東京でよく取り上げるとＮＨＫがやりにくいのでしょうか？
再来年の１２月１４日は日曜日。
管理人さんの言わんとしたことは分かりました
それにしても柄本氏然り、内野氏然り、
「大河の外」の人ばかりがキャスティング
されているのは、こういった民放の
年末年始時代劇では初めてだと思って居ます
普通ならばいつぞやの明智光秀がそうであるように、前年の大河の出演者+他の大河の出演者
というケースが多いのですが、
今回は「江」は言うに及ばず、「天地人」
の出演キャストは一人も選ばれていない。
やはり「jin」、「坂の上の雲」の
「出来が良かった」とか
「百歩譲って坂の上も江も天地人も出来が
悪くても、坂の上の方がワルサが少なかった。」
と考える人が日本映画界に多いのが分かりました。これから大河公式には余り期待しません。
nhkも含めて大河の外で「僕の作った大河ドラマ」の出来が良かったりワルサが少なかったら
そちらの映画やドラマを支持し続けると思います。外から大河に抗議していく態度は
私は続けていくと思います。
＞テレビ東京でよく取り上げるとＮＨＫがやりにくいのでしょうか？
忠臣蔵は物語の性質上、ゲスト出演の多発、松の廊下～討ち入りだけで１年続けるのは辛い、という事情があると思います。
１クールぐらいならば、毎週大物ゲスト（脇坂淡路守、天野屋、立花左近、土屋主税たち）を出してメリハリも付くでしょうが、１年連続ともなると、どうにもダレてしまう気がします。
１年連続ともなると間を持たせるために元禄繚乱みたいなサイドストーリーが必要になると思います。
＞今回は「江」は言うに及ばず、「天地人」の出演キャストは一人も選ばれていない。
言われてみると主要キャストの中に近年大河で出演した人は常盤貴子さんと萬田久子さんだけですね。テレビ東京が狙って大河色を払拭したとしたら、大胆な挑戦だと思います。
本年も何卒宜しくお願いいたします。
さあ、あと４日で新大河ドラマ「平清盛」が始まりますね、どんな作品になることでしょう。
※新年一発めのエントリ待ってました、当エントリの内容とは無関係ですいませんです。。。
第一「忠臣蔵」自体見てませんし（汗）
本年もよろしくお願いします。
このブログの性質上、新年初の記事は時代劇ワイドドラマの感想になりますので、どうかご容赦を（笑）。
考えてみれば、テレビ東京の時代劇が無くなると、下手すれば大河ドラマの第１話までネタが無くなるわけで。そういう意味でもテレビ東京には頑張ってもらいたいです。（笑）
昔からテレビ東京の新春時代劇スペシャルは、極力その年や前年のＮＨＫ大河ドラマと、配役が重複しないように（同じ人物が出る事があるので）配慮しています。来年は誰が主人公でしょうか？
＞昔からテレビ東京の新春時代劇スペシャルは、極力その年や前年のＮＨＫ大河ドラマと、配役が重複しないように
最近は、あまり新春時代劇スペシャルに馴染のない役者さんが主役になっている気がします。
となると佐藤浩市さんか唐沢寿明さん辺りでしょうか。あまり若い役者さんが主役になることは無かった記憶があります。
「大河ドラマでは長らく忠臣蔵を取り上げてない」と以前言ったんですが、これは忠臣蔵が歌舞伎の十八番であるように、「元ネタ」自体に創作の要素が多いからとも言えます。討ち入りの行動にも一部創作があるし、名場面とされるシーンも一部創作かもしれませんね。実は刃傷の決定的な理由が３００年後の今日でさえ、未だにわからないんですよ。
最後に一言。忠臣蔵に関して昔の大物俳優が堂々と、「あれは長年に渡り伝承された創作時代劇なんだ」、と言う趣旨の発言をしています。
＞清盛本の記事で、「大河ドラマではこのドラマはフィクションですと言うテロップを出さない」とあります。
かつて「北条時宗」では、実在人物何人かの享年を意味もなくずらし視聴者の顰蹙を買ったこともありますが、無茶な改竄がない限りは、ある程度のフィクションはアリだと思います。問題は史実と伝えられているイベントを制作者がどのように調理するかですよね。
＞忠臣蔵に関して昔の大物俳優が堂々と、「あれは長年に渡り伝承された創作時代劇なんだ」、と言う趣旨の発言をしています。
素晴らしいことを仰る俳優さんですね松の廊下事件では吉良は一方的な被害者である、という説も広まってきましたし、色々な説を描いた忠臣蔵があると面白いですよね。