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B787, 運航再開

2013-06-16 | その他

バッテリートラブルが原因で2013年1月中旬から運航停止が続いていたB787が、2013年6月1日、約4か月半ぶりに定期便の運航を再開した。


B787は1月、米ボストン国際空港に駐機していた日本航空(JAL)のバッテリーから発火した。その直後に、飛行中の全日本空輸(ANA)機が煙を出し、高松空港に緊急着陸するトラブルが起きた。FAAと国土交通省は1月16日に、実に34年ぶりとなる運航停止命令を出した。

日米当局によるこれまでの調査でバッテリー内部のリチウムイオン電池が異常に過熱し、制御不能となる熱暴走が確認された。しかし原因については依然、解明されていない。



原因究明がされないままの今回の運航再開はボーイング社の経営を考慮しての政治的判断にちがいないが、安全を置き去りにしたB787の運航は今後も不安がつきまとう。

(世界遺産登録が決定した富士山上空を飛ぶ ANA B787-8(JA803A)の機内より)