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No tengo dinero ni tiempo.

昔習ったスペイン語で今でも覚えている数少ない文章の1つ。

2004NHK杯国際フィギュアスケート競技大会(1)

2004-11-15 00:00:00 | 2004NHK杯観戦記
■ 準備
観戦に行くにはチケットを取らなければならない。私と友人は日本スケート連盟関連のファンクラブ「アイスクリスタル」に入っている。だから先行予約があり一般の人より取りやすいはずであった。しかし・・・。
先行予約は甘くなかった。一般予約前の指定の某日、金、土、日に電話予約をするのだが、全然かからない。土曜日の昼下がり、やっとかかったが丁寧なアイクリ係の人のお言葉は「完売しました。キャンセル待ちしますか?」であった。もちろん待ちますとも。待たせていただいた結果、土、日のS席(希望はSS席)を確保。友人は金曜のSSも確保した。
私は当初、金曜は会社を休めない雰囲気だったため断念していたが、大会が近づくにつれて「休んでもよいのではないか」という気がしてきて、休むのに成功。しかし当日、券を持たずにいって当日券がなかっても嫌なのでA席を確保した。
それにしてもフィギュアスケートはチケットが取りにくい。しかし選手や関係者にとってはよいことである。

2004NHK杯国際フィギュアスケート競技大会(2)

2004-11-15 00:00:00 | 2004NHK杯観戦記
■ 2004/11/5(金)
この日の予定は以下のとおりであった。
1.アイスダンス(オリジナルダンス)
2.女子シングル(ショートプログラム)
3.ペア(フリー&表彰式)

A席はかなり天井に近かった。仕方ない。安かったんだから。ちなみに私の周辺の席に空席はなかった。

1.アイスダンス(オリジナルダンス)
氷上の舞踏会!しかしその実は採点競技なのでそんな優雅なものでもなさそうである。以下、印象に残った組など。
● 都築奈加子 / 宮本賢治 組
賢治くんは演技終了後、客席に登場し、知人と思われる人たちととても楽しそうに談笑。その楽しそうなところがお人柄か?演技直後のキスクラでも氷上に投げ込まれたプレゼントのハットをさっそく被ってカメラにポーズしていたし。すばらしいお人柄です。その賢治くんはその後、席を移動し、こっそり後を追うと(笑)観戦に来られていた山田満知子先生のところへ行ってご挨拶(?)。そっか山田先生、今日は観戦ですか・・・。
● Albena DENKOVA / Maxim STAVISKI 組
まず驚いたのがマックスの厚~い上半身。うわあ厚~っ。って何を見ているのか私。いや、上半身だけではなくて全体的にすばらしく鍛え上げられていました。その鍛えられた身体あってこそあのすばらしいスケーティングや感動的なダンスリフトがあるというものなのでしょう。演技はもちろんすばらしかったです。キスクラ終了後アルベナさんはなかなか引き上げず、コーチやマックスが引き上げてからも客席の影から次の滑走者(DELOBEL / SCHOENFELDER)の演技をずっと見ていました。私はその様子ばかり見ていたため、氷上は殆ど見ず。デロベルさん達に恨みはありません。私があほなだけです。
● Tatiana NAVKA / Roman KOSTOMAROV 組
A席は氷上と離れているせいか、時々雑念が入る。ちょうどナフカさん組をやっているときもあまり集中せず「ふーん、これはワールドチャンピオンか~。」と思ってぼんやり見ていた。その時、周辺の複数の個所から「あーっ!」の声が。何やらコストマロフさんがありえない大失敗をしたようで、演技後スクリーンでスローが流れたときもそのシーンが映し出されていた。周辺のある人は「失敗のシーンを大映しにして、かわいそう」とか聞こえてきた。かわいそうかはともかく、ロマンくんはキスクラでは案の定不機嫌そうなお顔で、点が出たらすぐにナフカさんとコーチを置いてさっさと帰っていきました。その姿が怖かった・・・。タチアナとコーチは投げ込まれた大量のお花やプレゼントを大きな袋に入れていたというのに!
● Svetlana KULIKOVA / Vitali NOVIKOV 組
タラソワが先生のようです。2人とも、雰囲気がテニスプレイヤーのようでした。って全然ほめことばじゃないね。
● 渡辺心 / 木戸章之 組
よかった!と思ったんだけどオリジナルダンスでは8位でした。ウオーミングアップ前、木戸さんは1人でシャドーダンシング(っていう言い方するんだろうか?)して1つ1つ確かめているようでした。真面目なお人柄を見たような気がしました。

2004NHK杯国際フィギュアスケート競技大会(3)

2004-11-15 00:00:00 | 2004NHK杯観戦記
■ 2004/11/5(金)つづき

2.女子シングル(ショートプログラム)
私的に、いい面子になった女子選手。日本選手はもちろん海外からも「お!」という選手が来てくれました。以下、印象に残ったところなど。
● Elena LIASHENKO さん
さすが新採点の申し子!っていうのはともかく、ジャンプ飛ぶ前、足が直角になるのが印象的。フリーレッグというのでしょうか?ウクライナ名物フリーレッグ?2年前に京都でN杯があったとき、マニアチェンコさんを見ましたが、どんなフリーレッグかは忘れました。
● 安藤 美姫 さん
はじめのジャンプでちょっとふらっとしたように見えたが後はミスも無く。しかし肩のテーピングが痛々しい。はずれる癖があるとは心配です。お大事に・・・。
● Alisa DREI さん
スーっと静かに滑っていたのが印象的。ジャンプは高さは普通だが距離がありパーンと飛んでいたようだった。フィンランド名物美しいスケーティングとはこういうことか、と感動していたが思っていたほど点が伸びず。私は技術はまったくわからないので点が伸びない理由もわかりませんが・・・。
● Viktoria VOLCHKOVA さん
おお!!ヴィッカちゃん。復活おめでとう。氷上でのお姿を見れるだけでも嬉しいですよ。去年の世界選手権の放映見たときはなんだか元気がなさそうだったので・・・。見るまでは、出場してくれるだけで、どんなにこけてもいいと思っていましたが、要らん心配でした。ミスもなく、大きなスケーティングに感動しました。周辺の席からは「あの選手は立っているだけで絵になるねえ。」と言っているのが聞こえました。ヴィッカちゃん、是非N杯から復活を!!
● 恩田 美栄 さん
6分間の練習であれほどばしばしと降りていた1つめジャンプ(トリプルルッツ?)で転倒。「ああ~っ」と会場からは大きな溜息。見守るオードリー先生も心配そうな表情になっておられたように見えたが本人はどんな気持ちだったのだろうか?その後は大きなミスはなかったように見えたけど、最後まで半拍くらいずれていたのか最後の決めポーズでもちょっとずれてしまい、ポーズが終わった後「ああ、やっちゃった・・・」みたいな表情に見えました。ああオンちゃん・・・。ああいう時先生はどんなことばをかけているのでしょう。オンちゃんはウオームアップを待っているときもキスクラでもオードリー先生ととてもたくさんお話しているのが見えました。キスクラでは失敗はあったけど、笑顔も見せてくれました。去年までのキスクラでの表情とは違うような気がしました。オンちゃんは強い心を持ち、精神的にも成長したのだな・・・と思いました。同時に地元で極度の緊張の中で演技する難しさも感じました。SPは6位。私的にちょっとしょんぼりしてしまいました。本人はもっと辛かったのではと思いました。
● Elena SOKOLOVA さん
わあ~。エルケがキムに!いや違う。エルケ似だと思っていたけど、今年はキム似になっていたってこと?そんなん言ったらどっちが怒ってくるかは不明。きっと両方怒ってくるでしょう。まあそれはさておき、演技よかった!。エレーナも復活して欲しい選手です。最後のガッツポーズ素敵でした。テニスだったら「カモーン」の雄叫びか?
思えば2年前のN杯ではじめてみたとき、6分間の練習でイリーナ(スルツカヤさん)がジャンプを決めて大拍手をもらうと必ずすぐ後で自分もジャンプをばしばし飛び、練習では結構降りていたのに本番ではあまり決まらず・・・というのを思い出します。
思い出はさておき、ロシア2名が復活していたので、この女子シングルも一気に「テニスで言ったらティアⅠ」にレベルアップ、とか勝手なことを考えていました。
● Miriam MANZANO さん
なぜか気になるマンザノさん。4大陸放映などで見たことがあって、その時のことを思えばこの日はとてもよかった!って思ったのですが、点は伸びず。点が出る前は「年に●度のマンザノ祭り」と思っていたのに。
● Idora HEGEL さん
相変わらず目の化粧激しいなあ・・・。素顔が見たいよイドラちゃん。メイクでは奈加子さんと対決もの?とか言ってたら2人から怒られそうである。
● Valentina MARCHEI さん
唯一、知らない選手だった。ジュニア選手かと思っていたら、去年のイタリア選手権チャンピオンでしたか。失礼しました。そっかカロリーナ(コストナーさん)と2人でトリノ五輪で活躍しないといけないものね。
● 荒川 静香 さん
女王の風格!世界チャンピオンとはこういうものなのか!いや~すばらしい演技でした。あそこまでやられたら誰も何も言わないでしょう。全盛期のヤグージンか、それでなければロジャー・フェデラーか・・・。リンクサイドのタラソワ先生も誇らしげ。客もスタンディングオベイション。しーちゃんも確信してか観客に手を振って応えていました。それに・・・めっちゃ高得点!パーソナルベストは当然更新。2位のソコロワに10点以上も差をつけての堂々トップはすばらしい。私が長野五輪のテレビ放映で初めてしーちゃんを見たとき(その時はスケート観戦には興味がなかった)その初々しさにテレビの前で「あらかわちゃん!」と言っていたものだが・・・。もうあらかわちゃん呼ばわりはできないくらいすごい人になってます。

2004NHK杯国際フィギュアスケート競技大会(4)

2004-11-15 00:00:00 | 2004NHK杯観戦記
■ 2004/11/5(金)つづき

3.ペア(フリー)&表彰式
女子シングルショートプログラムで集中していたせいか、ペアの第一グループの時は不覚にも寝ていました。Eva-Maria FITZE / Rico REX 組さん、Julia BELOGLAZOVA / Andrei BEKH 組さん、Marina AGANINA / Artem KNYAZEV 組さんには何の恨みもありません。ごめんなさい。次の機会には必ず見ます!

第二グループには日本出身の女子2名が登場。
● Natalia SHESTAKOVA / Pavel LEBEDEV 組
忘れました・・・。ちゃんと見ていたのに。ごめん・・・。
● Utako WAKAMATSU / Jean-Sebastien FECTEAU 組
むむ、何やら、和服?と思ったら演技に入る前のポーズでは2人が氷上に正座して丁寧なお辞儀・・・。会場は大ウケ!。私も声を出して笑ってしまいましたよ。あれって詩子ちゃんが「正座してお辞儀しようよ。きっとウケるから。」って言い出したんだろうか?それだったら面白すぎます。最後の決めポーズもよかったです。ジャン・セバスチャンはなかなか顔が覚えられません。すみません。ちなみに曲はラストエンペラーでした。
● Rena INOUE / John BALDWIN, jr. 組
良い演技でした!感激しました。2人とも嬉しそうでした。さすが全米チャンピオンです。

その後、休憩になり、詩子ちゃんは客席で年配か中年の(?)男女に囲まれて談笑。親とか親戚とかか?あるいは熱烈ファンか?フェクトーさんも近くでその様子を見たり、サインに応じたりしていました。(っていう様子を双眼鏡を使ってじっと見る私は変態ですか?)
それにしても若松さん、井上さんは過去には日本代表としても大会に出ておられたということはよく知られていますが、そこから心機一転、海を越えてその国の市民権をとり別の国の代表として活躍・・・と思うと、ここまでの過程でどれほどの苦労があったのだろうと思わざるを得ません。

最終組は、レベルが違う!
● Dorota ZAGORSKA / Mariusz SIUDEK 組
ベテランの味とはこういう味か?危険技もたくさんみせてくれました。特に「おお!」と思ったのが女性を股抜きしてから頭の上にリフトする技です。私は股抜きショットならぬ「股抜きリフト」と勝手に呼んでいます。
● Qing PANG / Jian TONG 組
ペアには数々の危険な離れ技があるが、中国名物はなんといっても「投げるのの高さ」だと思います。実際ツイストして投げるのも、高~い!!。大迫力です。スロージャンプも軽くさっと投げると、高い放物線を描いてこれまた大迫力。しかしこの日はパンちゃんに少しミスが。演技後も心ここにあらずで悔しそうな表情といったように見えました。トンくんが声をかけてもプイ。優勝が狙える位置でしたので、余計に悔しかったのでしょうね。
ところで私事ですが、今までトンくんについて「ちょっと・・・」だったのです。しかしこの観戦でこの思いも払拭。むしろ応援したい選手になってしまいました。リンクサイドでは「プイ」のパンちゃんのかわりにファンへハグなどして応えていましたし、「プイ」のパンちゃんにめげずに声をかけていたように見えましたし。(ただ、ここでもし「おまえのせいや」とか言ってたら目も当てられませんが、トンくんの表情からはそんな風には見えませんでした。)
● Maria PETROVA / Alexei TIKHONOV 組
去年と同じ演目であったが、この演目が好きなのでナマで見れてとてもラッキーでした。特に目を見張ったのが2人並んで同時にジャンプをする演技で、多くの組が、2人の位置が結構離れていたりあるいはジャンプのタイミングがばらついたりするのに、この組は2人の距離も離れずに着地のタイミングも「ぴた」っとあっていました。最後少しふらっとしたようにも見えたが、問題なし。すばらしい演技でした。
ティホノフさんは本当にファンサービスをたくさんしてくれる人でした。表彰式が終わってからもファンからのカメラにポーズを作っていましたし、リンクにあがってからも応えていました。その背景には、以前日本代表としてペア競技をしておられたとのことなので、そのときから応援しておられるファンの方があるのかもしれません。

終わったら、既に21時前でした・・・。

2004NHK杯国際フィギュアスケート競技大会(5)

2004-11-15 00:00:00 | 2004NHK杯観戦記
■ 2004/11/6(土)
この日の予定は以下のとおりであった。
1.男子シングル(ショートプログラム)
2.アイスダンス(フリー&表彰式)
3.女子シングル(フリー&表彰式)

今日からはS席である。席は中央でなかなかよかった。まわりはアイクリの人が多かったのかはわからないが、隣の人たちはアイクリの封筒をそのまま持ってきていたからそうなのだろう。
今日は開場と同時に入ってできれば公式練習を見たいと思っていた。しかし時間の感覚で、ついテニス観戦の癖がでたのと、電車が行ったばかりだったので着いたときには公式練習は終了していた。

1.男子シングル(ショートプログラム)
私的に、男子は女子ほどの緊張感ある観戦ではありませんでしたが、特に来日選手でははじめてみる選手も多く、とても楽しみでした。
以下、印象に残ったところなど。

● 小林 宏一 さん
今回のN杯の目玉選手であったプルシェンコさんの欠場に伴い、急遽出場が決定したコバヒロくん。これはチャンス!って本人は思っていたかは不明だが、演技ではジャンプミスなどもあり見ている側にも緊張が伝わってきました。それに得点も厳しい・・・。
● Chengjiang LI さん
1つめのジャンプは高くて大きくてさすが李さん!と思ったが、途中少しミスもあって残念でした。
● Michael WEISS さん
演技良かった!それにテレビで見るよりマッチョではなかった。良いアスリート体型だと思った。実はこの日の行きの電車で同じ行き先の人が私の近くでいろいろな選手について話していたのを聞いた。その時ワイスさんの話がでて「ワイスは・・・私はちょっとね。っていうか~筋肉がスケート選手としては無駄についているっていう感じだし・・・。別の競技ならねえ。って私って失礼ね。」とか言っていた。私はその会話を興味深く聞きつつも、「ホント、失礼な人ね」と思う一方、「一体ワイスという人はどれほどマッチョな人なんだろう」という思いもあった。しかし百聞は一見にしかず、であった。
● Alban PREAUBERT さん
忘れました。すみません。
● Frederic DAMBIER さん
良かった。独特の雰囲気のある選手でした。繊細だけど力強いというか・・・。
● 本田 武史 さん
去年は怪我に泣き、全日本でも見れなかったが、今年は競技会は嬉しい。しかし・・・。怪我からの復帰は本当に難しいのですね。とはいえ、スケーティングやステップには大物の存在感がありました。
● Johnny WEIR さん
すばらしい演技でした。ノーミス!そして「キャー」が多数聞こえました。そうそう、男性選手には女性客からの「キャー」が必要よね。大いに盛り上がりました。会場では「小さくて可愛らしいジョニーくん」って感じでしたが、今調べたら身長172cmの二十歳なのですね。
● Shawn SAWYER さん
忘れました。ごめんなさい。
● 中庭 健介 さん
感動しました!ノーミスではなかったですか?!これはもしかしていい点出るかな(出るぞー)って思ったのですが、SP6位。厳しい点でした。うーむ・・・。
● Timothy GOEBEL さん
出番を前にしてリンクの脇で縄跳びしたりジャンプの着地の練習を繰り返ししたりして、さすが4回転ジャンプ王のゲーブルさん。氷上では小さいミスはあったがジャンプはすばらしく表現力もあったと思いました。しかしジョニーくんを超えることができずSP2位でした。
● Nicholas YOUNG さん
コミカルな演技でした。表現力あると思いました。ちなみに曲は「Silent Movie Medley」だそうです。なるほど・・・。
● Alexander SHUBIN さん
以前世界ジュニアの放映で見たときとは雰囲気ががらっと変わって(?)とてもかっこよくなっていました。っていうかアブトさんに似てきましたね。アブトさんに似てきたってことは、今後日本で大ブレイク?!しかし点は厳しかったです。

全体を終わってみて思ったのは、絶対評価とはいえ国際大会で実績の無い人には厳しい点がついているという印象でした。しかし私は技やスケーティングが分かるわけではないので厳しい点がついた人には何か理由があるのでしょうか?今後たくさん見て語れるようになってみたいです。

2004NHK杯国際フィギュアスケート競技大会(6)

2004-11-15 00:00:00 | 2004NHK杯観戦記
■ 2004/11/6(土)つづき

2.アイスダンス(フリー&表彰式)
さあ、いよいよフリープログラム!しかし男子シングルの後、また集中力が切れてきました。
以下、印象に残ったところなど。

● 渡辺心 / 木戸章之 組
片足のリフトやリフトしながらまわるのなど、たくさんの加点に繋がる技が盛り込まれていたように思いました。去年から今年、そして今後・・・とまだまだ進化するぞ!っていう意気込みを感じさせるダンスでした。
● Albena DENKOVA / Maxim STAVISKI 組
変わった曲でした。出だし「さかなやで~」みたいな声で始まる曲です。もちろんそんなこと言っているわけありませんが。それはさておき、演技はすばらしかったです。感動しました。ちょっと滑っている間にとてもたくさんの技をしているようでした。私的に優勝はこのカップル、と確信しました。
● Melissa GREGORY / Denis PETUKHOV 組
女性かわいかったです。それに割とうまいと思いました。
● Isabelle DELOBEL / Olivier SCHOENFELDER 組
うまいといえばこのカップルも!存在感も今にどーんと出てくる予感がします。
● Tatiana NAVKA / Roman KOSTOMAROV 組
トスカの曲を聞くと、スルツカヤさんのことを思い出します。うっとり聞いてしまいました。実はこのとき、客席の脇でデン・スタ組が真剣な顔でこの組の演技を見ていました。それをずっと双眼鏡でみていたので、この組の演技はあまり覚えていません。最後のほうで危険なダンスリフト(?)でひやっとする場面がありました。

この組の得点がでてデン・スタ組の優勝が決まった時の2人ハグが感動的でした。
表彰式の時間になり、1位から3位の選手は呼ばれたら順番に出てきて表彰台にのぼらなければなりません。しかし・・・。2位のTatiana NAVKA / Roman KOSTOMAROV 組がコールされても、出てきません。むむ?もしかして不本意な成績に表彰式ボイコットか?などと雑念がよぎったところへ、慌ててナフカさんがリンクサイドへ登場。しかし1人です。演技をしているときの堂々としたナフカさんと違っておろおろしているようでした。そりゃそうよね、1人で表彰台行くのもヘンだし、どうしよう・・・って。しかしロマンくんは出てくる気配がありません。ナフカさんはおろおろしながら1人で氷上に出てきました。でもまだ来ないロマンくん・・・。やっと出てきたロマンくんは衣装のボタンも一部とまってなくて表彰台にのぼってからナフカさんにボタンをとめてもらう始末でした。「どこ行ってたの?」「え、そんなに早く表彰式はじまるって思ってなかったから」なんて会話があったのかは知らないが、2人は表彰台で会話していました。(コストマロフさん、こんなことでは「私的だめ男」に認定させていただきますよ。)
はじめてブルガリア国歌を聞きました。

2004NHK杯国際フィギュアスケート競技大会(7)

2004-11-15 00:00:00 | 2004NHK杯観戦記
■ 2004/11/6(土)つづき

3.女子シングル(フリー&表彰式)
緊張感漂う女子シングルです。
以下、印象に残ったところなど。

● Miriam MANZANO さん
今日も気になるマンザノさん。演技はとてもよかったです。パーソナルベストも更新!やはり「年に●度のマンザノ祭り」だったのです。
● Viktoria VOLCHKOVA さん
素敵でした。ジャンプ転倒もなかったと思います。ジャンプについてはガシっと降りるランディングが素敵でした。表情はあまりないけど、これがヴィッカ。復活の足がかりにして!
● 荒川 静香 さん
まさかのジャンプミスはあったけど、女王オーラがムンムン漂う演技だったと思います。でも演技が終わった後、本人的には微妙な表情のように見受けられました。キスクラでも早速タラソワ先生があれこれ言っているようでした。
● 恩田 美栄 さん
6分間の練習の時から、攻めるスケーティングって感じでした。(次の日の新聞には「大和魂がでた」とのコメントがありましたので、本当に攻めていたのでしょう。)その練習で「え?」と思うジャンプコンビネーションがありました。ダブルアクセルからトリプルジャンプ(トウループ?)というものでした。他の選手ではあまり見ないコンビネーションジャンプです。本番でも「攻めのオンちゃん」というように見えました。昨日失敗したのと同じ1つめのトリプルルッツも高くてきれいでした。そして練習でさんざんやっていたダブルアクセルからトリプルジャンプのコンビネーションも見せてくれました。しかし・・・。3分超えてからのジャンプ転倒(トリプルルッツ)は惜しかったよ・・・。最後の決めポーズの後微妙な表情に見えたけど、すぐに表情を切り替えて笑顔でリンクサイドのお客さんに応えていました。後でテレビでその時の様子を見ると、キスクラの上から投げ込まれるプレゼントに笑顔で「ありがと」と名古屋弁のイントネーションで言ったと思ったら「OK!」と英語のイントネーションで応えていたり・・・というのがありました。会場ではわからなかったのですがテレビで見たところちょっと涙がみえたような気がしました。得点が読み上げられていたときでした。パーソナルベストを更新したからなのでしょうか?オードリー先生の肩に顔をうずめて涙を隠しているように見えました。私もそのシーンには心打たれ、不覚にも「もらい泣き~♪」してしまいそうでした。オードリー先生はその後、オンちゃんに水を渡してささっと引き上げていきましたが・・・。それにしてもオンちゃんは毎年「ここが変わった、ここが素敵」を実践していく選手です。
● 安藤 美姫 さん
今日はするのかな4回転・・・。4回転をするならおそらくあの場所だろう、と思っていたところで4回転はなく、その後もありませんでしたが、飛ぶジャンプすべてポン、ポン、・・・ときれいに降りていました。4回転抜きのクリーンなプログラムで、演技終了後はスタンディングオベイションでした。私も感動しました。地元でのプレッシャーの中、すばらしい演技だったと思いました。美姫ちゃんもまた、演技の後涙が見えました。緊張から解き放たれた涙だったのでしょうか?
● Elena LIASHENKO さん
この日は元気なく終わってしまいました。
● Elena SOKOLOVA さん
はじめのほうは、とても緊張しているように見えました。スピードが緊張で消されているって感じでした。しかし途中でジャンプミス(恐らくトリプルジャンプがシングルになってしまった)ところから吹っ切れたのか勢いのあるスケートが戻ってきました。フリーではオンちゃんの下の4位でしたが、総合では3位。おめでとう、レーナ!

表彰式前(1):キスクラにてしーちゃんと美姫ちゃんに対してNHKのインタビューが行われていました。ああいうのを見ると、ついオンちゃんのことを思って少しつらくなりました。でも本当につらいのは本人よね。私がつらがっていてはいけません。
表彰式前(2):3選手がリンクサイドで待っていたとき、少し間がありました。しーちゃんと美姫ちゃんは楽しそうにお話しているようでした。じっとそれを見るレーナ・・・。そのお姿は「私も話によせてほしいなあ・・・」っていうふうにも見えました。レーナは立つ場所を変え、しーちゃんの側に来ました。しーちゃんなら、タラソワの門下生だし、ロシア語かあるいは英語でいけるかな?とでも思ったのでしょうか?(ちなみにISU選手紹介によるとソコロワさんの趣味はEnglishだそうです。)すると気配りのしーちゃんはそれに気付いたのか(どうかは不明だが)レーナとお話を開始しました。なんだか嬉しそうなレーナ!よかったね。
・・・というのを双眼鏡でじっと観察していました。勝手な想像失礼しました。

2004NHK杯国際フィギュアスケート競技大会(8)

2004-11-15 00:00:00 | 2004NHK杯観戦記
■ 2004/11/6(日)
この日の予定は以下のとおりであった。
1.男子シングル(フリー&表彰式)
2.エキシビション

この日、一緒に行くはずの友人は「弟の結婚式」というはずすにはずせない事情により来れず。というわけで私1人での観戦となりました。

最終日こそ開場と同時に入ろうと思い、少し余裕を持ってホテルをチェックアウトしました。するとエレベータで夫婦風の男女にはちあわせました。私の荷物を見てその男性が「たくさんの荷物ですね。もしかしてスケート?」と聞いてくるではありませんか!「そ、そうです。防寒着はいらなかったので先に送ってしまおうと思って。」と答えた。すごい。同じ目的の人が同じホテルにいたなんて。(テニスでは考えにくいから。)

それはともかく本当に名古屋レインボーアイスアリーナは暖かい。氷大丈夫なのかと思うほどである。私は京都アクアリーナの超寒い会場を思って、たくさんの防寒着を持ってきたが無駄であった。逆にはじめての観戦が名古屋レインボーアリーナだった人は、「案外大丈夫やん」と思って防寒着用意せず別の会場で凍えるのかもしれません。

話はそれましたが、開場に間に合うように行ってみたらすでにずら~っと並んでいました。ひょえ~。すごい。
開場時間になり見てみると日本人3人娘が公式練習していました。
美姫はジャンプ練習では珍しく(?)、リンクサイドの佐藤信夫先生の目の前で激しく転倒していました。
ちょうどオンちゃんの曲がかかりました。出だしの帽子を投げるまでとステップを念入りに練習していたようでした。リンクサイドのオードリー先生は、ショートやフリーの時には見られなったような細かい指示をたくさん与えているようでした。
しーちゃんは、タラソワ先生はいませんでした。別の先生がいらっしゃったかもしれませんが、わかりませんでした。
ちなみにリンクサイドでは高橋大輔選手がいました。そういえば金曜日から観客席で見かけていましたが、今日はリンクサイドですか?ドア係?じゃないよね。

2004NHK杯国際フィギュアスケート競技大会(9)

2004-11-15 00:00:00 | 2004NHK杯観戦記
■ 2004/11/6(日)つづき

1.男子シングル(フリー&表彰式)
アメリカ人表彰台独占になるのでしょうか?
以下、印象に残ったところなど。

● Chengjiang LI さん
演技よかった!演技終了後確信のガッツポーズもよかった。そしてそれより何よりリンクサイド席の後方の列に陣取った少し年配の女性の「熱烈応援」が熱かった!ジャンプが決まるたび中国国旗を振りまわし、途中からは興奮のあまり立ち上がって(最後列でよかったね。)狂喜乱舞の大応援。李さんは演技後リンクサイド最前列に下りてきたその女性とハグ。女性はなかなか離さず。会場から笑いもおきていました。李さんは演技終了後トレーニングウエア姿でその方の席まできて話し込んでいたので、その方は李さんの親かあるいは身内なのかもしれません。
● Michael WEISS さん
この日はちょっとミスってしまった。
● Frederic DAMBIER さん
やはりこの人は独特の世界!
● Timothy GOEBEL さん
よく飛んでいました。3-3-2か3-2-2か、3回連続でするコンビネーションジャンプを何回か飛んでいました。ちょっとよろけてもバランス崩しても、飛んでは降りていました。さすがジャンプのティモシー。
● Johnny WEIR さん
この日もノーミスで、やはり会場からは「キャー!!」の嵐。演技の終盤、ストレートラインでステップをするところがあったのですが、拍手とキャーで会場は大いに盛り上がり、演技終了までその拍手とキャーは途切れませんでした。「ジョニーくんによるジョニーくんのための大会」となりました。当然総合1位。
● 本田 武史さん
ジョニーで大いに盛り上がった後の出番であった。ジャンプでトリプルジャンプがシングルジャンプになったり・・・というのが何箇所かあったけど、やはり怪我したところが痛むのでしょうか?お大事に・・・。
● 中庭 健介 さん
感激!4回転ジャンプを含めて、すべてジャンプは降りていたと思います。マンザノさんではないが「健介祭り」だったと思います。表現もよかったと思いました。演技終了後、リンクサイドの最前列に降りてくる客がありましたが、その中に見たことのある顔が・・・。むむ、もしかしてあれは若松詩子さん?何か手渡してぽんぽんっと肩をたたいて少し言葉を交わしているようでした。でも選手がリンクサイド席に座っていたりするのかな?人違いだったらたいへん失礼しました。

表彰式でアメリカ国旗が揚がっていくとき、大スクリーンはジョニーくんの顔アップになった。それに気付いておどけた表情でウインクしたり国歌を口パクするジョニーくん・・・。面白い人です。

2004NHK杯国際フィギュアスケート競技大会(10)

2004-11-15 00:00:00 | 2004NHK杯観戦記
■ 2004/11/6(日)つづき

2.エキシビション
以下、印象に残ったところなど。

● 詩子ちゃんペアと怜奈ちゃんペアが登場。
● ヴィッカちゃん、今日も美しいのに無表情。でもいいのです。今大会、ヴィッカちゃんを見れて本当によかったよ。
● グレゴリー&ペチコフペアは、「ペチコフさんがインターネットでペアの相手を募り、このペアができたこと」や「夫婦ペア」だという紹介があった。そうだったのか。後で調べるとコーチはニコライ・モロゾフ&シェリー・ボーンさんとのことで、コーチも選手も愛の力ってとこでしょうか?
● ワイスさんはさすがに「見せるスケート」を熟知しておられます。プロっぽいですね。ワイスさん特製「かかとすべり」などもあり楽しいプログラム。
● オンちゃんは、公式練習で何度もやり直していたところ、今日は納得いったのでしょうか?野辺山でみたような途中で首をかしげるシーンはなかったけど・・・。ちなみに野辺山では側転していましたが、それはありませんでした。
● デロベル&ショーンフェルダーさんたちは独特だった。2人の手首がロープで繋がれた状態でいろいろな技を繰り広げる。演技の終盤にロープが解かれて自由になる。アニシナ&ペーゼラさんたちのソルトレイク五輪のフリーの演技を少し思い出した。
● ダンビエさんは、やはり今日も雰囲気があった。フランス語の歌にのって世界を作り上げていく。しかし私が一番印象に残ったのは、フランス語の歌詞の「パ(pas)」であった。
● ザゴルスカ&シュデクさんは、この日も股抜きリフトなどいろいろな見せる技をしてくれました。
● ソコロワさんは、ノーミス!笑顔が素敵。これが競技なら高得点が出そうという演技でした。
==休憩==
● パン&トンさんは白いTシャツに黒いズポンというカジュアル服で登場。2人のスタイルのよさに周辺の席から「細~い、スタイルいい~」と声が漏れていた。この日も元気に上へ、横へ、投げる投げる!その度に客は「キャー」。アンコールでも大サービスで投げ技をしてくれました。
● ナフカ&コストマロフさんはオースティンパワーズの曲にのせて楽しいプログラム。テレビで見たことのある演目だったが、ナマもよいね。ちなみに私はその時雑念がよぎり、第一部の時、リンクの脇でコストマロフさんとソコロワさんが会話をしているところとか、コストマロフさんとスタビスキーさんが会話しているところとかを思い出していた。ロマンくんのトレーニングウェア(Tシャツ)がなんともかわいかったのであった。(イメージと違う。)
● 美姫ちゃんは、ミッキーの曲にのって、元気なプログラム。野辺山のとき見たような「チアガールのボンボン」はありませんでした。なしにしたのかな?そしてなんといってもアンコールで4回転(サルコー?)を降りていたのが印象的でした。
● ペトロワ・ティホノフさんところは、競技会では使えない危険技を多数披露。特にマリアの足首を持ってティホノフさんが回りながらぐるぐるまわすのは迫力満点でかなり怖い。あとちょっとでマリアの顔に氷激突よ!で、その後マリアの乱れた髪をティホさんが直してあげていました。
● ジョニーくんは「イマジン」の曲で、またノーミスでした。もちろん「キャー」でした。フライングキャメルスピンの前に足を何度もまわす(ってなんていうんでしょう?)のを披露して大いに盛り上がりました。
● デンコワ&スタビスキーさんところは、また独特の世界でした。目隠しした2人がやがて解き放たれて、そして最後は「R指定映画」のようでした。息を呑む観客・・・。あのカップルだからこそできる演目なのでしょう。ちなみにテレビ放映ではその最後のシーンはマックスの顔のアップになっていました。
● トリはもちろんしーちゃん。メモリーの曲にのせて貫禄たっぷりの演技素敵でした。で、演技が終わってリンクサイドに戻ると、グランドフィナーレのためにリンクサイドでスタンバイしている美姫ちゃんとオンちゃんに何か話し掛けられている様子。しーちゃんもその話に加わって、かなり盛り上がっているようだったが、ヴィッカは後ろでそれを冷ややかに見ていた。話が済んでしーちゃんはアンコールへ出て行ったが、会場では何言っているのかわからなかったが、後で2chで見たところ美姫ちゃんとオンちゃんはしーちゃんに「ルッツしてよ」とか言っていたらしい。面白い。

グランドフィナーレ
まず、フラワーガール&ボーイたちが国旗を持っての演技があった。
その後1人ずつ名前がコールされると氷上にでてお好きな技をしてから、自分の国の国旗をもった子供のところへいく、というものであった。
ゲーブルさん、何を慌てたか、ブレードのカバーをはずさずに氷上へ出て、激しく転倒!かなり照れるティモシー・・・。
オンちゃん、旗を持つ少女にたくさんお話。いや、しゃべりすぎ?旗を持っていた少女にはいい思い出になったかな?
美姫ちゃんが来て、オンちゃんのしゃべりに加わっていた。「もーあんたら、しゃべりすぎやっちゅうの」というくらい楽しそうにしゃべっている様子であった。
しーちゃんはワールドチャンピオンですから。女王の振る舞いでした。しーちゃんが最後にでてきて、さっと旗を持つ少女から旗を受け取り、少女の手をとってリンクをまわり始めました。すると同じように他の国の選手がついてきました。ティホノフさんは子供を肩にのせていました。
女王のしーちゃんはマイクを受け取り、新潟中越地震の募金のお願いをしました。海外選手代表として、ティホノフさんが日本語と英語を混ぜながら募金のお願いをしました。
最後に、サインボールの投げ込み。その場でサインをして、選手が観客に投げてくれるのですが、S席では当然そのボールは届きません。なので楽しく見ていました。美姫ちゃんのサインボールにオンちゃんもサインをしていましたが、あのボールをもらった人はかなりラッキーですね。

というわけで、楽しかったNHK杯は終了しました。来年は東京だそうです。