日大の入学式に新入生として出席したスーパークレイジー君(撮影・鎌田直秀)
埼玉県戸田市議を務め、都知事選や戸田市長選にも立候補してきた「スーパークレイジー君」西本誠氏(35)が8日、東京・日本武道館での日大入学式に出席し、気持ちを新たにした。
今春に日大通信教育部法学部政治経済学科に入学。戸田市議として初登庁した時と同じ青色スーツに紫色のネクタイ姿で「中学の卒業式も成人式も参加出来なかったので、このような式典は素晴らしいなと思いました。気持ちが高まりましたし、一生懸命勉強して、必ず卒業しなくては意味がないとあらためて思いました」と決意した。
式典後「偶然、席が一番前でした。15人くらい、一緒に写真とってと言われちゃいました。本当に人の数がすごい」と興奮気味。隣に座った他学部の学生からも声をかけられ、武道館の外に出てからも交流を図っていた。
スーパークレイジー君氏にとっても再出発の1日となったが、日大にとっても田中英寿前理事長の脱税事件などの度重なる不祥事から再生を図る新年度となった。
壇上で告示を述べた加藤直人学長(71)は「昨年、本学が起こした一連の不祥事は多くの方々にご迷惑をおかけしました。現在、このような事態を招いたことを深く反省し、事件の究明と日本大学の再生、信頼の回復に向けて取り組んでおります」とあいさつ。
スーパークレイジー君氏は「最近も運動部の学生が下級生に土下座させた記事を読みました。僕はずっと日大に入ろうと思っていたのでビックリはしましたけれど、とにかく一生懸命に勉強するだけです。通信には80代の方もいるとお聞きしたし、35歳の僕も頑張らないと」と大学の不祥事にかかわらず、身を引き締め直していた。【鎌田直秀】
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