Tenkuu Cafe - a view from above

ようこそ『天空の喫茶室』へ。

-空から見るからこそ見えてくるものがある-

Cafe belvedere - (14)

2014-01-12 | Cafe 




人は何事によらず、胸の中から忘れきるということができないで、始終それが気にかかるというようでは、そうそうたまったものではない。

いわゆる坐忘といって、何事もすべて忘れてしまって、胸中濶然として一物をとどめざる境界に至って、初めて万事万境に応じて縦横自在の判断が出来るのだ。



勝海舟『氷川清話』より











Tenkuu Fuji - (14)  雲中富士

2014-01-05 | Fuji



富士を描くということは、富士にうつる自分の心を描くことだ。

心とは畢竟人格にほかならぬ。それはまた気品であり、気魄である。
富士を描くということは、つまり己を描くことである。己が貧しければ、そこに描かれた富士も貧しい。富士を描くには理想をもって描かねばならぬ。

私の富士も決して名画とは思わぬが、しかし、描く限り、全身全霊をうちこんで描いている。




大観










Tenkuu Fuji - (13)  雲中富士

2014-01-01 | Fuji




富士の美しさは季節も時間もえらばぬ。

春、夏、秋、冬、朝、昼、晩、冨士はその時々で姿を変えるが、しかし、いつ、いかなる時でも美しい。

それは、いわば無窮の姿だからだ。




大観










新年、明けましておめでとうございます。

いつも、ご覧いただきありがとうございます。
今年もよろしくお願い申し上げます。



I would like to say thank all of you who are watching my ‘Tenkuu Cafe’.

I hope this will be another great year for you.


2014.1.1



sogo