Tenkuu Cafe - a view from above

ようこそ『天空の喫茶室』へ。

-空から見るからこそ見えてくるものがある-

沖縄の空を飛ぶ - クエフ島

2008-07-31 | 沖縄
クエフ島は砂浜とサンゴのかけらでできた島で、島周辺海域は広く珊瑚礁に囲まれ、多くの生物が生息している。特に希少なアジサシ類の繁殖地として有名で、ベニアジサシは毎年1000~4000羽、エリグロアジサシは100~300羽が飛来し、国内最大級の繁殖地となっている。エメラルドグリーンの海とのコントラストは息を飲むほどの美しさだ。

沖縄の空を飛ぶ - ナガンヌ島

2008-07-30 | 沖縄
沖縄の方言で細長いものを「ナガンヌ」と言うことから、この細長い島を「ナガンヌ島」と呼ぶようになったという。定期船はなく、渡嘉敷村が主催しているツアー参加者のみが桟橋に着けられる。サンゴと貝殻でできた真っ白な浜には、カラフルなパラソルとデッキチェアーが並び、本島の街並みを遠くに眺めながら沖縄の青い空と青い海を満喫できる。

沖縄の空を飛ぶ - チービシ環礁

2008-07-29 | 沖縄
慶伊瀬(ケイセ)島は、那覇から西へ約15kmのところに浮かぶ、東西約1km、南北約200mの小さな無人島群。ナガンヌ島、神山島、クエフ島を合わせ3つで「チービシ」とも言う。1945年3月31日、アメリカ軍は慶伊瀬島に上陸し、そのうち神山島に、野戦重砲24門を展開させて那覇への砲撃を開始した。

沖縄の空を飛ぶ - 那覇

2008-07-28 | 沖縄
那覇は国場川が海に注ぐところにある河口の港で、安里川河口の泊(とまり)の港とともに、古くから沖縄の貿易港として、琉球王国の首都・首里の外港として、東アジアや東南アジア一帯の中継貿易拠点として栄えてきた。かつて島だった那覇を江戸時代の絵師、葛飾北斎は浮世絵「琉球八景」に幻想的に描いている。

沖縄の空を飛ぶ - 残波岬

2008-07-26 | 沖縄
残波岬(ざんぱみさき)は、沖縄中部西海岸の読谷村にある岬で、東シナ海に突き出し、高さ30mの断崖が2kmにわたって続く景勝地。本島上陸をめざす米軍は、1945年4月1日、この岬を目印に南側の読谷村海岸に激しい砲撃の上、上陸した。その延長線には米軍が占領の第一の目的とした中飛行場(嘉手納基地)、北飛行場(読谷飛行場)がある。

 

沖縄の空を飛ぶ - 恩納村

2008-07-25 | 沖縄
手前に東シナ海、奥に太平洋、金武湾(きんわん)を一望する。本島の中間に位置する恩納(おんな)村は東シナ海に面し、本島でも有数の美しい海岸が続いている。また、くびれが一番大きいところでもあり、東西約3.7キロメートルしかない。昔、恩納村の漁師は、船を太平洋側に出すために、陸上を引いていったそうだ。



沖縄の空を飛ぶ - 伊江島

2008-07-24 | 沖縄
伊江島は本部半島から北西へ9kmにあるピーナツ型の島。1945年3月米軍の空爆が始まる。島の中心にタッチューと呼ばれる山があり、麓に日本軍が陣地を作り立てこもったため、山の形が変わるほどの猛攻を受けた。千五百人の住民が犠牲となり防衛隊の持っていた爆雷で集団死(集団自決)した人々もいるという。逆に千人もの人が生き長らえたニヤティヤガマもある。3本ある滑走路は、一番奥が伊江島空港で、手前の2本が米軍施設。

沖縄の空を飛ぶ - 水納島

2008-07-23 | 沖縄
水納島(みんなじま)は、沖縄本島本部半島瀬底に位置し、本部半島から北西1.5kmの沖合に浮かぶ三日月型の小さな島である。島を上から見ると形がクロワッサンに見えることから、通称「クロワッサンアイランド」とも称される。かつては無人島で、島全体が「メンナノ御嶽」として聖域とされていたが、1903年(明治36年)に瀬底島から13戸が移住した。


沖縄の空を飛ぶ - 古宇利島と屋我地島

2008-07-22 | 沖縄
古宇利島は沖縄本島の本部半島、今帰仁村の北東沖に浮かぶ周囲7kmの円盤状の小さな島。サトウキビ・紅イモとウニで有名。神の島とも呼ばれ、沖縄版アダムとイヴ伝説もある。ウンジャミ(海神祭)でもその名を知られている。 古宇利島と屋我地島(やがじしま)を結ぶ古宇利大橋が2005年に開通し、無料の一般道路では日本一長い。屋我地島にはハンセン病の療養施設「国立療養所沖縄愛楽園」がある。

沖縄の空を飛ぶ - 与勝半島

2008-07-21 | 沖縄
与勝半島は本島中部東海岸から太平洋に突き出た半島で金武湾と中城湾という2つの大きな湾を分る。ホワイトビーチ(アメリカ陸、海軍)施設が半島の先端にあり、原子力潜水艦や軍艦の寄港地で、空母も寄港する。半島を縦断する県道8号線はホワイトビーチへの軍道としてつくられ、復帰前は住宅の前を戦車が隊列をなして通りトレーラーに載せられた戦闘機までその道路を通ったという。

沖縄の空を飛ぶ - 伊計島

2008-07-20 | 沖縄
沖縄本島の与勝半島から海中道路を経て、平安座(へんざ)島、宮城島、そして伊計大橋を渡って伊計島。一番離れた島という意味で地元では「イチハナリ」と呼ばれている。石灰岩に覆われた平坦な島で、北側にはリゾート施設やサーキット場がある。産業は半農半漁で農業はサトウキビが中心。

沖縄の空を飛ぶ - 海中道路

2008-07-18 | 沖縄
与勝半島の屋慶名と平安座島の間は約5kmの“海中道路”で結ばれている。道路で結ばれる前は、トラック(干潮時)、その前は小舟が通っていた。平安座島と宮城島の間が埋め立てられ、石油貯蔵基地の建設が始まったのは1971年。建設と引き替えに島民は海中道路を手に入れたが、この一本の道路によって金武湾の潮の流れは大きく変わり、島々の景観と漁業は海洋汚染でダメージを受けた。
 

沖縄の空を飛ぶ - 大浦湾

2008-07-16 | 沖縄
米軍普天間飛行場の移設先となった名護市にある大浦湾は、国の天然記念物、ジュゴンの餌の海草に恵まれ、群生するサンゴの周りには色とりどりの魚が生きる豊かな海だ。辺野古崎の東側の沖が滑走路になると見られる。移設工事に伴い湾内が埋め立てられれば、海中の生態系への影響が懸念され、地元住民や環境団体からは中止を求める声が相次いでいる。

沖縄の空を飛ぶ - 慶佐次湾

2008-07-15 | 沖縄
沖縄本島北部東海岸、東村(ひがしそん)慶佐次(げさし)湾のマングローブ林は本島では最も広く、「慶佐次湾のヒルギ林」として1972年に沖縄の祖国復帰と同時に国の天然記念物に指定された。マングローブは川と海が交じる場所に生えており、オヒルギ、メヒルギ、ヤエヤマヒルギの3種類のヒルギが見られる。

沖縄の空を飛ぶ - 赤丸岬

2008-07-14 | 沖縄
沖縄本島最北端に位置する国頭村(くにがみそん)奥間。東シナ海に突き出た赤丸岬。オクマビーチやリゾートホテル、米軍保養施設などの整った観光地としても人気を集める。かつて現在の国道58号などが整備されていなかった頃の、国頭村奥集落は、陸路がなく、そこに行くためには船が必要とされていたため、陸の孤島と呼ばれていた。