笹の葉の ラン

花はカトレアのようなのにソブラリア、と思って調べると、
笹の葉のような草姿が特徴だそうです。

大輪のラン、ソブラリア　マクランサ　Sobralia macrantha 。
メキシコ中・南部から中央アメリカ産のラン原種で、高さ1.5m
ほどにもなるそうです。鉢に植わっている様子を見ると、どうも
地生のようです。
花には香りがありますが、一日でしおれてしまいます。　
　(東京都調布市　神代植物公園　2017年8月27日)

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山地型の テリハハマボウ

アオイ科特有の花を咲かせている、テリハハマボウ。
アオイ科フヨウ属、学名　Hibiscus glaber。

小笠原諸島固有種の貴重なハイビスカス。葉が無毛であること
が特徴で、まだ島の山地のあちこちに生えているそうです。

ハマボウ（浜朴あるいは黄槿）は西日本から韓国済州島、奄美
大島まで分布し、内湾海岸に自生する塩生植物だそうですが、
こちらは内陸山地型ということです。
別名 モンテンボクは小笠原島の呼び名で、GKZ植物辞典による
と、Mountain の転訛ということですが、山地に分布すること
からでしょうか。
　　　　(東京都調布市　神代植物公園　2017年8月27日)

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モンテスラに花が

大きな葉の中に埋もれるように、水芭蕉に似た花が咲いていました。
これは観葉植物で知られるモンステラ・デリシオサ、和名 ホウライ
ショウ (蓬莱蕉） の花です。
サトイモ科　ホウライショウ属、学名　Monstera deliciosa。

切り抜き影絵のような独特な葉とつややかな濃いグリーンが特徴の
観葉植物で、鉢植えのイメージがありますが、実はつる性の植物だ
そうです。
　
モンステラはラテン語で怪物や異常を意味する 「モンストラム」 が
語源で、原産地のアメリカ熱帯地域では、鬱蒼としたジャングルの
樹木に蔓をのばして絡みついているそうです。しかしここ神代の温室
では地面から生えていて、つるは伸ばしていません。
種小名は果実が美味しいことからだそうです。
　　　　(東京都調布市　神代植物公園　2017年8月27日)

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夏の終わり

今週後半は暑くなる予報でしたが、またまた曇り空。
ことしはもう夏は来ないようです。妻が梅干を干せない
と嘆いています。

それでもわが家の庭は、夏の花がいっぱいになりました。
シュウメイギクが咲きだしています。
　　　　(わが家で　　2017年8月27日)

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一杯に広がったインパチェンス。


元気なポーチュラカ。


咲き出したシュウメイギク。

政宗公の 菩提所

このところ、まったくスケジュールがめちゃめちゃで、ブログ
も不定期的になってしまっています。

今日から新学期のスタートで、朝の交通安全活動が7時半。
帰ってから、お盆前から行きたかった床屋へ。
それから、資料作りの為の用紙やクリップなどを買いにD2へ。
また帰って中学校避難所運営マニュアルの製本。
午後1時前から、区長代理と一緒に区民ニュースの印刷。
モノクロ印刷したものにカラープリンタで色を乗せるのですが、
なんだかんだで5時半頃までかかってしまいました。

気が付いたらブログをし忘れて、もう一杯2杯やっています。

昨日の仙台の写真から、伊達政宗公の菩提所　瑞鳳殿。
小高い峰の上にあり、意外な急坂が続くので妻2人は途中で
リタイア。義弟と二人で見てきました。

きらびやかな桃山風の御霊屋です。途中には殉死者の燈明が
10基ほども。政宗公は甕棺におさめられていたそうですが、
甕棺とは意外でした。古墳時代より前の、とても古い形式だ
と思いましたが、私の無知かもしれませんね。
　　　　(仙台市　瑞鳳殿　2017年8月24日)

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政宗公の像。両目があるように描いたり彫ったりするように
というのが公の遺命だったそうです。

仙台で

昨日から妻の母の様子伺いに来ています。義弟夫婦と石焼きラーメン火山で昼飯。熱く焼けた器にすうぷを注ぐと、湯気がもうもう。なかなか美味しいラーメンでした。

幕末の巨人 佐久間象山

幕末の英傑　佐久間象山は真田氏の城下町、長野県松代町
(現: 長野市)　の下級武士の出身でした。
江戸に出て私塾を開き、勝海舟、坂本龍馬、吉田松陰らそう
そうたる人材を育てた天才。

生家の近くに象の花のような形の象山 (ぞうさん) があり、
号としてはしょうざんと読みますが、地元ではぞうさんと
呼んでいるそうです。神社もぞうさん神社です。
それが松代大本営のすぐ近くにあるとは知りませんでした。
　　　　(長野市松代　　象山神社　2017年８月18日)








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松代大本営址に思う

17－18日と長野市松代へ研修旅行。

18日は松代大本営のトンネル跡を見学。
入口脇には工事に携わった朝鮮人遭難者の慰霊碑が
建っていました。

米軍がブルドーザーで整地する時代に、このトンネルは
ダイナマイトで爆破した後は人力とトロッコで岩石を
運び出したのだそうです。しかも大変な突貫工事で、
事故が頻発しただろうことが想像できます。
また、トンネルを掘っているのをカモフラージュする
ために、小中学生に山の樹を切って石のボタ山に被せる
よう命じたそうです。
いったい何人の朝鮮人が連れてこられたのか、どういう
名目で働かされたのか、何人死亡したのか、など詳しい
ことは終戦時に文書をすべて廃棄してしまったので、
確認できないそうです。しかし犠牲者は200人とも
800人とも言われています。

文書の廃棄をしたのだから、どんなに悪く言われても
抗弁できないではありませんか。ところが最近また
重要な国有財産の売買契約書を廃棄した、といって
平気の人が国税庁長官になってしまいました。その
役人がシラを切りとおしたのをほめたわけです。
安倍という人は、まったく恐ろしい奴だと思います。

このような所に天皇の御座所を含む地下大本営を作って
徹底抗戦しようとした当時の戦争指導部はもはや正気
ではありません。
天皇を含む戦争指導部は、もはや勝てないことが分かって
いた。負ける格好をつけたいだけだった。しかしその
ために、戦争末期にこそたくさんの人が死んだのでした。
闘い利あらず、不運にも敗れた、というようなものでは
ありません。多くの国民が餓死し、空襲の火炎に巻かれ
てなくなっていることを知りながら、ずるずると戦争を
継続した。

特攻隊も、なにか近頃美化する百田とかいう人が出て
きていますが、人間のクズどもが計画した作戦です。
志願した兵隊には純真だった人もいた。いやですと言え
ない人もいた。指導者と兵隊は違う。まったく悲惨な
ことです。
それをいま一方的に、美化する。ばかな作戦を指揮した
指導部まで、免責されかねない勢いです。私はあの
戦争の指導者を絶対に許さない。

その思いを、松代で新たにしました。
　　　　(長野市松代　2017年8月18日)

朝鮮人の慰霊碑。




ダイナマイト装置の跡。




行き止まりの掘り後。


ずっと奥まで続いています。

松代大本営

今日は松代大本営と佐久間象山神社。大本営では数千人の朝鮮人が働かされ、数百人が死んだと言われているそうです。

研修で長野に

長野市松代に来ています。久しぶりの太陽です。埼玉県はどうかな。

憎悪をあおる者は 犠牲者への共感は求めない

きのう終戦記念日。夏とは思えない冷たい雨が続いています。
晴耕雨読、孫たちもいなくなり、書類づくりと読書の一日です。

『人はなぜ 「憎む」 のか』　ラッシュ・W・ドージア Jr.　著、
桃井緑美子訳、河出書房新社　2003年。
著者はアメリカ人で、ピュリッツァー賞受賞作家だそうです。
原題　Why we hate 、今話題のヘイト・スピーチのヘイトです。

著者は、人間の脳の発達を3段階で説明し、ヒトの脳が爬虫類の脳
(脳幹と大脳基底核) 、獣弓類 (レプトママル) の脳 (辺縁系)、
哺乳類の脳 (新皮質) で構成されるといいます。

辺縁系の古い神経系はものごとを2分割で迅速に判断するそうです。
レプトママル時代の、生命と生殖に有利・不利な物事を迅速に判断
し即座に対応するための反応で、善悪・好悪・われらと彼らの2分法
です。
これに対して新しい神経系は理性的に物事を検討し判断する。しかし、
憎しみが嵩じると古い神経系が脳の支配権を握り、理性的な判断を
寄せ付けなくなる。といいます。
実際には人類は遺伝的にほとんど近似であり、人種間の差異よりも
個人間の差異の方が大きいので、われらと彼らの2分法などはまった
く意味がない、など、憎しみに対処するいろいろな知恵や方法が明ら
かにされます。

しかし私が特に興味を持ったのは、ヒトは本能の働きが弱いために、
どうしても意味体系を必要とする、という指摘です。
ヒトは他の動物と違って、本能だけでは成長し生き抜くことが出来
ません。そして個人としての意味体系は社会が提供し、私が思うに
多くの場合に宗教がその大きな要素として存在してきました。
宗教は多くの社会にみられるので、ヒトには宗教を信じる本能がある、
と主張する人もいるほどです。しかしそれは、何らかの 「意味体系」
を持とうとする生得の素質 (本能と言ってもいい) がある、という
のが妥当だと思います。「宗教」というのはキリスト教世界を標準と
するために出てくる意見で、スコラ学派や佛教や儒教などは宗教では
なく哲学あるいは倫理学ですが、「意味体系」であることは確かです。

そして宗教 (あるいは意味体系) は発展する人類社会に対応して変化
し、一神教というドグマを生み出しました。これはたいへん厄介な
代物で、特にイスラームは自らを最終的で絶対的な啓示と宣言した
ため、その後の人間社会の発展に対応できなくなってしまいました。
イスラームではヒトは生まれながらにそのドグマに制圧され、自分の
意味体系を探す自由などありはしません。まことに、一たび成立した
社会的意味体系 (また偶像とも呼べるでしょう) は恐ろしいもので、
アラーの奴隷として安住する者にとってはむしろ居心地がよく、改革
するのは容易ではありません。社会全体で、「人間的な自由からの
逃走」を自覚せずに実行している、という事かもしれません。

著者の関心事である「憎悪」との関係でいえば、著者はビン・ラディン
などの過激派は教義を誤って解釈したとしていますが、私は教義の誤解
ではないと思います。教祖ムハンマド自身が、イスラームの拡大のため
に敵対するクライザ族の1000人を斬首して穴に放り込み、女子供を奴隷
や妾にし、別の町では若妻サフィーヤの夫を殺して自分の妻にしたの
です。それを神が咎めたのなら分かりますがそんなことはなく、むしろ
イスラームは勢力を拡大し、メッカに凱旋することになるのです。

私も現代のムスリムがそのことに責任があると言うつもりはありません。
しかし、そうしたことは現代では許されない蛮行であることを認め、
批判してほしいのです。人が苦しいときに原点に帰るのはごく一般的な
事で、ホメイニ師のようにクライザ族虐殺を褒めたたえるような人まで
いるのですから、敬虔なムスリムから斬首するテロリストが生まれる
ことにはなんの無理もありません。
イスラムは善良だ温和だと言いながら、こうした教祖ムハンマドの行い
を批判もせず放置しているムスリムやウラマーは怠慢であり不誠実だ
と思います。そのことを心から否定するのでなければ、いつ牙をむくか
分かりません。イスラム善人説は個人的なレベルではそうかもしれない
が、あくまで一つの宣伝文句であり、油断するのは危険です。

それから、この指摘に思わず納得しました。
「憎悪をあおる者は自分への共感を求めるが、犠牲者への共感は求め
ない。」(179p)。
ヒトラーをその典型として挙げていますが、ビン・ラディンも9.11の
後で犠牲者になんの共感も示さなかったそうです。今日の日本でも多く
なった、ヘイトデモやネット右翼を見るに、まったくこの指摘がピタリ
と当てはまると思います。戦争被害者に目を向けない安倍総理は、
まさに右代表というべきでしょう。私は犠牲者への共感を決して忘れ
ないようにしたいと思っています。
　　　　(わが家で　　2017年8月16日)

夏の太陽のような

孫たちが帰って、急に静かになりました。

今年の夏は異常に雲や雨が多く、東京では40年ぶりに
15日連続の降雨だそうです。今週いっぱいで夏休みが
終わるというのに、ひどい天気ですね。妻が梅を干す
のを2週間以上も待っています。

これは夏の太陽のような、ムギワラギク。キク科、学名　
Xerochrysum bracteatum。
かつてはヘリクリサム Helichrysum 属でしたが、1990年に
Xerochrysum 属に分離されました。今でもヘリクリサム
としているサイトが少なくありません。

オーストラリア全土、タスマニア原産で、現地では常緑
小低木だそうですが、ここでは高さ20cmほどの草にしか
見えません。
　　　　(茨城県つくば市　筑波実験植物園　2017年8月3日)

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ミニプール遊び

昨日は午後から久しぶりに日差しがあり、孫が
プール遊び。
風呂のお湯を入れて温水プールにしました。

午前中に買ってあげたブロックを組み立てたり、
キュウレンジャーのジグソーを作ったり。
戦闘ごっこも何度かやりました。夜は花火。

孫の相手はなかなか体力がいりますね。
　　　　(わが家で　　2017年8月13日)

そろそろ ヒョウタンが

面白い形の実で親しまれる、ヒョウタン（瓢箪、瓢簞）は、ウリ科
ユウガオ属、学名　Lagenaria siceraria var. gourda。

Wikipedia には、「最古の栽培植物のひとつで、原産地のアフリカ
から食用や加工材料として全世界に広まったと考えられている。」
とありますが、ヒョウタンが、ではなく Lagenaria siceraria が、
ということではないでしょうか。
Plants africa によると、Lagenaria siceraria には苦くて毒性
のあるものと、そうでなくて食べられるものとがあるそうで、ヒョウ
タンは毒性のあるもののほうでしょう。苦みの元あり嘔吐・下痢等の
食中毒症状を起こすのはククルビタシンという成分だそうです。
南アフリカでは、Lagenaria siceraria の実だけでなく葉や若い蔓を
野菜として食べるそうです。

「めぐすり屋　ほほえみ通信・web版」 によると、『平安時代の書物
には 「ゆふがお」 と書かれてあり、夕方に白い花を咲かせる植物と
して愛されていたようです。室町時代になって「瓢箪」という表現が
見られるようになります。』 とあります。
　
なおカンピョウの元になるユウガオ (学名 Lagenaria siceraria var. hispida)
はヒョウタンから食用に栽培育成された変種といわれることがあり
ますが、ヒョウタンから、ではなく Lagenaria siceraria から分離育成
されたというのが正しいのではないでしょうか。
　　　　(茨城県つくば市　筑波実験植物園　2017年8月3日)
　　　　(さいたま市　さいたま園芸植物園　2006年8月26日)

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上３枚は　筑波実験植物園　2017年8月3日。

下２枚は10年以上前の　さいたま園芸植物園　2006年8月26日。

孫と一緒に初お風呂

きのうから娘が孫をつれて遊びに来ています。

孫はどんどん成長していて、言葉もしっかり。
隣近所に聞こえるような大きな声で婆ちゃんを
呼んだり。
レゴを作れば、だれも手伝わないのに驚くような
複雑でみごとな作品を作りました。

そして昨日は初めて私とお風呂に入りました。
これまでは嫌がって、一緒に入ってくれなかった
のです。
今日は知人の奥様の通夜があって、残念ながら
一緒は無理でしょう。
　　　　(わが家で　　2017年8月11日)