日時:4月28日(木)現地時間13:00~(日本時間18:00~)
場所:Moscow / RUS Megasport Arena
この日は単なる平日でしたが会社の有休を取得していました。何やら、会社の「ワーク・ライフ・バランス」施策の一環とかで5月2日、6日の両日またはどちらか1日を休め休めキャンペーンが敷かれました。私はたまたまの役回りでこの両日とも休めないので我関せずで静観していたのですが、ちょっと考えなおしてみると4月に1度も有休取得していなかったし、多くの人がGWのどちらかを休みにするならば私は4月に取ってもいいんじゃない、と却って周りに言いやすくなったこともあり、有休にしたのでした。
有休にしたことで、男子FSがリアルタイムでテレビ観戦できるという特典がありました。夕食作りで観戦を中断したくなかったので、夕方までにパンを買いこみテレビの前に臨みました。
せっかくリアルタイム観戦なので、いつも生観戦している時みたいに1人ずつ1つだけでも印象を書き残すことにしました。本当にひとことだけメモしている選手もありましたが、最終グループに近づくほど長くなっていきました。
もっとも沢山のメモを書いたのは、高橋大輔さんについてでした。冒頭の4Tが1Tになった直後、演技を中断して不自然に足を引きずるような体勢でレフリーのところに向かうお姿を見たときは、足首を「やって」しまったのだろうか、と思いました。テレビでは心配そうな表情の長光コーチが映っていました。足をレフリー台にひょいとあげたので、足は大丈夫なのかも、と思いましたが、一旦リンクサイドに引き返したのでただ事ではなさそうでした。テレビカメラがスケート靴の裏のヒール部分をとらえていました。ヒールにブレイドを固定していたネジの4本のうち1本が、なくなっていました。スケートをしない私は、あのような構造でブレイドが固定されていることをその時初めて知ったのですが、スペアのネジはあるの?、ドライバーは?とか思っているうちに、私の鼓動もどんどん上がっていきました。テレビの実況者が「中断時間は2分間」というような説明をしていたとき、「・・・はかってる!。」という緊迫した声が漏れ聞こえました。連盟の方でしょうか、ストップウオッチを持っていました。別の連盟の人(吉岡さん?)がネジを締め始めました。会場の様子が映し出されて、大輔バナーや日本国旗を持った人たちは祈ったり、半泣きになっている人も映し出されていて、私も手に力が入った状態になっていたのでした。そんな中で国際スケート連盟会長のオッタビオ・チンクアンタさんがテレビカメラに抜かれたのですが、その時していたことは、ちょっとおどけた表情でネジをまわす真似をして隣の人(ロシアの連盟の人?)と談笑していたのです。信じられない光景に、テレビに向かって「ちょっと!」と声を出してしまいました。「ちょっとあんた、国際スケート連盟の会長ってことは、元選手だったわけでしょ。(スピードの選手だったことを先ほど調べて知りました。)今、リンクサイドで起こっていることがどういうことか、元選手のくせにわかってへんのか。ましてや要職の立場でしょ。おどけてる場合か。」と、全部言ったとしたならこういう気持ちでした。そんなチンクアンタを見た後だったので高橋くんがレフリーに再開を告げたときのレフリーの方(Mona JONSSONさんというかたのようです)の思いやりのあるような振る舞いや様子には、心救われました。演技が再開となり、私の気持ちとしては再開してくれただけでありがたいというか、胸がいっぱいというか何とも言えない気持ちで、仮に全部fallでもぜんぜん卑下するものではないと思っていました。再開最初の3F-3Tは恐怖心とかあったのかもと想像しますが、最後まで滑りぬくお姿には心から感激しました。結果は当然、本人が一番悔しいでしょうし残念に思っているのではと思います。テレビで見ているものにとっては応援しかありません。また次の時、応援したいと思います。
場所:Moscow / RUS Megasport Arena
この日は単なる平日でしたが会社の有休を取得していました。何やら、会社の「ワーク・ライフ・バランス」施策の一環とかで5月2日、6日の両日またはどちらか1日を休め休めキャンペーンが敷かれました。私はたまたまの役回りでこの両日とも休めないので我関せずで静観していたのですが、ちょっと考えなおしてみると4月に1度も有休取得していなかったし、多くの人がGWのどちらかを休みにするならば私は4月に取ってもいいんじゃない、と却って周りに言いやすくなったこともあり、有休にしたのでした。
有休にしたことで、男子FSがリアルタイムでテレビ観戦できるという特典がありました。夕食作りで観戦を中断したくなかったので、夕方までにパンを買いこみテレビの前に臨みました。
せっかくリアルタイム観戦なので、いつも生観戦している時みたいに1人ずつ1つだけでも印象を書き残すことにしました。本当にひとことだけメモしている選手もありましたが、最終グループに近づくほど長くなっていきました。
もっとも沢山のメモを書いたのは、高橋大輔さんについてでした。冒頭の4Tが1Tになった直後、演技を中断して不自然に足を引きずるような体勢でレフリーのところに向かうお姿を見たときは、足首を「やって」しまったのだろうか、と思いました。テレビでは心配そうな表情の長光コーチが映っていました。足をレフリー台にひょいとあげたので、足は大丈夫なのかも、と思いましたが、一旦リンクサイドに引き返したのでただ事ではなさそうでした。テレビカメラがスケート靴の裏のヒール部分をとらえていました。ヒールにブレイドを固定していたネジの4本のうち1本が、なくなっていました。スケートをしない私は、あのような構造でブレイドが固定されていることをその時初めて知ったのですが、スペアのネジはあるの?、ドライバーは?とか思っているうちに、私の鼓動もどんどん上がっていきました。テレビの実況者が「中断時間は2分間」というような説明をしていたとき、「・・・はかってる!。」という緊迫した声が漏れ聞こえました。連盟の方でしょうか、ストップウオッチを持っていました。別の連盟の人(吉岡さん?)がネジを締め始めました。会場の様子が映し出されて、大輔バナーや日本国旗を持った人たちは祈ったり、半泣きになっている人も映し出されていて、私も手に力が入った状態になっていたのでした。そんな中で国際スケート連盟会長のオッタビオ・チンクアンタさんがテレビカメラに抜かれたのですが、その時していたことは、ちょっとおどけた表情でネジをまわす真似をして隣の人(ロシアの連盟の人?)と談笑していたのです。信じられない光景に、テレビに向かって「ちょっと!」と声を出してしまいました。「ちょっとあんた、国際スケート連盟の会長ってことは、元選手だったわけでしょ。(スピードの選手だったことを先ほど調べて知りました。)今、リンクサイドで起こっていることがどういうことか、元選手のくせにわかってへんのか。ましてや要職の立場でしょ。おどけてる場合か。」と、全部言ったとしたならこういう気持ちでした。そんなチンクアンタを見た後だったので高橋くんがレフリーに再開を告げたときのレフリーの方(Mona JONSSONさんというかたのようです)の思いやりのあるような振る舞いや様子には、心救われました。演技が再開となり、私の気持ちとしては再開してくれただけでありがたいというか、胸がいっぱいというか何とも言えない気持ちで、仮に全部fallでもぜんぜん卑下するものではないと思っていました。再開最初の3F-3Tは恐怖心とかあったのかもと想像しますが、最後まで滑りぬくお姿には心から感激しました。結果は当然、本人が一番悔しいでしょうし残念に思っているのではと思います。テレビで見ているものにとっては応援しかありません。また次の時、応援したいと思います。