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道南の空を飛ぶ (10) - 函館港

2009-09-24 | 北海道
函館港は今年2009年6月に開港150周年を迎えた。

深い入り江のある、扇を開いたような地形のため、俗に「巴港」と呼ばれる天然の良港として栄えた。

安政2年(1855年)3月外国船に薪水、食料の補給港として指定、その後、安政6年(1859年) 6月修好通商条約の締結により横浜、長崎とともにわが国最初の貿易港として開港。

また、国際貿易港の性格に加え、本州と北海道を結ぶ要衝として、明治6年(1873年)開拓使によって函館~青森間に定期航路が開設され、以来、北海道開発に必要な物資の流通拠点、造船、北洋漁業基地として重要な役割を果たしてきた。

「摩周丸」は、かつて国鉄の青函連絡船として活躍していた船で、青函トンネル開通とともに廃止となり、現在では記念館として、函館港に係留されている。

また、かつての北海道の玄関口として親しまれてき函館駅は、連絡船が廃止され、それまでの貨物入換線のところに、2003年6月「五代目函館駅」が建設された。全体は船の形をイメージしており煙突部分はロトンダ(円筒)と呼ばれる。JR北海道の姉妹鉄道であるデンマーク国鉄との共同設計による。