あの二度目の会見は何だったのか? 2日、ジャニーズ事務所は二度目の会見が行い、17日付で社名を「SMILE-UP.」と変更し、被害者の救済、補償に特化し、補償終了後に廃業すること、新事務所を1カ月以内に設立し、社名はファンクラブから公募するなどを明らかにした。
しかし、いくら会社の看板を付け替えようが、人の良さそうな井ノ原快彦(47)を副社長に据えようが、“アメとムチ”を使って長年メディアを支配してきた組織体質は変わらないようだ。4日、NHKが「ニュース7」で、独自取材として2日の会見で、「質問指名のNGリスト」があったことを報じた。これが事実なら、ジャニーズ事務所は改めてその腹黒い本性を露呈したことになる。
NHKが報じたのは、事務所から会見の運営を任されていたコンサルティング会社側が複数の記者やフリージャーナリストの名前や写真を載せ、質問の指名をしないようにする「NGリスト」を会場に持参していたというもの。そもそもあの会見の2時間限定、一社一問の制限を設け、司会の独断で質問する記者を決定するというやり方に疑問の声が噴出していた。
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特に、質疑応答の中盤で司会を務める元NHK紅白司会アナの松本和也氏(56)が、「顔を覚えられない」という言葉を発した。それに対しても違和感を抱く視聴者の声が続出していたが、NHKが報じた「指名のNGリスト」の存在によって、《それなら松本アナの言葉も納得がいく》という声が上がっている。
■ジャニーズ側は「関与していない」とNHK報道を否定
NHK報道に対し、ジャニーズ事務所は「今回流出した資料は、弊社の関係者は誰も関与しておりません。見てもおりません。この外資系PR会社にこのことを謝罪してほしいとお願いしましたが、外資なので本国の許可が必要で調整に時間がかかると言われました」とPR会社の独断であったと公式サイト強く主張した。
一方、ネットではNHKが報じた映像の中で流れた資料に「指名NG」ではなく、「氏名NG」という表記があったことから、特にジャニオタからは「NHKの誤報」と批判する声も上がった。
「記者の個人名を出さないためのNGリストという見方もありますが、そもそも会見は記者の社名や属性を名乗ってから質問する形式をとっていました。その前提だとリストを作る必要性がありません。リストの中にいた記者も当てられていたそうですが、松本アナが間違えて指名してしまった可能性もある。だからこそ『顔を覚えられない』という発言に繋がったのかと、納得してしている視聴者が多いようです」(報道番組関係者)
そもそも今回、ジャニーズ事務所が設けた会見におけるルールには多くの疑問点が指摘されていた。
「一問一社にするというのであれば、全ての記者やライターに質問権を与えるか、または時間の問題である程度絞らなければならないということであれば、記者一人一人に番号を振り、抽選方式で当てるなどの公平性が保たれていなければおかしい。フェアな会見ではなかったと思います」(同)
ネットでは、《これで会見は茶番だったという印象がますます強まりました。そもそもジャニオを名乗る自称ライターをわざわざ当ててる時点で不信感しかなかった》《ジャニーズがとんでもない会社であるということがこれで明確になった。2時間で時間を切ったのも、1社1問としたのも、普通の記者会見ではありえない。指名されなかった記者が騒いだら、井ノ原氏が『子どもたちも見ているから…』というのもシナリオどおりであろう。だまされるところだった》といった声が噴出している。
ジャニーズ事務所はこの問題についても真摯に説明すべきだろう。
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