コスモスにイカリモン蛾

前に武蔵丘陵森林公園で見つけ、ベニヒカゲ蝶と思って
アップしたイカリモンガ。
足利フラワーパークでコスモスに止まっているところを撮って、
もう一度よく見たらどうも違うようなので、「蝶の図鑑」 さんに
問い合わせたら、間違いが判明しました。

チョウにもっともよく似た蛾ということで、蝶と思い込んでも
不思議ではありませんでした。

そちらの記事は訂正しましたが、きっかけになったこの写真を
上げておきます。
　　　　　（栃木県足利市　足利フラワーパーク　071111）


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強健な薔薇 アスピリンローズ

インフルエンザが流行のきざしだそうです。
京成バラ園に、白というかごく淡いピンクのアスピリン・ローズ
aspirin rose　(FL) があったのを思い出しました。

このアスピリンは風邪薬の名前かと思いましたが、まさしく
そうでした。

Wikipedia と　バイエル社ＨＰ　を参照すると、
アスピリンは世界で初めて合成された医薬品。
医学の父ヒポクラテス (Hippocrates , 前460年 - 前377年） の時代に
すでにヤナギの木が解熱、鎮痛作用を持つ事が知られており、19世紀に
なってヤナギから抽出されたサリチル酸が解熱鎮痛薬として用いられた。
しかし強い胃腸障害があったので、1897年にドイツ　バイエル社の
フェリックス・ホフマンがサリチル酸をアセチル化した副作用の少ない
アセチルサリチル酸を発明し、アスピリンと命名された。

そしてバイエル社がアスピリンの100周年を記念して、バラの生産者として
著名なドイツ・タンタウ社に、アスピリンのイメージに合うような白く強い
バラの製作を依頼し、誕生したのがアスピリン・ローズ。
純白の最強健品種として、耐寒・耐病性に優れたバラに贈られる、
ドイツのADR賞も受賞したとのことです。

純白というのですが、少しピンクが入ることもあるようですね。
強健で修景用に向き、香りはほとんどないそうです。
ドイツ　タンタウ　Mathias Tantau　1997年。
　　　　　(千葉県八千代市　京成バラ園　071124)

　　　　　　　　　　　　冬空にたくましき薔薇アスピリン　　rocky

混じりけのない薔薇 マサコ

混じりけのない明るいピンクがとても美しい、カップ咲きのバラ
マサコ　（別名エグランティーヌ　Eglantyne)　(ER) 。
花びら100枚ほどでひだが多く、強いティー香があるそうです。

バラに別名というのはたいへん珍しいのですが、海外ではこの
Eglantyne で登録されています。

Papillon`s　Rose　Garden　　によると、　
Eglantyne Jebb (England,1876-1928)　(注:JobbではなくJebb が正しい)
は子供の権利を守る「セイブ・ザ・チルドレン」を創設した女性だそうです。
　
同サイトで 「日本名で 'エグランタイン' は　R.eglanteria　(Eglantine Rose)
を指す」 とあり、たしかに海外サイトでは原種など Eglantyne とは異なる
数品種が Eglantine の名で紹介されていますが、日本のサイトでは
ほとんど見かけないようです。

それにしても Eglantine と Eglantyne とは１字の綴りが違うだけで、
カタカナでは区別できません。
それで、作出者が Eglantyne と名づけた品種に、日本での発売にあたり、
前年1993年の皇太子の御成婚にちなんで雅子妃殿下の名を冠した
ものであろうというのが Papillon`s　Rose　Garden さんの推測です。

そうだとすればやや乱暴な名づけ方であまり感心しませんが、バラの
美しさはそういうこととは無縁で、たしかに素晴しく優しい美しさですね。

なお英語の tyneですから、エグランティーンよりはエグランタインと発音する
のかと思いますが、別種と区別しにくいのでわざとエグランティーヌと読んで
いるのかもしれません。
しかしマサコ・エグランティーヌでは名前＋名前になってしまってちょっと
へんな感じです。
日本では マサコ （エグランタイン)　というふうに書くのがいいのでは
ないでしょうか。
イギリス　オースティン　David Austin　1994年。
　　　　　（栃木県足利市　足利フラワーパーク　071111）


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カカリアに季節の音を聞く

13日に eighty324さんに教えていただいた、ＮＨＫの
「趣味悠々　フォト五七五」 を昨日26日に初めて見ました。
上野動物園でしたが、カメラはみな一眼レフで、三脚使用です。
紹介される句はさすがにすばらしいものが多い。
我流もいいですが、人の作品を見るのもすばらしい刺激になります。
句はあまり説明的になると良くないと感じました。

細い茎の先端に飾りボタンのような形の鮮やかなオレンジ色の花が、
３つ４つ固まって咲いています。
花は直径1.5cmくらいと小さく、茎は細くゆらゆらと揺れ、つぼみや
咲き終わった形はタンポポか野菊に似ています。

問い合わせると、キク科 エミリア属のカカリア、
学名　Emilia coccinea　エミリア　コクシネアだそうです。
主に切り花として利用され、苗を見かけることはほとんどないので、
種を播いて育てるそうです。
別名エフデギク （絵筆菊） というそうですが、絵筆というよりは
イヤホンという感じでしょうか。

現在はエミリア属に分類されていますが、以前はカカリア属とされて
いたので、今も昔の名前で流通しているのだそうです。
こういうケースは花の名前にはよくあるようですが、紛らわしいですね。
エミリアでいいと思いますが。
　　　　　(千葉県八千代市　京成バラ園　071124)
　　　　　
　　　　　　　　　　　　カカリアのイヤホンゆれて往く時季の
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　足音聞かむ耳寄せてみる　　rocky
　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　カカリアに去りゆく時季の音聞かむ　　　　 rocky


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母の薔薇 アンヌ ボレイン

柔らかなピンク色でロゼット咲きのバラ、
アンヌ　ボレイン　Anne Boleyn （ＥＲ）。

Anne Boleyn (推定 1501/1507～1536) は未亡人でヘンリー８世の
２番目の妻となり、英国を世界の大国に発展させた名君エリザベス
１世女王 (生1533、在位1558～1603没) を生んだそうです。

エリザベス２世現女王の生母の薔薇、クイーンマザーはかわいい
花でしたが、こちらは大きくてとても華やかな薔薇ですね。

イギリス　オースティン　David Austin　1999年。
　　　　　(埼玉県菖蒲町　実野里フェイバリットガーデン　071103)

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桶川 泉福寺のイチョウ色づく

とても伸びやかな冬日和。
桶川の泉福寺のイチョウ並木を見に行きました。

まだすこし早い感じでしたが、10人ほどのグループが
絵を描きに来ていました。
河原には飛行船が飛び立つ前の様子です。

仁王門の内側にもイチョウの大木があり、これから色づく
様子で、ここの黄葉は例年並みの感じでしょうか。
　　　　　（埼玉県桶川市　泉福寺　071125）

五輪に燃える薔薇 オリンピックファイヤー

今年は暖かいので、まだバラが元気だというので
京成バラ園へ行ってきました。
ちょっと遠いので、車使用自粛は２週間坊主です。

すばらしい冬晴れで風もなく、絶好の花日和。
たくさんの品種が花盛りで、またまた処理しきれないほどの
写真を撮ってきてしまいました。

まず、サッカーの五輪出場決定を祝して、オリンピックファイヤー、
またはオリンピックファイア　Olympic　Fire　(FL)。
明るい赤で、鮮やかな朱赤色とあります。
英語ではオレンジレッド　Orange-red 　と呼んでいます。

聖火かと思いますがそれは　the Olympic Flame　だそうです。
ドイツ　タンタウ　Mathias Tantau 　1992年。
　　　　　(千葉県八千代市　京成バラ園　071124)

　　　　　　　　　　　サッカーに燃える五輪のバラの色　　rocky


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オレンジピンクの薔薇 ジッフェ

日比谷公園バラ庭園の木の蔭になるところに美しい薔薇が
咲いています。
ピンクの入ったオレンジ色の　Giffe ジッフェ　(HT)。
ドイツ　コルデス　Kordes 1982年。
香りも良いとあります。

日比谷のほかに旧古河庭園で撮ったページも見かけますが、私がいつも使う
バラのサイトには見当たりません。
やっとアメリカのあるサイトにも載っているのを見つけました。
それほど古くないのに珍しい品種のようです。

Giffe は人の姓のようですが、フルネームでない姓だけという名づけは
珍しいですね。
アメリカの William Thomas Giffe （1848-1926） がわりと有名で、
Home Music Journal　を発刊したり音楽教育で活躍したそうですが、
この人を指すのかどうか分かりません。
　　　　　（東京都千代田区　日比谷公園　071123）

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北風と都心ウォーキング

きょうは 「ぐるっとウォーク」 でたっぷり歩いてきました。
この催しは人気が高く、先着8000名の事前申し込み制
ということです。

早いスピードでの完歩をめざす人、家族や友人と語らいながら
ゆったりゴールをめざす人、いろいろな景色を写真に収める人、
さまざまでした。

スタート地点の日比谷公園の紅葉、勝鬨橋の隅田川景観、
皇居前のイチョウをアップします。
　　　　　(東京都千代田区　日比谷公園ほか　071123)


　　　　　　　　　　　　北風に背なか押されて隅田川　　　rocky

　　　　　　　　　　　　北風とみやこ尋ねて往く人と　　　　rocky


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コース途中の勝鬨橋から上流を望む。
青空ですがやはり冬色ですね。


美しいつり橋、中央大橋。


ゴール間近の皇居前のイチョウ。


日比谷公園の遠景。

エドワード・エルガー卿の赤いバラ

ミディアムレッドのカップ咲きの薔薇、サー・エドワード・エルガー
Sir Edward Elgar　(ER)。
堂々とした大輪で、マイルドな香りです。

エドワード・エルガー卿 (1857-1934) は行進曲 『威風堂々』（原題：
Pomp and Circumstance） や変奏曲 『Nimrod from the Enigma』 ほか
多くの曲をを作曲した、英国で最も著名な作曲家のひとりだそうです。

Wikipediaによると、『威風堂々』は
　　　 原題 “Pomp and Circumstance” は、シェイクスピアの戯曲 『オセロ』
　　 第3幕第3場の台詞から取られている。
　　　全部で6曲があるが、第1番の中間部の旋律は特に有名で、この国で単に
　　『威風堂々』 と言った場合は第1番あるいはその中間部の旋律を指すことが
　　　多い。イギリスではこの中間部の旋律はもっぱら "Land of Hope and Glory"
　　（『希望と栄光の国』）と呼ばれている。
　　「第2の国歌」 と称されるほど愛されている曲である。
とのことです。

味の素 『Cook Do』 のコマーシャルにも使用されたそうで、きっと聞けば
あの曲、と分かるはずですが、私のパソコンの調子が悪くてサンプル音声が
再生できません。

イギリス　オースティン　David Austin　1992年。
　　　　　(埼玉県菖蒲町　実野里フェイバリットガーデン　071103)

今日はこれから東京の「皇居ぐるっとウォーク」を見に行く予定です。
今年は日比谷公園発で皇居ではなく勝鬨橋とか下町を歩くコースだ
そうです。
私のウォーキングは威風堂々ではなくのんびり写真を撮りながら、ですが、
中には一生懸命歩く熱心なウォーカーの方も多いようです。

　　　　　　　　　　　　　あっち寄りこっち撮りしてウォーキング　　rocky


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人気の高いメアリーローズ

日本サッカー北京五輪出場決定おめでとう。

前半の致命的なピンチをよくセーブし、後半は何度もチャンスがあり
ながら点が取れませんでしたが、引き分けを目指さない攻撃的な
スピーディなサッカーでとても面白い試合でした。
反町監督とオリンピック代表チームは人気がないといわれてきましたが、
この試合で変わるでしょう。
これからさらに成長して、本番で活躍してほしいですね。


美しいピンクのカップ咲きのバラ、メアリーローズ　Mary Rose　(ＥＲ)。
雨上がりで露がいっぱいです。

グレハムトーマスと共にオースティンの出世作となった優秀な薔薇で、
もっとも広く栽培されているイングリッシュローズの一つだそうです。

Saint Maryなら 聖母マリアで、Maryは女性名として最も一般的な名前ですね。
日本なら花子でしょうが、近年は名づけが分散しているようです。

イギリス　オースティン　David Austin　1983年。
　　　　　（栃木県足利市　足利フラワーパーク　071111）

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森林公園の紅葉ライトアップ②

武蔵丘陵森林公園の紅葉ライトアップです。
行ったのは初日の17日で、まだ少し早い感じでした。
23日の連休からはだいぶ見頃になると思います。

ライトアップの写真は初めてで、難しいですね。
私のカメラではシャッタースピードを手振れしない60分の1秒程度に
設定すると、やはり暗すぎて何が写ったか家に帰ってパソコンで
増感しないと分かりません。

しかし何とか数枚アップできそうです。
背景が真っ黒で被写体が浮き上がるのがライトアップらしい
ところでしょうか。
　　　　　(埼玉県東松山市　武蔵丘陵森林公園　071117)

　　　　　　　　　　　　　　もみじ葉の冷えたライトに浮かぶ夜　　rocky


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まだ緑の葉のほうが多いほどです。

菊のような クロッカス？ ローズ

柔らかく淡いアプリコット色の美しい薔薇、クロッカスローズ　
Crocus　Rose　(ER)。

開ききった花はキクのようにも見えます。
香りはほとんどありません。

クロッカスとは花型も色も似ていないので、なぜその名を
付けたのかと思って辞書を検索すると、
Crocus　に 「オレンジがかった黄色」 の意味がありました。
おそらくこちらの意味の命名でしょう。

なお発音は英語ではクロウカスですので、クロウカス　ローズ
が良いようです。
クロッカスという日本名はギリシャ語 krokos (サフラン) 、
または Crocus のラテン語読みから来たもののようです。

イギリス　オースティン　Austin 　2000年。
　　　　　(埼玉県菖蒲町　実野里フェイバリットガーデン　071103)

気の早い春サザンカ 梅ヶ香

花の少なくなるこの時季、さいたま市立園芸植物園の椿園に
咲いているのはサザンカばかり、と思ったら意外にもそれ以外の
幾株かが咲き始めていました。

その一つ、梅ヶ香。

ごく淡いピンクが花芯から広がっています。
その様子を、梅が薫るのにたとえたのでしょうか。

椿とサザンカの交配種と考えられているハルサザンカの一種で、
12月から4月にかけて咲くということですが、ここでは11月に
もう満開のようです。
　　　　　(さいたま市緑区　園芸植物園　071118)

　　　　　　　　　　　　師走にもならずて梅ヶ香花盛り　　rocky


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ピンクの薔薇 ポートレイト

しっかりしたピンクのバラ、ポートレイト　portrait (ＨＴ) 。
ポートレートは肖像画、肖像写真ですね。
香りが強いそうです。

日本語で肖像写真というとスナップではないしっかりした写真、という
感じですが、妻の実家のお母さんがよく子供 （孫ですね） たちの写真を
写真館で撮ってもらっていたことを思い出しました。

石岡は遠いのでめったに行けません。
今年は暖かいのでと書きかけたら、東北地方は昨日は大雪だそうです。
急に寒くなりましたが、まだ咲いているでしょうか。

プレートには アメリカ　1975　とありますが、下記を採りました。
アメリカ　メイヤー　 C. Meyer　1971年。 　
All-America Rose Selection 1972年受賞。
　　　　　(茨城県石岡市　茨城県フラワーパーク　071013 )

　　　　　　　　　　　　　孫たちのポートレートを飾る母　　　rocky


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