花の公園・俳句 ing

日本は素晴しい花の国。美しい花々と公園、四季折々の風景を記録したいと思います。我流の俳句は06年3月12日からです。

幕末の椿 岩根しぼり

2007年02月07日 22時01分47秒 | サザンカ・椿 
赤い地に白の大きな斑の入る華やかなツバキ、
岩根絞 (いわねしぼり)。
この写真では赤地よりも白が勝っていますね。

ヤブツバキから改良された古典的な品種で、樹木公園 つばき図鑑 
によると、150年ほど前の 『椿伊呂波名寄色附』 (1859) に記載されて
いるということです。
作出されたのはもっと前なのでしょうが、1859年というと明治維新の
わずか9年前。
幕末の、世情騒然という時期です。

その時代に椿の図鑑が出版されていたのですから、人間はなかなか
逞しいものですね。
     (東京都文京区 小石川植物園 070203)

               幕末を物語せむ春椿   rocky 

     にほんブログ村 花ブログへ ←クリックすると私の「花の公園」にポイントが入ります。    
                 応援してください。

      ◆このブログの検索ウインドウが左下にあります。 
        短い1単語だけで検索してください。 2単語以上だと機能しません。



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

白梅 古今集にいまを思う

2007年02月07日 07時35分49秒 | うめ     
シンプルな一重の白梅、古今集。
花はシンプルですが、古今集はたおやめぶりと呼ぶ
繊細優美な作風といわれています。

共同選者紀貫之の仮名序 「やまとうたは ひとのこころをたねとして
よろづのことのはとぞ なれりける (以下略)」 が有名で、高校で
習ったような記憶があります。
この和歌集は、万葉集のほぼ100年後、史上初の勅撰和歌集として
905年に醍醐天皇に奏上されたとのことです。

今の世は、やさしさ・繊細さに欠けることが多いように思います。
残念ですね。
     (東京都文京区 小石川植物園 070203)

            梅に聞くいにしえのこころ今はありや   rocky

     にほんブログ村 花ブログへ ←クリックすると私の「花の公園」にポイントが入ります。    
                 応援してください。

      ◆このブログの検索ウインドウが左下にあります。 
        短い1単語だけで検索してください。 2単語以上だと機能しません。



コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする