2012年 我が家の10大ニュース

今年はだいぶ変化がありましたが、去年と同じく７つにマトメました。

①　娘が結婚した。 (11月)
　　　　今でも何か不思議な気分です。彼の両親とは同居していませんが、
　　　　うまくやっているでしょうか。

②　私が退職した。 (10月)
　　　　外部からどんどん幹部社員を中途採用する社長のやり方に納得
　　　　できず、会社を辞めました。
　　　　求職中で、失業手当は２月からです。

③　妻も退職した。(12月)
　　　　パートの契約が終了しました。職場は何度も変わりましたが
　　　　長く勤めてくれました。もう働かないつもりのようです。

④　妻の両親を半年ほどの予定で引き取った。 (11月)
　　　　二人とも要介護で、冬のあいだは暖かい埼玉で過ごすのがいい
　　　　と思って話したら、喜んでこちらに来ることになりました。
　　　　仙台に迎えに行き、屋内あちこちに手すりを設置、玄関先に
　　　　車イス用スロープを造作、家具を配置換えしたり整理したりして、
　　　　ようやく落ち着いたところです。

⑤　息子が養護施設でボランティアを始めた。 (９月)
　　　　少しでも社会勉強になれば。

⑥　ブログの通算ＰＶが400万ページを超えた。(11月18日)
　　　　年初めは毎日4000～5000ページというすごいペースでしたが、
　　　　後半は2分の1から3分の1 に落ちています。今は低空飛行です。
　　　　それでも年間100万ＰＶを超えました。

⑦　囲碁三段の免状を取得した。（２月）
　　　　教室を始めようと思いましたが、生徒が集まりませんでした。
　　　　最近は町内の囲碁将棋部で囲碁を月１回打っています。

来年も良いニュースが多くなりますように。


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ズールー王国の故地に咲く カランコエ・ロンギフローラ

80ｃｍほどもある長い茎の先に黄色い花を房状に咲かせている、カランコエ・
ロンギフローラ・コッキネア。　
ベンケイソウ科リュウキュウベンケイ属、学名 Kalanchoe longiflora var. coccinea。

花は3ｃｍほどの筒状で上を向き、先端が径7ｍｍほどに四裂します。
南アフリカ共和国東海岸のナタール地方原産の多肉植物です。葉は菱形で縁に
ギザがあり、灰緑色をしていまが、低温に晒されたり、強い光を浴びると鮮やか
な朱紅色に変化し、園芸上は 「シュレン（朱蓮）」 と呼ばれるそうです。
常緑多年草で観葉植物として扱われ、花は注目されませんが、学名 longiflora は
長い花、という意味です。花期は冬です。

ナタールはポルトガル語でクリスマスを意味し、ヴァスコ・ダ・ガマの第1次航海の
際、クリスマスの日に停泊したことから名づけられました。かつてズールー族の
ズールー王国 (1817～1879) の故地で、1994年にナタール州からクワズール・
ナタール (ズールー人の土地・ナタール) 州 KwaZulu-Natal Provincial に名称変更
されたそうです。
　　　　　　　(群馬県前橋市　ぐんまフラワーパーク温室　121229)


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花茎は大きく３つに分岐し、その先がさらに３つに分岐しているようです。



これは別の株。花茎は２つに分岐しているようです。


これは本体。赤くなっている葉も見えます。
長く伸びた茎の先に花があります。

レタスの葉からアロエの花が咲く？ エケベリア

レタスのようなフリフリの葉の本体から80ｃｍほどの花茎を伸ばし、
径8ｍｍほどのオレンジ色の５弁の花が株元から先へ向かって
咲いていく、エケベリア・シャビアナ　(エチェベリア シャヴィアナ)。

ベンケイソウ科エチェベリア属、学名　Echeveria shaviana、和名は
「祇園の舞」 というそうです。
ベンケイソウ科はカランコエの仲間です。エチェベリア属はメキシコ
原産で、葉は周縁が強く波打つ特異な形をしています。
花の咲き方はカランコエもそうですが、ちょっとアロエに似ていま
すね。
　　　　　　　(群馬県前橋市　ぐんまフラワーパーク温室　121202．121229)


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メインは ぐんまフラワーパーク温室　121229。
下２枚は同　121202。




この２枚は再び ぐんまフラワーパーク温室　121229。
レタスのような本体が見えます。


花はやや終わりかけのようです。

世界最高樹高２mと、世界最高齢95才のアザレア

ぐんまフラワーパークのアザレア展にあった、世界最高樹高のアザレア 「朝日」。
樹高200ｃｍだそうです。花いっぱいで見事です。
それに世界最高齢のアザレア、白花の 「清朗」 と赤い 「落陽」、どちらも推定
95年だそうです。どれも見頃はこれからのようですね。

アザレアはツツジ科 ツツジ属、学名 Rhododendron simsii cv.　日本では西洋
ツツジなどとも呼ばれますが、鉢植えの小さいものと思っていたのに、２ｍの
ものや大きな木が沢山あって驚きました。

東アジア原産で２ｍほどになるシナヤマツツジ （＝タイワンヤマツツジ、学名　
Rhododendron simsii） をもとに、1800年代初頭からベルギーやオランダでいろ
いろなツツジ類と複雑に交雑させて園芸品種群として成立したものだそうです。
アザレアが生まれてほぼ200年ということになりますが、最初の頃は丈夫では
なく温室や室内で育てていたようですから、95才は立派ですね。

海外ではツツジ類全般を Azalea と呼ぶため、日本でいうアザレアは英語では
Indian azalea、また作出地から Belgian Indian (Indica) hybrids などと呼ばれて
います。インディアンとは、当初日本のサツキ Rhododendron indicum と混同
されてそのまま Indian の呼び名が残ったということです。
(参考： Henning's Rhododendron & Azalea Pages　、Wikipedia など)
　
　　　　　　 （群馬県前橋市　ぐんまフラワーパーク温室　121229）


　　　　　　　　　　　アザレアの高齢大木　末楽し　　rocky


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メインが最高樹高の 「朝日」。
下は世界最高齢の 「清朗」。


同じく世界最高齢の 「落陽」。

ぐんまフラワーパークの アザレア展はみごと！

ほとんど花のないこの時期。今日はサザンカを期待してぐんまフラワー
パークへ。
ところが昨夜からの雨が雪になって残っており、サザンカの花は傷んで
いて、あまり撮れませんでした。

仕方なく温室へ行ってみると、ランなどが意外によく咲いていました。
それにアザレア展がなかなか見ごたえがありました。樹高１ｍを超える
ような大木？　もあり、見事です。群馬テレビの取材が入っていたので、
きっと今日明日あたり放送されるのではないでしょうか。
世界で最も背の高いアザレア、最高齢のアザレアも展示されていました。
それらはあすアップします。

ここは年中無休で、元旦からは入園料が300円に値下げになるそうです
から、ちょうど良いところでしょうか。
　　　　　　　（群馬県前橋市　ぐんまフラワーパーク　121229）)










朝10時半、雪がまだ残っていました。


サザンカ園は雪が残って、花は傷んだものがほとんど。

たった１種から100種へ 変葉木クロトン

オレンジや黄色の混じる大きな葉から長い花枝を伸ばしている、クロトン。
ユーフォルビア (トウダイグサ) 科コディアエウム (ヘンヨウボク＝変葉木)
属の常緑低木で、原産地はマレーシア半島、太平洋諸島、学名 コディア
エウム・バリエガツム (Codiaeum variegatum)。
クロトンは旧属名 Croton からですが、今もそのままで呼ばれています。

雌雄別花だそうで、この写真はオシベが目立ち花びらはなく、どうも雄花
のようですが、雌花には気が付きませんでした。

黄や赤、緑、黒など葉色が多く、葉形も様々で観葉植物として人気が高く、
100を超す園芸品種がありますが、それらは皆たった1つの変種 Codiaeum
variegatum var. pictum から生まれたそうです。園芸上は葉の形によって
系統分けされ、広葉系、長葉系、細葉系、ほこ葉系、有角系、飛葉系、
らせん葉系などがあります。

この写真のものは広葉で、ピンクや黄色のグラデーションが大きく入ると
いう、アケボノという園芸品種かもしれません。
(参考: ヤサシイエンゲイ　ほか) 　
　　　　　　　(さいたま市　大宮市民の森温室　121221)


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「幸福の木」 の元祖 コルディリネ・ターミナリス

人の頭より高いところにアスチルベの数倍の大きな白い花穂を乗せて
いる、ヒロバドラセナ。

花の位置が高すぎて初めは気が付きませんでした。リュウゼツラン科
コルディリネ属 (センネンボク属)、学名 Cordyline terminalis コルディリネ・
ターミナリス (コルジリネ・テルミナリス) です。

観葉植物として流通しドラセナの名を持っていますが、これは
コルディリネ属でドラセナ属 （リュウケツジュ属） Dracaena ではなく、多肉
の地下茎を持っているのが大きな違いです。
葉が広いので広葉、花はよく見ると白い筒状の先が5裂し、裂けた弁端
に少し紫が射し、黄色のおしべが５本です。

本種はハワイでは ‘Ti ’ ティとよばれ、家を守り幸運をもたらす木として
よく植えられ、その葉は日陰をつくり、また料理用具やフラの衣装やレイ、
髪飾りなどとしても用いられるそうです。
日本における 「幸福の木」 ＝ドラセナ属の D. fragrans はこれと誤認され
て定着したものだそうです。

分類を調べると、リュウゼツラン、リュウケツジュという言葉がよく出てきて、
分かりにくいですね。分類上も微妙なグループで、コルディリネ属と一緒に
リュウゼツラン科に同居していたドラセナ属は、APG植物分類体系では
スズラン科に異動され、さらにスズラン科はクサスギカズラ科に含まれる
ようになるそうです。
(参考: Wikipedia　,　Aloha Tropicals　など)
　　　　　　　(さいたま市　大宮市民の森温室　　121221)


　　　　　　　　　　　幸福の木の花咲けり あした幸あれ　　rocky
　　

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退職記念の花束

きのう、妻がパートで務めていたクリニックを退職しました。
臨床検査技師として、勤務先は何度も変わりましたが、もう
務めないようです。

記念に小さな花束をもらってきました。なかなか華やかで
いい花束です。妻がシクラメンと入れ替えました。
　　　　　　　(わが家で　　121227)

朝倉 といっても福岡の

外側がわずかに淡紅色で内側は白色、咲き進むと白花になるサザンカ、
朝倉 (あさくら、カンツバキ群)。

八重の大輪で開花期が早く10～11月咲き。久留米市で増殖されて普及
した人気品種だそうです。

朝倉といえば織田軍に滅ぼされた戦国武将朝倉義景を思い出しますが、
このサザンカは福岡県久留米で増殖されて普及したということで、朝倉氏
とは関係ないようです。

久留米市の北東15kmほどのところに朝倉市があります。この朝倉という
地名は福岡県の旧上座郡 （じょうざぐん） を 「かみつあさくら」、下座郡
（げざぐん） を 「しもつあさくら」 と読んでいたことに因むそうで、1889年
に朝倉村成立 (のち朝倉町)、1896年朝倉郡成立、2006年3月20日 には
合併で朝倉市ができました。この旧上座郡、下座郡のあたりで作出され
た品種かもしれません。
　　　　　　　(群馬県前橋市　ぐんまフラワーパーク　121202)
　　　　　　 （東京都府中市　農工大キャンパス　　　081206）


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これは農工大キャンパス　081206。
咲き進んで真っ白です。

年の瀬の千手観音 ザイゴペタルム・クリニツム

緑地に茶色の斑点のペタル、白地に紫の縦筋の入るリップがエプロンの
ように広がるラン、ザイゴペタルム・クリニツム (ジゴペタルム・クリニタム)　
学名　Zygopetalum crinitum。

ブラジル東南部・南部産のラン原種です。芳香があるそうです。エプロンを
掛けて料理に腕を振るう千手観音？　みたいな感じですね。ちょっと腕が
太めですが。

初めて見る属名ですが、これはギリシャ語の ‘zygon’ ザイゴンに由来し、
ペタルが ‘結合’ しているという意味で、ペタルとセパルがリップの根元
で結合していることを表わしているそうです。
　　　　　　　(埼玉県川口市　　川口グリーンセンター温室　121221)


爺ちゃん婆あちゃんは９時20分ころから迎えの車で３回目のデイケアへ
行きました。少しホッとする時間です。
昨夜居間の配置をまたまた変更して、ソファから直接コタツに足が入る
ようにしたのですが、今朝起きたところまずまず好評でした。これで
ようやく落ち着きそうです。


　　　　　　　　　　　年の瀬に千手観音おわしませ　　rocky



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赤珊瑚のような サンゴアブラギリ

赤い花柄が分岐しサンゴのように見える、サンゴアブラギリ（珊瑚油桐）。
西インド諸島、中米原産の多肉植物で、トウダイグサ科ヤトロファ属、
学名　Jatropha podagrica。

筑波実験植物園温室でも川口GCでも小さな実を２つ見つけました。
別名トックリアブラギリは幹がとっくり状にふくらんだユニークな形から。

アブラギリとは、同属のナンヨウアブラギリ Jatropha curcas　の実が極めて
油分に富むことからで、太平洋戦争中に日本軍が燃料用としてインドネシア
で栽培計画を立てたといいます。
ナンヨウは観葉植物としても流通していますが、今日その果実油はジャト
ロファ燃料と呼ばれ、地球温暖化対策のバイオディーゼル燃料の有力
候補として脚光を浴びているそうです。

サンゴの方は実も小さく、もっぱら観賞用です。
　　　　　　　(茨城県つくば市　筑波実験植物園温室　121213)
　　　　　　　(埼玉県川口市　　川口グリーンセンター温室　121221)


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プリンセス ビクトリアも見た!? クリヴィア・ノビリス

万年青のような葉にアロエのような下向きの花、これはクンシランの仲間　
クリヴィア・ノビリス、南アフリカ原産のヒガンバナ科クリヴィア (クリビア、
和名クンシラン) 属、学名 Clivia　nobilis 。

はなは淡いオレンジ色の細長い筒型で、先はうす緑です。君子蘭 (クリヴィア・
ミニアタ Clivia miniata） の仲間ですが、花は下を向いているので同属とは
気が付きませんでした。ノビリスはノーブルと語源が同じで高貴なという意味で、
むしろ君子の名に近いのですが、一段と華やかな君子蘭 ミニアタ はノビリスの
30年後に登場した新種だそうです。

クリヴィアの名は19世紀イギリスのノーザンバーランド Northumberland 公爵
夫人 lady Charlotte Florentine Clive さんを記念してその姓を採ったもので、
1823年頃にヨーロッパに渡来したこの植物の花が熱心な植物マニアだった
彼女の庭園でヨーロッパで初めて開花し、1828年に命名されたそうです。
彼女はビクトリア王女 (1819～1901、のちの女王、在位1837～1901) の家庭
教師だったそうですが、ノビリスの花が咲いたのは王女9才の年ですから、
ちょうど家庭教師をしている頃と思われます。
(参考: My Botanical Garden,
　　　 South African National Biodiversity Institute's plant information website )　
　
　　　　　　　(茨城県つくば市　筑波実験植物園温室　121213)


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ホワイトクリスマスの プリンセス・ベル

今年は豪雪で、ホワイトクリスマスになる地方も多いようです。

純白のペタルとリップの中心にイエローが入るラン、カトレア　
プリンセス・ベル Cattleya　(C.) Princess Bells 。
個体名 'White Wings' というものに良く似ていますが、確認でき
ません。
　　　　　　　(埼玉県川口市　　川口グリーンセンター温室　121221)


今年の我が家のクリスマスは娘がいないかわりに爺ちゃん
婆ちゃんのいる、少し賑やかでちょっと寂しいクリスマスです。
　　　　　　


　　　　　　　　　　嫁ぎたり 娘のいないクリスマス　　rocky



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爺ちゃんが飾ったミニ飾り。

コビトたちが踊るラン ゴメサ・レクルバ

小人たちが並んで踊っているようなラン、ゴメサ・レクルバ　Gomesa recurva 。

ホワイトボードには 「コビトラン」 と手書きの紹介がありますが、正式名では
ないようです。ブラジル原産で、甘いシトラスの香りは7～8m先からでもわかる
そうです。
ゴメサというのは初めて見ました。海外のサイトで見るとライムグリーン色なの
ですが、この個体の花は淡いベージュです。
　　　　　　　(埼玉県川口市　　川口グリーンセンター温室　121221)


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小人が踊っているのが見えます。

赤ちゃんのおくるみ？ シルホペタラム エリザベス・アン

赤茶色でちょっと足先が尖っていますが、赤ちゃんのおくるみ、または
マトリョーシカが並んでいるようにも見える、とても面白い花型のラン、
シルホペタラム エリザベス・アン ‘バックルベリー’　Cirrhopetalum
Elizabeth Ann　‘Buckleberry’　
シルホペタラムは学説によってはバルボフィラム Bulbophyllum と区別
しないそうです。

プレートには ‘バックルベリー’ の表記はないのですが、たぶんこれで
しょう。ランはほんとに不思議な形をしていますね。
　　　　　　　(さいたま市　　園芸植物園 温室　121221)


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これが赤ちゃんのアップということになりますが・・・