No tengo dinero ni tiempo.

昔習ったスペイン語で今でも覚えている数少ない文章の1つ。

全豪男子シングルス決勝をテレビ観戦

2008-01-27 23:55:35 | テニス観戦
Men's Singles - Finals
Novak Djokovic (SRB)[3] def Jo-Wilfried Tsonga (FRA) 4-6 6-4 6-3 7-6(2)


ジョーさんは、2003年に大阪のスーパージュニアで見た際に、マルコスさん(Marcos BAGHDATIS)に決勝で敗れて、落胆が大きかったのか表彰の式典でもじっと動かず「靱の椅子」になっていたお姿が、いまだに思い出される選手です。
その選手が、今、グランドスラム大会で、それも決勝で、沢山のお客さまに応援されて、戦っている・・・というだけで、泣けるポイントでした。
そんな経緯もあってか、ついつい、ジョーさんに肩入れして、見ていました。
1セット目は、神がかり的なセットポイントを取りましたが、結果はノバークさんの勝利でした。しかし、自滅とか、チキンとか、そういうのではなく、堂々とお互いの持ち味を発揮していたと感じました。ノバークさんは、途中痙攣もきていたみたいでしたが、精度の良いリターン力が光っていました。勝利の瞬間の、ジョコビッチファミリー(父、母、弟2人)の喜びの姿を見て感激しました。
表彰式のスピーチでは、ジョーさんが、一通り感謝の気持ちを述べた後、少し間をあけてから、意を決したように「See you next year.」と言ったのが印象的でした。ノバークさんは、お客さまに対して「たくさんの方がジョーを応援していたみたいですが・・・いいんですよ・・・」なんて言って、笑いをとっていたようですが、今日は若干ジョーさんへの応援のほうが大きいように聞こえていたので、ノバークさんにしてみたら、ちょっと気になっていたのかもなんて想像したりしていました。蛇足ですが、今日はノバークさんのファミリーボックスには、全米のときのようなマリアさんのお姿はありませんでした。だから何ということはありませんが、つい、探してしまいましたもので。
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全豪女子シングルス決勝をテレビ観戦

2008-01-27 01:54:18 | テニス観戦
Women's Singles - Finals
Maria Sharapova (RUS)[5] def Ana Ivanovic (SRB)[4] 7-5 6-3

2人とも、まだブレイクする前に、日本で見たことのあった選手・・・というのもあって、つい、見るのにも力が入りました。2人が決勝進出しただけで、勝ち負けは関係なく嬉しかったのですが、今日はいい試合で、感動しました。2人とも序盤からガッツポーズをして、特にマリアさんは、左手の握りこぶしで手のひらに爪のあとが残るのではないかと思うくらい、強い握りこぶしでした。アナさんも素晴らしかったですが、今日はマリアさんの気迫の勝利のようにも思えました。
試合後、2人ともの目には涙がありました。
スピーチも、お互いに相手をたたえる言葉があり、言われたほうはそれにうんうんと反応したりして、心打たれました。マリアさんは、2004年にウィンブルドン優勝したときは、ちょっと挙動不審みたいな受け答えだったのに、今日は落ち着いていましたし、話したいことがいっぱいあるというのがよくわかりました。
マリアさんは本当に素晴らしいプレイをしていたと思いました。もう強打だけではない。振り遅れ気味で身体の近くで打ち返して背中をのけぞらすストロークも少なくなったし、サーブのバランスもいい。走って足がもつれるなんてもう言わせないようなスムーズな動き。そして何といっても、今日は相手が良く見えていたように感じました。
・・・と、ここまで書いて、私、相当にマリアさん好きなのかもしれません。
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メダリストオンアイス2007

2008-01-14 23:16:25 | スケート観戦
2007年12月29日、昼の部を観てきました。テレビ収録もありました。

以下は、テレビ放映で復習しつつ記録。

【1部】
・羽生 結弦:(全日本ノービスA優勝、全日本ジュニア3位):黒のハット、ピンクのシャツ。♪シングシングシング
・石川 翔子:世界ジュニア代表(全日本ジュニア3位、全日本8位):黒と白の衣装。♪Anytime,Anywhere
・佐々木彰生:世界ジュニア代表(全日本ジュニア2位、全日本10位):馬のマスクで会場大盛り上がり。♪ブラック&ホワイト
・西野友毬:世界ジュニア代表(全日本ジュニア2位、全日本10位):虹色のような衣装。♪Bei Mir Bist Du Schon
・無良 崇人:世界ジュニア代表(全日本ジュニア1位、全日本5位):黒の衣装で。♪マ シュケ ナダ、エキシビジョンでの魅せ方を知っているといった堂々とした演技でした。
・水津 瑠美:世界ジュニア代表(全日本ジュニア1位、全日本11位)青にキラキラインド風衣装で。♪ナディア
・太田 由希奈:(全日本7位)紫フリーの衣装で。♪マダムバタフライ、由希奈ちゃんを見れるとは思っていなかったので嬉しかったです。ポーズだけでオーラがありました。
・吉田 行宏:新人賞(全日本7位)水色ショートの衣装で♪ピアノ協奏曲「宿命」(この曲、ドラマ「砂の器」の挿入曲なんですか・・・。)緊張かな、ジャンプがこの日は決まらず少し悔しそう。
・武田 奈也:(全日本6位)黒の衣装。♪A'int No Other Man
・鈴木 明子:(全日本5位)白の衣装。♪ノクターン、いろいろ思ってたら泣けてきました。
・東京女子体育大学クラブ:(全日本シンクロ1位):♪サムソンとデリアより「バッカナール」

【2部】
・中庭 健介:四大陸代表(全日本4位):水色の衣装。♪ビバルディの四季「冬」、オケ生演奏。4回転のように迫力のある3Tと、美しい“3A”が決まりました。
・村主 章枝:四大陸代表(全日本4位):薄い緑色の衣装。♪ドビュッシー「月の光」、オケ生演奏。ドビュッシー好きにも拘わらず、演技中はこの曲が何かどうしても思い出せませんでした。
・キャシー リード、クリス リード:四大陸及び世界フィギュア代表(全日本優勝):白い衣装。♪Apologize。アンコールはOD途中まで。
・南里 康晴:世界フィギュア代表(全日本3位):フリーの衣装で。♪カルメン、オケ生演奏。途中サーキュラステップのところから出てくる。アンコールはオケ生ではない「月光」途中まで。この日はジャンプもステップも素晴らしかったです。
・中野 友加里:世界フィギュア代表(全日本3位):白い衣装で。♪サンサーンス「白鳥」、オケ生演奏。アンコールがかかる(私も当然あると思っていた)が、テレビインタビュー収録のためアンコールなし。そのかわり・・・。
・小塚 崇彦:四大陸及び世界フィギュア代表(全日本2位):銀色の衣装で。♪サタデーナイトフィーバー。お客様の膝に照れながら座りにいき、見ているほうが照れました。さらに、アンコールで小塚くんは友加里ちゃんを氷上に呼んで、小塚くんのフリーの曲のストレートラインステップのところを2人でしてくれました。私、これを見て、「小塚くんが、さっき友加里ちゃんがテレビ収録のせいでアンコールできなかったことを気遣い、自分のアンコールの時間に誘ったのかな。」などと想像し、なんていい人や、と顔が緩みました。実際は台本だったのかもしれませんが、その時はそういうふうには感じませんでした。
・安藤 美姫:四大陸及び世界フィギュア代表(全日本2位):紫のフリーの衣装で。♪サムソンとでリラより「バッカナール」、オケ生演奏。選手権のときから思っていたのですが、美姫ちゃんのジャンプ後のフリーレッグが美しく上がるのがあまりにもすばらしいです。最後1章節早くポーズをとってしまいました。(^^)。アンコールは歌詞つきの曲でした。
・高橋 大輔:四大陸及び世界フィギュア代表(全日本1位):黒のショートの時の衣装で。♪ロミオとジュリエット、オケ生演奏をたっぷり聴いてから、ストレートラインステップのところから演技。当然アンコールがあり、というかこちらがメインというべきか。♪白鳥の湖(ヒップホップバージョン)、怖いくらい完璧な、ノーミスの演技でした。このダンスは生でみるほうが数倍迫力がありました。
・浅田 真央:四大陸及び世界フィギュア代表(全日本1位):薄い紫のショートの時の衣装で。♪バイオリンと管弦楽のためのファンタジア、オケ生演奏。真央ちゃんはもう氷上に出てきただけでオーラがありました。この日は生演奏でしたが、バイオリンの音色を聴くと泣けて、真央ちゃんを見ながらバイオリンの人を見ていました。誰もオケのほうは見ていないのに、旋律のバイオリンの人は相当に熱演で感激しました。アンコールは♪So deep is the nightという曲でした。

【フィナーレ】♪誰も寝てはならぬ、♪ベートーベンの第九の合唱のところの抜粋、最後にウィーンフィルでよく演奏する曲(曲名わからず)でした。

【生演奏】
オケ:メダリスト・オン・アイス スペシャルオーケストラ&コーラス(どこの人かなと思ってWeb検索してみたところ、京都市交響楽団にソリストの方が加わった特別編成なのだとか。)
指揮:広上淳一
コンサートマスター:豊島泰嗣
テノール:中鉢聡

メダリストオンアイスは、思っていたより楽しいショウでした。
しかしそれは、選手権を全日程観戦したからこそだったという気がします。
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第76回全日本フィギュアスケート選手権大会を生観戦

2008-01-04 15:11:57 | スケート観戦
全日程平日であったにも拘わらず、3日間会社を有休を取得し、行ってきました。
全員、得点と感想をメモしながら、観戦しました。

■日程:2007年12月26日(水)、27日(木)、28日(金)
■場所:なみはやドーム(大阪府立門真スポーツセンター)

■テレビ中継:フジテレビ系列

===一日目===
観客は少なめというか、トイレの待ち時間に困らない程度。女性が多い。本当に観戦好きの人が多いような印象。

■アイスダンスコンパルソリーダンス(12月26日)
テーマは、オーストリアンワルツでした。今年から、一組で、寂しいと思いました。一組とはいえ、キャシーとクリスの気合はとても伝わってきました。コンパルソリーはテレビ放映がないため、新鮮でした。

■男子シングルショートプログラム(12月26日)

◎第一グループ(敬称略:柴田、田辺、小塚、梅谷、北垣、南里)
メンバーを見ただけでかなり和んでしまいました。4人が西の人だったせいかもしれません。
このグループでは、北垣くんがノーミスの演技で本人もとても嬉しそうだったのが印象的でした。

◎第二グループ(敬称略:末永、鳥居、佐藤、佐々木、小林、高橋)
ここでは、最近テレビで見た、ジュニアから出場した佐々木くんに注目していました。テレビでは気づかなかった、すごいスピードからジャンプに入っていく迫力(ただし3Lzからコンビネーションになりませんでした。)と、熱演のステップが印象的でした。キスクラでは、コーチ(女性)と佐々木くんがそろって、カメラにおじきしておられて、和みました。
高橋くんは、完璧でした。スタオベが出ました。ヒップホップと聞いたときは、疑問もありましたが、生で見て、こういうのもよいのでは、と思いました。ただしジャンプは46秒のところで終わります。点もすごかったです。Interpretationで8.25が出ていました。

◎第三グループ(敬称略:大前、石井、無良、大上、小田嶋、本田)
無良くんは、ノーミスでした。ただし、私の目からみてもアウトエッジのフリップで惜しかったです。
大上くんは、らしくないミスを連発してしまい、キスクラでも顔を上げられませんでした。横に座っている先生をみると、有川梨絵さんではありませんでした。プログラムを見たら、無良隆志先生と書いてありました。

◎第四グループ(敬称略:吉田、中庭、永野、山中、木村、佐野)
吉田くんを久しぶりに生で見ることができました。そして、小さい「おっとっと」はありましたが、久しぶりにFallなし(^^)でした。単独の3回転が2Sになってしまったのが惜しかったです。スピードのあるスケーティングは以前よりも増したように思いました。ステップは熱演だと思いました。後でジャッジスコアみたら、レベル1だったようですが、レベルに関係なく熱演には心打たれました。
中庭くんは、最初のコンビネーションジャンプ(3Lz-3T)で、とても引き込まれました。とにかく一生懸命という気持ちが伝わってきました。

===一日目終了===

===二日目===

お客様が、多くなってきました。

■アイスダンスオリジナルダンス(12月27日)
ギリシャのダンスと紹介がありました。「とろ~ん」とした、ちょっと中東が入ったような音楽にのっての演技でした。Country Folkloreというテーマだったようですが、日本のFolkloreでするのは、よっぽどしないと難しいかな、とも思いました。キャシーとクリスはこの日も生き生きと踊っていました。

■女子シングルショートプログラム(12月27日)

◎第一グループ(敬称略:瀬藤、曽根、水津、岩城、三木、鈴木)
男子でもそうでしたが、また、第一グループに西の人が多いせいか、和みました。
瀬藤さんは、この大会で初めて認識しました。プログラムには四天王寺高等学校とありました。通勤電車でよくみる、あの、四天王寺高校の人、と思うと「あの制服を着て、あの鞄をもって・・・」などと想像し親しみがわいてきました。演技はとても慎重で落ち着いた感じでしたが、コンビネーションジャンプが「おっとっと」となってしまい、惜しかったです。
曾根さんはいつも通りの熱演で、この日はジャンプのFallもありませんでしたが、3回転のところが2Fになったこともあり、点は低めでした。
水津さんは、すばらしい3T-3Tでした。
三木さんは、らしからぬミスを連発してしまい、魅力の華やかさやオーラもこの日は見られず、残念でした。
鈴木さんは、単独の3回転で少しミスがありましたが、熱演でした。キャメルスピンは友加里ちゃんと競えるくらいに速く、ストレートラインステップは熱演で気持ちが伝わってきました。

◎第二グループ(敬称略:浅田舞、安藤、太田、浅田真央、石川、南雲)
ん?抽選繰れてないのでは、と思ってしまうようなグループでした。会場の熱気も一気に上がってきました。
浅田舞さんは、熱演でした。舞ちゃんって、これまで「熱演」という印象がなかったのですが、今回はN杯のリベンジという思いがあったのかもしれません。
安藤さんは、とても拍手が多かったです。単に、有名人だから、というよりも、訳知りの(?)温かい拍手に感じました。ジャンプはノーミスかつ安定感がありました。3Lz-3Loもすばらしかった。最後のスピンで少しふらつき、惜しかったです。プログラムはジャンプは56秒で終わり、手の甲で頬を触っていくのが多いモロゾフさんらしい振り付けでした。
太田さんは、単独の3回転が1Sになったのが、惜しかったです。美しいスパイラルにはオーラがあり、踊りにはひきこまれました。
浅田真央さんは、最初の3F-3Loが成功し、一気に盛り上がりました。テレビで何度もその失敗シーンが流れたため、ちょっと感動しました。3Lzは2FOOTにも見えましたが、わかりません。このプログラム、私は手の動きが大好きで、それだけで泣けてしまいます。この日、生で見て、単に手を動かしているのではなく、とても意味があるというか、気持ちが伝わってくるというか、オーラを感じました。ロシアでバレエレッスンを受けているせいなのかもとも思いました。点は、とても高かったです。
石川さんは、テレビでジュニアの大会を見てから、落ち着き払った大きなジャンプが印象的で、かなり応援していました。真央ちゃんの後で、会場が騒然とする中での演技でしたが、落ち着いた演技で、本当に偉いと思いました。プログラムを見たら、真央ちゃんと同じ学年なのですね。
南雲さんを見るころには、ちょっとへとへとになってしまっていました。

◎第三グループ(敬称略:南里、平井、淀亜紗子、菊池、西野、山口)
わかってはいたけれど、トイレに行ったらすごい人でした。そのため、南里さんは見れず。南里くんの妹ということで、見たかったのですが、残念でした。
このグループで注目していたのは、今回最年少の西野さんでした。攻めるスケーティングというような勢いがありましたが、2AがFallして惜しかったです。

◎第四グループ(敬称略:澤田、望月、萩原、宮本、小林、林)
澤田さんは、今年のでグランプリシリーズフランス大会で、全部回転不足をとられたというのがあったけれど、今日は回転不足とかは無いように思いました。先生は、田村先生1人になっていて、その先生のお姿にも泣けました。

◎第五グループ(敬称略:武田、小原、村主、中野、淀粧也香、永田)
武田さんは、NHK杯で3位だったこともあり、大きな声援がありノリノリでしたが、コンビネーションが2Lo-2tになってしまったのが惜しかったです。
村主さんは、ジャンプやスピードも章枝ちゃんらしかったですが、何より、終わってからの表情がこれまでと違って、とてもよかった、人間味があった、と思いました。
中野さんも大声援の中の登場でしたが、単独の3回転が2Loになってしまい、かなり表情がさえないご様子でした。
淀さんは、ノーミスの演技で、本人も演技終了直後「やったー」みたいな笑顔でした。しかしプログラムコンポーネント(セカンドマーク)で19.88と出て、本人も納得のいかないご様子でした。私も読み上げられる得点を書きながら、思わず「えー!!」と声を上げてしまいました。後からジャッジスコアをみたら、評価が割れていたようでした・・・。

■男子シングルフリー(12月27日)

男子はショート落ちはないようでした。

◎第一グループ(敬称略:永野、石井、山中、本田、木村、大前)
演技後半にもなればもうふらふら、という「フリーは危険」な人が多かったです。そんな中で、石井くんは、そういうのはなく、ジャンプも我慢の着氷でした。本田くんは、とにかくシットスピン(後でジャッジスコアを見たところレベル4)でしっかり稼いでいました。

◎第二グループ(敬称略:大上、佐藤、佐野、田辺、鳥居、末永)
大上くんは、リベンジのフリーでした。このグループ比で、格の違いを見せ付けました。無良先生が着氷のタイミングで「降りろ!」と言っていたのが印象的で泣けました。

◎第三グループ(敬称略:柴田、吉田、小田嶋、小林、佐々木)
柴田くんは、最初の2A Fallで、立ち上がるのに時間がかかっていたので、不吉な予感がしましたが、あとはミスなしでした。キスクラでは、川越正大先生の目に涙が。メガネをとっておられたのですが、顔の印象が違って誰だかわかりませんでした。
吉田くん、今日も我慢してFallなしで、気迫が伝わってきました。この時点で順位が1位になったと発表され、本人にも涙がありましたが、私も泣けました。
小田嶋くんは、らしからぬミスもあり、キスクラでは顔が上げられませんでした。
小林くんは、3Aへの挑戦は今回は無く、Fallなしでしたが、抜けたりするところがあって惜しかったです。
北垣くんは、昨日はすばらしいショートでしたが、フリーはそういうわけにはいかず、残念でした。
佐々木くんは、まさかの2Fallが惜しかったです。同じ場所だったので、ジャンプ縁の無い場所だったのかもしれません。途中疲れてきたあたりで、先生が壁をバンバンと叩いていましたが、キスクラではやはりかわいい方でした。

◎第四グループ(敬称略:小塚、高橋、南里、無良、中庭、梅谷)
小塚くんは、3回転のところが1Loになった以外は、ノーミスでした。スケーティングは滑らかですが、そのせいか、熱演には見えず、不思議です。
高橋くんは、完璧でした。4Tも4T-2Tも、見事でした。スタオベも多数出ました。点もすごかったですが、点が出たときの会場のどよめきもすごくて、お化けが出た後のようでした。
南里くんは、単独3LoでFallしたり「おっとっと」着氷があったりと細かいミスがあり、惜しかったです。この時点で暫定3位でした。夜に放映していたテレビで、その時のインタビューが収録されていました。暫定3位ですが、という質問に対して、3位にとどまって世界選手権に行きたいが、他の人にミスをしてほしいと思うのも嫌なので、他の人が世界選手権に行けるように応援したい、とのお言葉がありました。私は暫くテレビの前でその言葉に感動し、立ち尽くしてしまいました。泣けました。
無良くんは、最初の3A-3Tは素晴らしかったですが、後半にFallがあったり、1Aになったり、細かいミスが惜しかったです。
中庭くんは、最初の4Tは手つきだけど降り、その後3Aを気迫で降りて、強い気持ちが伝わってきました。後半、細かいジャンプミスがあり、キスクラでは本当に悲痛な表情でした。得点が出て、暫定4位の発表があり、会場では「ああ。」と大きなため息がもれました。(そのため息を聞いて、暫定3位の南里くんのことを思い、私はちょっと憮然としてしまいました。)その時はキスクラ近くに座っていた人の立ち話によると、中庭くんはその後、泣き崩れておられたのだそうです。これは試合だとはいえ、そのお姿を思うと、泣けました。
梅谷くんは、最初の3A-3T、続く3Aを決め、単独のが決まったときのガッツポーズをみて心打たれました。途中、Loopに入るところでFallしてしまったのがもったいなかったですが、これまでにない気持ちが伝わってくる演技でした。

===二日目終了===

===三日目===

お客様が、さらに多くなってきました。

■シンクロナイズドスケーティング(12月28日)

大技や、すべる速さなどは、神宮Ice Messengersのほうがいいかなと思いました。しかし今年の東京女子体育大学クラブは、気合が違いました。会場に居れば誰でもわかるような緊張感が伝わってきて、それがパワーになり、演技になった、というようにも見えました。結果は、東京女子体育大学クラブの優勝でした。

■アイスダンスフリーダンス(12月28日)

N杯のように、キャシーがガッツポーズをするというのはなかったけれど、息の合った演技でした。

■女子シングルフリー(12月28日)

ショート上位24名がフリーに進めるようでした。よって、菊池さん、山口さん、岩城さん、小林さん、南里さん、三木さんが、ショート落ちとなりました。

◎第一グループ(敬称略:望月、永田、小原、曽根、瀬藤、南雲)
このグループの方は、何かは良いのに、全体としては・・・という印象でした。そんな中で瀬藤さんはバランスのよい演技だったと思いました。

◎第二グループ(敬称略:平井、淀亜紗子、宮本、林、萩原、浅田舞)
林さんは、これまで見た中で一番安定感のある演技でした。道家豊先生の、ハット姿もよかったです。
浅田舞さんは、真央ちゃんとのバレエの特訓の成果か、手の動きが、白鳥の羽に見えたところがありました。その羽ばたきには、舞ちゃんの精神力の強さも感じました。

◎第三グループ(敬称略:西野、石川、淀粧也香、太田、澤田、武田)
西野さんは、スピード感いっぱいでしたが、2Fallは残念でした。
石川さんは、それに比べて、やはり落ち着いたジャンプ、演技でした。
太田さんは、ジャンプのミスもあり、キスクラでは微妙な表情に見えました。
澤田さんは、ノーミスでした。ただ、ステップとか、もっと難しいことが出来そう、手もつけられそう、にも見えました。
武田さんは、最初の3Loが2回転になってしまったけど、それを引きずらず、フリップジャンプもやめて、クリーンプログラムでした。技術点、このグループまでは40点台ばかりだったのですが、奈也ちゃんが59.19を出して、格の違いを見せ付けました。

◎第四グループ(敬称略:浅田真央、水津、村主、中野、鈴木、安藤)
こわいグループです。
浅田真央さんは、最初の3Aが1Aになりましたが、それ以外は崩れず、立派だと思いました。しかし本人の表情は微妙でした。
水津さんは、Loopジャンプの日ではなかったようで、残念でした。
村主さんは、らしかなぬジャンプミスもあり、いわゆる「章枝ワールド」とはいきませんでした。キスクラではズーリン先生ともう1人の先生に挟まれて、早速大反省会をしていたように見えました。以前ならここで、妹さんに対しての感謝を英語で述べる、といったシーンが見られましたが、今日は反省会。表情も演技に納得していない「素」の表情でした。これまではどこかよそよそしい表情でしたが、この表情を見ると、不思議と受け入れられました。
中野さんは3Aは降りましたが、回転不足にも見えましたが、「根性」で降りたのは素晴らしかったです。(ジャッジスコアを見たら、回転不足判定でした。)会場では、ファンが持ち込んだ応援旗を掲示してよいのですが、その中に「Y.N.さんに世界の一流らしい点数を」と書いたものがあり、その内容を友加里ちゃんが読んで、どのように思われているだろうか、かえってプレッシャーになっていないだろうか、と考えました。ジャッジスコアをみると、3Aは回転不足判定だったけれど、他のところは技術、プレゼンテーションともしっかりと世界レベルの点が出ていたと思いました。それだけに、あの応援旗は、考えさせられてしまいました。
鈴木さんは、今日もストレートラインステップに気迫を感じました。
安藤さんは、完璧でした。N杯のリベンジという思いが伝わってきました。

■結果

男子(7位まで抜粋)
PL 選手名 所属 SP FS Points
1. 高 橋 大 輔 関西大学 1 1 254.58
2. 小 塚 崇 彦 トヨタ自動車 2 2 219.34
3. 南 里 康 晴 中村学園大学 4 3 199.81
4. 中 庭 健 介 パピオフィギュアクラブ 3 4 198.94
5. 無 良 崇 人 駒場学園高校 5 6 188.80
6. 梅 谷 英 生 大阪大学 6 5 181.36
7. 吉 田 行 宏 神戸PFSC 10 8 168.03

女子(8位まで抜粋)
PL 選手名 所属 SP FS Points
1. 浅 田 真 央 中京大中京高校 1 2 205.33
2. 安 藤 美 姫 トヨタ自動車 2 1 204.18
3. 中 野 友加里 早稲田大学 4 3 184.31
4. 村 主 章 枝 avex 3 6 161.79
5. 鈴 木 明 子 邦和スポーツランド 5 5 159.93
6. 武 田 奈 也 早稲田大学 9 4 157.97
7. 太 田 由希奈 法政大学 7 8 142.96
8. 石 川 翔 子 日本橋女学館 8 7 142.57

新人賞
吉田くん
石川さん

世界選手権代表
高橋くん、小塚くん、南里くん
浅田真央さん、安藤さん、中野さん

四大陸選手権代表
高橋くん、小塚くん、中庭くん
浅田真央さん、安藤さん、村主さん

四大陸代表は意外でしたが、アメリカ、カナダも一番手をだしていたので、日本もこのほうがよいと思いました。

世界選手権代表選手が紹介され、氷上で決意を述べるというのがありました。
Reed姉弟は、不慣れな日本語で、しっかり決意表明していました。キャシーお姉さんが、高橋選手と安藤選手と一緒に派遣されることについて「Team Morozov(ここだけ英語のスピード)」とおっしゃっていたのが印象的でした。
中野さんは、マイクを最後に渡され、お姉さんとしてしっかりと締めていました。女子の派遣選手が去年と同じ、浅田真央さん、安藤さんと中野さんということで、今年も同じメンバーで行けることを嬉しく思うといった内容でした。

実は、選手が紹介されて氷上に上がってくる前に、浅田真央さん、安藤さん、中野さんがキスクラの椅子に座ってガールズトークで大盛り上がりしているご様子を目撃していました。そういえば、真央ちゃんと友加里ちゃんは山田先生とこで一緒だし、美姫ちゃんと友加里ちゃんは新横で一緒だし、そもそも3人は、名古屋ガールズで昔から知っている者どおしで仲良しなんだろうし・・・なんて思いながらガールズトークを見ているとそれだけで心が和みました。もうあなた方、盛り上がりすぎですよ、みたいな感じでした。代表選手が呼ばれる段になり、友加里ちゃんが「さあさあ、出番出番」みたいな感じで2人に促しているように見えるシーンもあり、友加里お姉さんさすが、と思いました。そういうシーンを見れるのは、生観戦の醍醐味です。

全日程みると充実感が違います。全日程だから感じる感動もあります。
充実した観戦でした。
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