No tengo dinero ni tiempo.

昔習ったスペイン語で今でも覚えている数少ない文章の1つ。

蒸しパン

2013-03-17 23:44:02 | 自作料理
本当は久しぶりにホームベーカリーでパンが焼きたかったのだけれど、在庫を見ると、ライ麦粉そこそこと、たくさんの薄力粉と、ほんの少しの強力粉と白玉粉がありました。よって、薄力粉をそこそこまで消費するまで強力粉は買わないと縛りをかけることにしました。
ところが、薄力粉を使った料理が意外と思いつきません。ウェブ検索語に「薄力粉 レシピ」などと入れて、まず目に留まったのが蒸しパンでした。ベーキングパウダーも消費したかったのでちょうどいいと早速試してみました。
参考にしたページ
今回の材料
・きび砂糖 25g
・薄力粉 75g
・ベーキングパウダー 小 1/2
・牛乳 80ml
・グレープシードオイル 小 1/2
・バニラエッセンス 少し

材料は、参考ページにほぼ忠実に従いました。バニラエッセンスはたまたまあったので出来心で入れました。
手順はボウルに、上から順番に、入れる→混ぜる・・・を繰り返し、カップに入れ、15分程度蒸す、終わり、という、大変シンプルなレシピでした。参考ページは混ぜるとき泡立て器でしておられますが、私は大さじで混ぜましたが問題ありませんでした。カップは100均で買ったシリコンのを使いましたが、2つでは入りきらず、あと1つはクッキングシートをココット皿に敷いて代用しました。
お味は、素朴で美味しかったです。シンプルな材料なのでダイレクトに食材の味が伝わってくるようでした。即ち、きび砂糖が美味しかったという感じの味でした。きび砂糖は最近購入したばかりだったからかもしれません。逆にバニラエッセンスは不要でした。
今後のことを思えば、おやつに食べるならもう少し砂糖を増やしてもいいし、甘納豆などをあしらってもよいかもしれません。ただ、普段使いは主食でいただきたいという野望があり、そうなると砂糖の量を減らしてと思うのですが、単に減らすと貧しい味になってしまいそうな気がして、そのさじ加減に悩みながらぺろりと試食した次第です。
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廃棄される料理

2013-03-04 22:07:30 | 自作料理
友人と朝の駅でばったり会い、少し大きな荷物を持っていたので聞いてみると、会社帰りに料理教室に行くとのことだった。その料理教室はここ10年くらいで大規模に展開し、ターミナル駅のきれいな商業ビルにガラス張りの明るい教室が印象的だったが、他の友人から「勧誘がすごくて」と聞いたことがあった。果たしてと尋ねてみると案の定で、前々回あまりにもしつこいのであからさまにムッとした態度を取ったら前回はあまり言われなかったと言っていた。
次の日にその友人とは出会うことになっていたので、昨日の料理教室のことをお聞きしたところ、予約の都合でたまたまマンツーマンだったとか魚料理を作ったとかをお聞きした。大変立派な大きさのお魚だったと聞いて「じゃ、お持ち帰り?。」なんて軽い気持ちで返したところ「持ち帰り禁止なんです。教室で食べられるだけ食べたら、あとは廃棄なんですよ。」とおっしゃった。

廃棄・・・。

これまでいくつか料理教室に行ったことがあったが、やむを得ず捨てることはあっても持ち帰り禁止というところはなかった。逆に、最近参加させていただいているところでは持ち帰りが出ることを想定してそれ用の容器や袋を準備してというところが殆どである。

廃棄と聞いて、腹が立つやら悲しいやら帰宅後も何ともいえない気持ちになり、Webで「持ち帰り禁止 料理教室」とキーワードを入れて検索してみると、先述の教室を含めいくつかのところで「禁止」と読み取れた。公共が噛んでいたり大手の教室にそういう傾向があるように思えた。その大手の教室の中には私が若い頃参加したことのある教室も含まれていた。昔は容認で今は厳しくなったのかもしれないが私も先生の許可を得て持ち帰ったことがあるし、ある生徒は(今思えば謎ではあるが)試食タイムの際全く手を付けず、すべてお弁当箱に入れて持ち帰っていた。もし厳しくなってしまったのなら大変残念なことである。

料理教室で作った料理が持ち帰り禁止なのは、食品衛生上の問題、要は食中毒への配慮などとの理由がつけられていることは理解する。でも作っている時に明らかに量が多い時などは「どうせこれ、作った後廃棄処分だなあ。」とテンションが下がってしまいそうな気がする。持ち帰り禁止なら、その場で食べきれる量、廃棄が出ない量でするなど工夫が必要と思う。それでもなお余ってしまった場合、持ち帰りOKではなぜいけないだろうか。料理教室の生徒の質が悪くて、持ち帰った料理で食中毒になったとクレームをする人が多くなったのだろうか。料理教室側が生徒を警戒してそのようにしているのか。
料理教室とは作る技術だけでなく食品の特徴や扱いかた、先生の食品に対する思いや生産者への感謝も学ぶところではとも思う。そういうことを説明できる先生であれば、こういう状況では食品は傷みやすいとか、こうすれば長持ちする、という話だってできるはずである。そのうえで、持ち帰りを容認し「ただし一切の責任は負いません。」と一筆をとってでもすることだってできるはずではないか、という気がする。食品を、ましてや自分で作った料理を捨てることに慣れてしまえば、逆の立場で料理を作っていただいた時の感謝を持つのは難しい気がする。また事故を防ぐ目的で何でも禁止になれば食品の特徴や扱い方を理解せず、判断力もなくなっていくような気がする。

なお、ここまで書いてからさらにWebを検索してみると、たまたまなのか「持ち帰り禁止 賛成派」のページにたくさん行き当たってしまった。なのでこんなことをブログに書いたら炎上したりして、などと若干怖くなって、もうこの内容はなかったことにしようかと悩んだのであるが、いろいろな考え方があったほうがいいよね、と言い聞かせてかじかんだ手で投稿ボタンを押そうとしている次第である。
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