Tenkuu Cafe - a view from above

ようこそ『天空の喫茶室』へ。

-空から見るからこそ見えてくるものがある-

沖縄の空を飛ぶ - 渡嘉敷島・ヒジュイシ

2008-08-31 | 沖縄
渡嘉敷島、阿波連地区の西側には「ヒジュイシ」と呼ばれる区域があり、サンゴ礁の保護地区になっている。また、そこは水辺の生態系保全を目的とする世界的なラムサール条約にも指定されている。サンゴの種類の多さでは沖縄でもトップクラスで、阿波連ビーチにはミドリイシサンゴの大きな群落がある。5月後半か6月前半の大潮の期間、広い範囲で多くの種類のサンゴが一斉に産卵する。

沖縄の空を飛ぶ - 渡嘉敷島・ハナリ島

2008-08-23 | 沖縄
渡嘉敷島南端よりアハレンビーチと沖合に浮かぶ無人島「ハナリ島」を眺める。小説「兎の眼」「太陽の子」などで知られる児童文学作家、故・灰谷健次郎氏は、ここ渡嘉敷島に移住し、この海を眺めて執筆活動を続けた。彼はとにかくこの島が好きで、「島の人も島の生活も私にとってはこれこそ楽土(ニライ)かと思われる」そう残している。


沖縄の空を飛ぶ - 慶良間諸島・渡嘉敷島

2008-08-22 | 沖縄
渡嘉敷島は那覇市の西方32kmの洋上に浮かぶ慶良間諸島の中で一番大きい、周囲約20kmの島である。標高200mを超える山々が連なり、山間には水田も広がる。島の西側(画面右)の阿波連ビーチと渡嘉志久ビーチは、マリンスポーツのメッカとなっている。昭和20年3月28日米軍の上陸により追い詰められた島民は、島の北端の地、北山に逃げ込み、集団を組んで自決した。

沖縄の空を飛ぶ - 斎場御嶽(せいふぁーうたき)

2008-08-14 | 沖縄
琉球開闢に登場する女神が降臨したという神話の島「久高島」上空から、知念半島にある「斎場御嶽」(左下の森)を眺める。斎場御嶽は琉球王国最高の御嶽(拝所)で、国家的儀式が執り行われた沖縄で一番重要とされた聖地。首里王家の女性・聞得大君を最高の神官とする神女組織が維持し祈祷を捧げてきた場所である。琉球王国のグスク及び関連遺産群として世界遺産に登録されている。

沖縄の空を飛ぶ - 奥武島(おうじま)

2008-08-10 | 沖縄
奥武島という島名は沖縄には4つあるが、かつて死者を弔った場所であったと云われており、いずれも崇められている。ここは本島南部の玉城村にあり本島と約100mの橋で結ばれる小さな島である。海神祭(うんじゃみ)ではハーリー(舟漕ぎ競争)も行われウミンチュたちの一年間の豊漁を願い、航海安全を祈願する。新鮮な魚介類の沖縄てんぷらでも有名。

沖縄の空を飛ぶ - サンゴ礁の海

2008-08-08 | 沖縄
沖縄の方言で「イノー」と呼ばれるリーフの内側は、色とりどりの様々な形をしたサンゴで覆われ、そこにはサンゴだけでなくカラフルな魚や小生物も集まっている。沿岸漁業にとっても大変重要な漁場であり、島に生きる人々のまさに生活の場となっている。那覇空港沖合いの美しいサンゴの海(干潮時)。

沖縄の空を飛ぶ - 大嶺海岸

2008-08-07 | 沖縄
那覇市の海岸線は、都市化にともなってほとんどが埋め立てられ、人工海岸になっている。大嶺海岸は、那覇空港に隠されるようにして、埋立などの開発を逃れて自然の海岸線を残してきた。那覇市にとっては奇跡的に残った最後の自然海岸だ。沖合いにサンゴ礁があり、その内側に礁池(イノー)が発達している。手前は瀬長島。
 

沖縄の空を飛ぶ - 生きた防波堤

2008-08-06 | 沖縄
環状に島を取り囲むサンゴ礁。上空から見ると鮮やかなブルーで海を彩る。外礁(サンゴ礁の縁)に囲まれた礁の内部は浅い礁池(しょうち-沖縄方言で「イノー」)となっており、多くの生物のすみ家として、また高波から海の生き物や陸地を守る防波堤として、さらには二酸化炭素を吸収する温室効果ガス削減装置として、今、多くの注目を集めている。