元衆議院議員の豊田真由子氏(49)が17日、MBSテレビの情報番組「よんチャンTV」(月~金曜午後3時40分、関西ローカル)に生出演。岸田文雄首相の“検討”に疑問を呈した。

自民党は16日、岸田首相を本部長とする政治刷新本部の第2回会合を開催。岸田首相は派閥パーティーや、人事に関する派閥の推薦を禁止する方向で検討に入ったとみられる。

豊田氏は「私はごまかされちゃいけないと思っている」とピシャリ。「厳しいことを言えば、国民目線で1番大事なのって政治資金の流れの透明化。派閥が解消するかしないか以前に、ちゃんと政治資金収支報告書に載せるとか、デジタル化して1円まで入りと出をきちんとするということを制度化してほしい」。

さらに、議院内閣制を採用する日本では、人事は与党内で決まることから「必ずグループができて勢力争いが起こる」とし、「派閥的なものは残る」と主張。「国民が納得できるかというと、そこじゃないと思う」と首をかしげた。

コメンテーターのタレント、REINAが「キックバックの使い道が何だったのかっていうのが明確になっていない。そこの説明が一切ない」と指摘すると、豊田氏は「入りと出をちゃんと国民に見せるようにしないと、『何が刷新なの?』ってなっちゃうと思う」と同調。「誰か言った方がいいと思いますけど」と苦笑していた。