幸せアップ+α

TVを見ていることが多いし、いろいろ感じることがある。

「小さいおうち」@昭和モダン

2014-02-24 17:35:56 | 映画

「小さいおうち」を見ました。

ベルリン映画祭で黒木華が最優秀女優賞を受賞のニュースがあり、

1ヶ月も上映しているけれど観客は多かった。

 

 

 

 

赤い三角屋根に、ステンドグラスがはめ込まれた扉や窓、

蓄音器、煙草セット、紅茶カップなどに至るまで、当時の流行が完璧に再現された。

やがて始まる第二次世界大戦の足音に微かに脅えながら、

だからこそ人生を楽しもうと華やぐ人々の命の輝きが、胸に迫るこの時代。

今、日本が昭和ブームに沸いているのは、その輝きに惹かれるからかもしれない。

一方で、そんな好景気に湧く華やかな日々のすぐ背後には、

恐ろしい戦争へと向かう軍国主義の影が急速に迫っていた。

「この作品は、東京郊外のモダンな家で起きた、ある恋愛事件の秘密を巡る物語が核にあるけれども、

そのストーリーの向こうに、あまり見つめられてこなかった当時の小市民家庭の暮らし、

戦前から敗戦の時代を描きつつ、更にはその先に、

果たして今の日本がどこへ向かっていくのか、というようなことも見えてくる作品にしたい」と

撮影前に語った山田監督。

夫が社長や同僚達とお酒を飲みながら、社会情勢などを話していた。

社長はアメリカへ仕事で行ったことがある。

「我々はひじきと油揚げを食べているけれど、アメリカでは厚いビフテキをバターで焼いて食べている。

そんな国と戦争したって勝てない。近衛首相は利口だから戦争はしないだろう」と話していたけれど・・・。

奥様の松たか子のモダンな着物を着ていた。黒木華は割烹着が似合うということで、

監督が女中役に選んだというだけあり、昭和の雰囲気があった。

本もとても良かったし、映画は昭和の雰囲気が目で見えるので良かった。

普通、映画は原作に勝つのは難しいと思うのだけれど、これはそれぞれ良かった~



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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
よさそうですね~ (アガサ)
2014-02-25 06:56:48
女優さんが受賞していたのでニュースは注目していました。
最近、日本映画がいいですよね。
山田監督は日本らしいニュアンスを出すのが上手ですね。
それが、海外で高い評価を得るのは不思議な気もします。
アガサさんへ (るり)
2014-02-25 12:00:37
ベルリン映画祭で受賞はすごいことですね~。
山田監督にキャスティングの勝利でしょう
日本映画はカンヌでも賞に輝いたり、いいですね。とても、淡々とした映画なのですが、
そこが、皆の心に響いたのかもしれないですね。
観たいです (keito2)
2014-02-26 17:09:54
この原作本は、確かるしさんに紹介していただいたのですよね。
内容の記憶はおぼろげなのですが、情景は浮かんでくるようです。

赤い屋根のお家や調度品、着物などを見てみたいです。
これもDVD待ちになりますが、待ち遠しいです。
keito2 さんへ (るり)
2014-02-27 07:22:05
以前、本の感想を、もうひとつのブログで書いたことありました^^
向田邦子さんが描いた時代ですよね。
昭和の着物などkeito2 さんが、きっと気に入ると思います~

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