No tengo dinero ni tiempo.

昔習ったスペイン語で今でも覚えている数少ない文章の1つ。

第73回 全日本フィギュアスケートジュニア選手権大会(1)

2004-11-22 00:00:00 | 2004全日本ジュニアフィギュア
■ この大会について
開催日:2004/11/20(Sat.)~2004/11/21(Sun.)
プログラムによると、この大会は
JOCジュニアオリンピックカップ
第73回 全日本フィギュアスケートジュニア選手権大会
兼 2005年世界ジュニア選手権大会第3次選考会
だそうだ。
とはいってもJOCのサイトに行っても何が書いてあるわけではなかった。実際かなり探してみたのだが私の探し方が悪いのかジュニアオリンピックとか、そういう文字は見当たらない。
また「兼 2005年世界ジュニア選手権大会第3次選考会」というのがなんとも玉虫色なタイトルである。一発勝負を避けて「選考会」としているのであろうが。まあ一発勝負でもし大アップセットがあったらちょっと・・・ということかあるいは今までの活躍もみますよ、ということなのだろうか。

■ チケットの謎
今回は、宿泊を伴わない観戦なので、宿や交通機関をおさえる必要はなかった。問題はチケットである。確か去年京都アクアリーナで開催されたときは無料だった。今年はどうか?その日が近づくと日本スケート連盟のページを毎日見ていたのだが載っていない。その頃、他サイト様では「前売り券情報」なるものが出回っていた。え?しかし探しても見つからない。じゃあ、昨年と同じように無料か?
果たしていってみると、無料ではなかった。当日券は2000円であった。
やっぱり必要やん、チケット!!それならもっとおおっぴらに言ってくれれば前売り(買える所で売っていたのなら)買ったのに。で、会場に行くといい場所は結構詰まっているが、空席が多かった。っていうか客席は殆ど関係者?関係者以外で見に来ている人って私らだけか?まあそれはともかくとして今フィギュアスケート話題性いっぱいなんだからもっと宣伝すれば席も埋まったのに・・・。それにしてもなぜチケットのことをおおっびらにしなかったのでしょうね、スケ連さん。(メールで聞いてみようか・・・)

■ 日本製?新採点システム
ジャッジ席側のそこそこのところに席を取り、ジャッジ席を見ると、何やら新しそうな端末が並んでいた。そうか、新採点方式ね。NHK杯のときも双眼鏡を使って画面を見ていたのだが、それとは違う感じであった。新採点システム、噂によると1セットうん千万円だそうですが、日本の国内戦で使用するのはもう少し簡易なものか?それともフィギュア界をリードするためにNHK杯で見たよりも高級品か?で、どこがこのシステムを受注したんだろう?・・・などと妄想。

■ 大阪プールについて
昼間は屋根から太陽が入ってきて(この書き方じゃ誤解を生みそうだがなんと書いてよいか分からない)リンクが明るくていいです。観客席の椅子も薄いクッション付き、床もじゅうたんがひいてあるし、寒いは寒いが、まあこんなもんかと。つまり、京都アクアリーナは寒すぎ。名古屋レインボーはあったかすぎ。まあ、京都アクアリーナはその分リンクに近い感じがするし、名古屋レインボーはあったかいから軽装でこれるしいいのですが。
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第73回 全日本フィギュアスケートジュニア選手権大会(2)

2004-11-22 00:00:00 | 2004全日本ジュニアフィギュア
■ 競技など印象に残った点

1.アイスダンス
今年は2組が登場。やってるほうとしては2組でも競えるほうがよいかもね。新横浜プリンスFSCとセント星ヶ丘FSCの対決。ダンスの技術とかはわかりませんが新横のカップルのほうがよりアイスダンスらしい感じがしました。それが順位にあらわれたのかもしれません。しかし私は星ケ丘のカップルの初々しさといつも笑顔のダンスに心が和みました。

2.男子シングル
・織田くん優勝おめでとう:ショートの「スーパーマリオブラザース」はいい選曲だと思いました。外国でも人気のゲームらしいし、これは絶対うける!と思ったからです。表現も、コミカルなところや笑うところもたくさんあって、素敵なプログラムだと思いました。その分、高い表現力が要求されるのかもしれませんね。フリーは織田くんの高い表現力にひきこまれました。衣装は・・・他サイト様で見たのですが、ジェフリー・バトルさんのなのですか?きっとバトルさんも喜んでいることでしょう。
・南里くん準優勝おめでとう:横断幕に「笑顔炸裂」と書いてありましたが、本当にそうですね。って、顔ばかりみていたわけではありません。ジャンプや滑りも素敵でした。野辺山で見たエキシビション、もう一度みたいです。全日本ジュニアでもエキシビあったらよいのに・・・。
・岸本くん3位おめでとう:心が洗われるようなジャンプでした。トリプルアクセルより大きなジャンプに見えました。表現も力強くていいと思いました。
・小塚くん素敵でした:演技すべてにおいて自信に溢れていて、素敵でした。きっとたくさん練習をしてきた成果なのでしょう。
・大上くんよかったです:去年も出ておられたのに、覚えていません。(すみません。)でも今年は覚えました。もう忘れません。また応援します。有川先生とがんばれ~!
・柴田くん復帰:去年演技中に転倒し棄権になってしまってから心配でしたが、今年は元気な姿を見れて良かったです。もちろん柴田くん独特の柔らかい演技や美しいビールマンスピンも健在でした。

3.女子シングル
・真央ちゃん優勝おめでとう:ショートもフリーも完璧に見えました。あまりにすばらしくて感激しました。フリーのトリプルアクセル美しかったです。全体的に滑りにオーラがありました。
・舞ちゃん準優勝おめでとう:オーラといえば舞ちゃんも。真央ちゃんの完璧な演技のあとでプレッシャーのかかる中、強い心で演技する姿に心打たれました。
・亜紀ちゃん3位おめでとう:特にフリーの演技印象的でした。東洋的な曲なのでしょうか?とてもあっていると思いました。演技後の笑顔と涙も素敵でした。
・明子ちゃん存在感たっぷり!:ショート、フリーとも存在感のある表現に引き込まれました。フリーの演技で決めポーズ(これじゃどこのことか全然分からないですね)が素敵でした。
・桃ちゃんすばらしかったです:特にフリーは自信がみなぎっていたように見えました。そして、私は気付かなかったのですが、見ていた人によるとスピンで難しい逆回転があったのでしょうか?今度はよく見たいと思います。

ここにはあげなかった選手も印象に残る演技がたくさんありました。

スケートの大会で特に思うのは、同僚が熱心に声援を送っていることです。たとえそれがお互い微妙な順位であったとしてもです。「ライバルが失敗してくれたほうが自分は上位にいけるかもしれないのに」と私なんかは思ってしまうのですが、選手たちは同僚の演技に「ガンバ!ガンバ!」の大声援なのです。それはもしかしたら、自分も同僚もすごくハードな練習をしてきていて、それを本番で出し切りたいという気持ちは自分のことでも同僚のことでも同じ、という純粋な思いがあるからかな、と想像したりします。今まで私はそこまで一生懸命何かしたことないし、同僚が自分と同じ目標に向かって一生懸命何かしているところを見ることもなかったし、そのせいか私にとって学生時代でも今でも同僚を恥ずかしげも無く応援する姿は想像もつかないというありさまだ。だからちっぽけなところで人の失敗を望んだり望まれたり、あるいは足の引っ張りあいして人の失敗を笑うこすっからい人間になってしまうではないかと思います。この歳になって私は、心の美しい人間になるということについて、がんばっているジュニア選手から教えてもらったような気がします。
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