二度と戦争起こさない
西本願寺 千鳥ケ淵戦没者追悼
浄土真宗本願寺派(西本願寺)は18日、千鳥ケ淵戦没者墓苑(東京都千代田区)で「第43回千鳥ケ淵全戦没者追悼法要」を行いました。「平和の鐘」を突いて恒久平和の願いを新たにし、焼香した参列者が手を合わせていました。
追悼法要は、悲惨な戦争を再び繰り返さないという平和への決意を確認するため、満州事変の発端になった柳条湖事件(1931年)が起きた日に毎年開いています。国会議員らが参列し、日本共産党の吉良よし子参院議員、土井洋彦宗教委員会責任者が参列しました。
築地本願寺の中尾史峰宗務長が、現在も世界を巻き込む争いによって、「尊い命が失われ、痛みと悲しみに沈んでいる方は少なくない」と指摘。武力による争いには安らぎはないと世界に伝え、「安寧に生きられる社会を未来に切り開くために、行動し続けていく」と語りました。
青緑色の式章を首から下げた女性(52)=福島県=は、日本が大軍拡を進める中で、近隣諸国との緊張も高まっているとして、「少しずつ戦前のようになってきた。追悼法要を通して、二度と戦争を起こさない思いを新たにしました」と話しました。
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