No tengo dinero ni tiempo.

昔習ったスペイン語で今でも覚えている数少ない文章の1つ。

折りたたみ自転車デビュー

2017-04-19 07:41:11 | その他
引っ越してきた当初から「この辺は自転車が便利ですよ。」とアドバイスをいただくことが多い。しかし自転車を持っていなかったし、乗る気もなかった。駐輪場のことを考えると便利とも思えなかったし盗難の心配もつきまとう。でもこのアドバイスに真っ向から返事すると角がたちそうで、いつも「自転車持ってなくて。えへへ。」と受け答えしていた。でもだんだんそれにもいい加減飽きてきて、その会話に肯定的に答えるために自転車を持ちたいと思うようになった。通勤には使わないしマンションの自転車置場も有料だから折りたたみ自転車にしよう。そんなふうに考えていたところ折りたたみ自転車を処分する友人からもらうことになった。

やってきたのはDAHONというメーカーの自転車だった。私は初めて聞いたが人気の折りたたみ自転車メーカーのようだ。長年放置されていたとのことなので自転車屋さんに点検に出し、ライトとワイヤーキーと手袋を買い、自転車保険にも入った。折りたたみ方法を教えてもらい散々家の中で折りたたんだり開いたりリハーサルもした。そして、降水確率0%のとある日曜に乗ってみることにした。
定めた行き先は家から3.8km。目的地に駐輪場があることも確認した。果たしてたどり着くのか。
走り始めると、サドルからの衝撃が意外にも大きい。あとそういう作りなのかもしれないが、ブレーキが遠くでしっかり握れない。そしてゆっくりしか走れない。子供を乗せた人やシニア世代にどんどん抜かれた。ふとハンドルを見ると変速ギアがあることに気づいたが、それの使い方は予習していなかったので仕方なく3のまま走り続けた。ちょっと速く漕いでみようと脚を動かしても歩道を走っているので歩行者に当たりそうですぐに減速してしまう。
目的地に到着してみると、所要時間30分。公共交通機関を使ったのと同じくらいなので上出来かと思ったが、冷静になって再考すると時速7.6kmとなり何かの間違いではないかと再計算してしまった。今後これが相棒になるかはわからないがとりあえず自転車ライフを開始した次第である。
コメント