石見地方での代表的な色は、「赤と白」とよく言われる。
赤は、「石州瓦」のことで、白は「石見銀」のことである。
そして、夏、空から眺めていて、最も目を惹くのが日本海の「青」であろう。
古代、北ツ海(『出雲国風土記』には、日本海のことを「北ツ海」と書いている)を媒介として朝鮮半島と日本海沿岸は環日本海文化圏を形成していた。とりわけ韓国との繋がりは深いものだった。
大陸からの文化を吸収する玄関口として北九州とならんで重要な拠点であり、特に朝鮮東部から船で日本海に出ると、海流のおかげで漂流した場合でもこの方面に流れ着くといわれている。玄界灘の潮の流れの激しさを考えると、距離は遠いが石見・出雲の方が朝鮮から容易に渡って来れたともいえるのである。
梅雨明け、真夏の陽ざしを映す「日本海ブルー」はその美しさを増す。
赤は、「石州瓦」のことで、白は「石見銀」のことである。
そして、夏、空から眺めていて、最も目を惹くのが日本海の「青」であろう。
古代、北ツ海(『出雲国風土記』には、日本海のことを「北ツ海」と書いている)を媒介として朝鮮半島と日本海沿岸は環日本海文化圏を形成していた。とりわけ韓国との繋がりは深いものだった。
大陸からの文化を吸収する玄関口として北九州とならんで重要な拠点であり、特に朝鮮東部から船で日本海に出ると、海流のおかげで漂流した場合でもこの方面に流れ着くといわれている。玄界灘の潮の流れの激しさを考えると、距離は遠いが石見・出雲の方が朝鮮から容易に渡って来れたともいえるのである。
梅雨明け、真夏の陽ざしを映す「日本海ブルー」はその美しさを増す。