No tengo dinero ni tiempo.

昔習ったスペイン語で今でも覚えている数少ない文章の1つ。

一家に一本すっぽん

2020-10-30 23:00:00 | その他
先日、会社から帰宅しトイレに行くと、便器の水が空っぽだった。覗き込んで奥を見ても一滴の水もない干上がったような状態。嫌な予感がして少し考えて水を流したら水が流れていかずみるみるうちに増水し、便器に溢れるか溢れないかくらいでようやく止まった。

いよいよ出番が来た、と思った。

実はここに住んで間もない頃トイレの便器に水が溢れたことがあった。
近くに住む友人にどこに電話をすればよいか相談すると、「市の指定工事業者。間違ってもポスティングやCMでやっている業者はだめ。足元見て法外な値段を取る。」とのこと。
トイレを我慢しながら市の指定工事業者の水道屋さんを呼んだ。ところが水道屋さんを待っているうちに突然水が「ゴボッ」と音を立てて流れ、水が引いていった。水が引いた後水道屋さんが到着して、さっき水が勝手に引いたことを話すと、トイレを養生した上でタンクから水を流された。しかしまだ通常運用とはいかず増水したので持ってこられたラバーカップ(別名:すっぽん)を数回押したり引いたりして対応され、無事通常運用になったことがあった。水道屋さんは「殆どはこれ(ラバーカップ)で直るんで。ま、これで様子を見てください。お金は、、いいです。」と言って帰っていかれた。
それから数日後私はラバーカップを買いに行った。もうあんな不安な思いはしたくない。殆ど直ると言っていたし、お守りとして1つ持っておこうと思った。東急ハンズで「トイレでパコパコするやつはありますか?」と聞くと「ああ、すっぽんですね。」と案内され売り場にあったラバーカップは1種類だけだったが、値段もちゃんとしたものだったので購入した。その日から数年間、部屋の隅に購入したままの状態でずっと置いていた。一度も使わずにいつかここを引っ越す時の引っ越し荷物になるのだろうかと思っていた矢先だった。

こんなモノです。





パッケージを開けて、まずしたことはネットで「トイレ すっぽん 使い方」などとキーワードを入れ検索した。You Tubeで動画もあったので何度も再生し予習した。次に作業中に水がはねてかかってもよいように汚れても良い服に防水性のあるウィンドブレーカーを着た。そしてラバーカップを仮置きするための新聞紙を用意した。そんなことしているうちに水は引き残り少しになっていた。タンクから水を流すとまた溢れる寸前になっても怖いので少したらいで水を運び便器に入れてラバーカップをパコパコとしてみた。しかし状況は変わらなかった。たらいで水を運ぶのが面倒になり、タンクから水を流してみたらやはり増水して溢れるギリギリで止まった。その状態でラバーカップを操作した。動画で予習したとおりに何度かしているうちに、見本のように「ゴボッ」と音を立てて水が引いた。しかしタンクから流すと、まだいまいち通常運用ではないのでもう一度ラバーカップをパコパコし・・・を何度か繰り返し、ようやく通常運用といえるくらいの水の流れになった。

ラバーカップ使用のコツは、便器にたっぷり水をはった状態でする、ということか。

その日は遅い時間に帰宅したので、水の流れが通常になった時には日付が超える直前であった。もう夕食を作る気力は残っていなかった。コンビニ惣菜を食べながら、ラバーカップを買っておいてよかったと、心から思った次第である。
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同じ名前の人

2020-10-25 23:00:00 | その他
この土日はインバウンドで混雑していた時の比ではないが街中には人が多くて、いろんな店が混み合っていた。立ち寄ったドラッグストアも混み合っていて、レジには列ができていた。待っていると、レジ係の人の名札に目が入った。見覚えのある字だから目がいったのだろうが、自分と同じ名字が平仮名で大きく書かれていた。私の名字は、すごく多いわけでも少ないわけでもない、普通の名字なので、まあそんなこともあるよねくらいに思っていた。レジを待っていたらやっと自分の番が来て、3台レジ係がいるうちの、同じ名字の人のところにあたった。レジを打ってもらいながら、またもや見覚えのある字が飛び込んできて驚いた。大きな平仮名の名字の上に小さいフォントでフルネームが漢字で書かれているのだが、私の名前と全く同じ字面だった。何度も見返してもやっぱり同じ字面の漢字だった。名前の漢字はありふれたものだが私はちょっと読み方が変わっている。この方は一般的なほうの読み方だろうか、など思いつつも落ち着かない気持ちになり、レシートをもらう段で
「あの・・・私と全く同じ名前です。読み方は○○ですか?」
と切り出した。
レジ係の人は
「え?そうなんですか?はい、○○です。」
とおっしゃってある意味ほっとして
「私は同じ字で●●なんですよ。なんだかご縁があるなって気がして話しかけてしまいました。」
と笑い合ったが、私の後もレジは列ができていたのでそそくさと立ち去った。
帰宅後、レシートを見たらレジ係担当の方の名前がフルネームで印字されていて、やっぱり私の名前と同じ字面だった。きっとあの人も試験の時とか事あるごとに私と同じこの漢字を書いているのだと思うと不思議な気がした次第である。
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物持ちが良いのも限度がある

2020-10-24 21:30:00 | その他
自分で言うのも何だが私は物持ちが良い。小学生の時に親戚からもらった文具をいまだに会社で使っているし、20代前半の時に買ったLLBeanのリュックもそうだ。20代前半ということはもうすぐ使用開始から30年になる。旅行、街歩き、テニススクール、テニス観戦、スケート観戦、食品買い出し・・・などなど、相当酷使してきた。大雨で濡れて中が水浸しになったこともあった。紺色だから黒ずみ汚れは目立たないが、相当汚れていると思われる。嬉しがって入れた名前のモノグラミング刺繍も糸が擦り切れている。リュックとしての使用に問題がないので気にせず使っていたが、他人から見ればみすぼらしく見られているかも、と気になってきた。そもそもリュックとは30年も持つものだろうか。小学生のランリュックでも6年持てばぼろぼろではないか。

廃棄前に記念撮影


そんなわけで新調することにした。最近、近所の百貨店のクーポンが出たので、ちょっとお高くても百貨店で選ぶつもりだった。しかし思うものがない。仕方がないので百貨店でクーポンを使うのは諦め、別のお店の鞄売り場をぐるぐるまわった挙句、選んだのは以前のと同じくらいの大きさで、色は無難な黒。お値段は売り場の中では1、2を争う低価格なものになってしまった。こんなことなら少し足を伸ばしてLLBeanで選べばよかったか、と思ったがもう買ってきたので当分はこのリュックをこれまで通り酷使しようと思う次第である。

使用前に記念撮影
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続:アマビエ

2020-10-04 23:00:00 | その他
夏に二條若狭屋さんのアマビエの上生菓子のことを書いたが、ハロウィン仕様のアマビエを発見。脱力する可愛らしさに購入。紅茶餡だったので家でチャイと。美味しくいただきました。




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老眼の始まり

2020-10-03 23:00:00 | その他
同い年の友人の中には、早い人では数年前からスマホを見る時持つ手を伸ばしていた。ちょうどトロンボーンの7ポジションのような手の伸ばし方、老眼の仕草だ。その頃私は何ともなかったが、最近文字を書くときに文字が滲んだように見えるようになった。文字を書くことは少なくなっていたし日常困ることも少なかったので気に留めていなかった。しかし今年の健康診断で、近く用の視力検査であまりにも見えずに愕然とした。当てずっぽうで答えたら0.6と出た。昨年まで余裕で1.0だったので、とうとう自分にも来たのだ、と思った。すぐに100均で売っている+1.0の老眼鏡を買ってきたが、それだと見えすぎて気持ち悪い。
ずっとコンタクトレンズを着用している。遠くを見るように1.2とか1.5で合わせていた。老眼ということは、それを遠近両用コンタクトにすればよいのかと、ネットで調べたり、遠近両用コンタクトにしている同世代の友人に聞いたりした。でもその友人の経験では、ピタッとあうものは難しいとのことだった。私はどうしようと思い巡らせていた時、以前行った眼科の検査技師さんに「私やったら、もうちょっと遠く用の度を下げるけどなあ。そしたら近くが見やすくなるし。でもこれがいいなら止めないけど。」みたいなことを言われたことを思い出した。
今日、コンタクトレンズを買いに行った。コンタクトレンズ屋の隣にある眼科で相談し、じゃあ見え方を見てみましょう、と視力を測られ、2段階度を下げても十分見えていますよ、と言われた。0.9で遠くを見回してみると、それほど劇的に遠くが見にくくなったようには感じられなかった。当初、度を下げたところであまり変化せず遠近両用を試す姿を想像していたが、検査技師さんも現時点ではこの合わせ方でいいのではないか、とのことだった。懸案の近くの見え方を確認するため、サンプルに新聞紙を渡されたがこれまでも問題なく見えていたから劇的に変わったかはわからなかった。診察を終え、何となく腕時計に目をやって気づいたことがあった。これまで見え難かった日付の数字が見えるようになっていた。当分はこれで様子見かな、と6ヶ月分購入してきた次第である。








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