遠隔操作ウィルス事件で容疑者逮捕・誤認逮捕の教訓は活きているか
公開日: 2013/02/16
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ニュース・コメンタリー (2013年02月16日)
遠隔操作ウィルス事件で容疑者逮捕
誤認逮捕の教訓は活きているか 遠隔操作ウィルス事件の容疑者が逮捕された。ご多分に漏れず大手メディアは次々とリーク情報を連発することで警察による容疑者の追い詰めに協力しているように見える。物証が不十分でも、容疑者の自白さえ取り付ければ起訴・有罪に持ち込めると考えるのが、これまでの警察・検察の行動パターンだ。今回も、容疑者の片山祐輔氏は犯行を否認しており、警察はこれまでのところ片山氏と遠隔操作ウィルス事件を直接結ぶ確たる証拠を見つけられていないようだ。遠隔操作ウィルス事件では昨年、4人が警察に誤認逮捕され、うち2人はしてもいない犯行の自白まで強要されている。過去の失敗から警察は教訓を学んでいるのか。あるいは、過去に失態を晒している警察の焦りが、証拠不十分のまま片山氏の逮捕に踏み切らせてはいないか。
容疑者となった片山氏の弁護人には足利事件で菅谷利和さんの再審無罪を勝ち取った佐藤博史弁護士らが就いた。その佐藤氏は14日の記者会見で、片山氏が「真犯人は別にいる。自宅や職場のパソコンから遠隔操作の証拠が出るはずがない」と話していることを明らかにしている・・・・・。
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八木啓代のひとりごと
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やっぱりね:IP偽装犯人は馬鹿じゃありませんですやっぱりねという感じになってまいりました、IP偽装事件です。
容疑者とされて晒し者にさらされまくっていた方が、かの足利事件の佐藤弁護士に弁護を依頼したことで、話が面白くなってまいりました。
もしあたくしが犯人だったとしても、猫の首にソースコード入り首輪をつけた段階で、自分のパソコンをきれいにいったん完璧に初期化して、すべてインストールし直しているでしょうし、ウイルスを、ネットカフェや職場のパソコンで扱うわけないですから、物的証拠はなにもないですよね。ましてや、猫の首に首輪をつけている瞬間が目撃なり撮影されていない限り、そして、供述調書などがなければ、そんなもの、裁判では証拠にも何もなりません。不起訴にせざるを得ないでしょう。検察・警察をからかうのが目的の犯人ならそんなこと、はじめから承知のはずですから、もしも、現在容疑者扱いされている方が犯人だとしたら、検察はそれも含めて、はじめから嵌められていたことになりますし、別の人が犯人だとするなら、彼を次の嵌めるターゲットに決めて、行動を探っておくことはネット時代ならそう不可能じゃありません。身近な人間ならもちろん、片山氏がツイッターでもやっていれば、雲取山に行ったことでも呟いていれば、それに合わせて例のクイズを作ることは可能だし、江ノ島に行くことを知っていれば、そこを狙えばいいだけのことですね。さあ、強圧的な取調べで被疑者をむりやり自白させるという手が通用しない警察と検察、このニュータイプの容疑者にどう立ち向かえるでしょうか。また、ソースコードとウイルスの区別もつかない、マスコミの皆さんも、よく知らなかったけど適当に、警察発表通りに書いちゃいました、ではすまされないでしょう。名誉毀損訴訟の準備はなさっておいた方がいいと思いますよ。