Cafe belvedere - (33) 2014-08-15 | Cafe 聖徳太子が沐浴をしたとされる池のほとりには、太子と縁の深い小野妹子(おののいもこ)を始祖とする僧侶の住坊があったことから、「池坊(いけのぼう)」と呼ばれるようになった。 代々の住職は、朝夕と仏前に花を供えていたが、その中から、いけばなの名手が現れ、いけばなが人々に広く伝えられるようになった。 六角堂がいけばな発祥の地と呼ばれているのはそのためである。
Cafe belvedere - (32) 2014-08-10 | Cafe ここは、京都市内のオフィス街のど真ん中。 「六角さん」の愛称で親しまれる、「六角堂」がある。 正式名称は、紫雲山頂法寺。 西暦587年、聖徳太子を開基として創建されたと伝えられる。 聖徳太子は、大阪に四天王寺を建立するため、用材を求めてこの地を訪れた。 その際、大変美しい池を見つけ、旅の疲れを癒すために池のかたわらにある多良の木の枝に、護持仏と衣を掛けて沐浴をしていたところ、護持仏が木から離れなくなった。 聖徳太子はその場で一晩過ごすことになるが、夢の中に護持仏が現れ、 「この場所にとどまって衆生を救済したい」とお告げがあったという。 そこで聖徳太子はこの地に、御堂を建て、護持仏を本尊として安置したといわれている。