No tengo dinero ni tiempo.

昔習ったスペイン語で今でも覚えている数少ない文章の1つ。

成人式、私は行かなかった

2021-01-13 20:30:00 | その他
自分が成人式の該当年だった時、自治体主催の成人式には行かず、試験勉強をしていました。大学2年の後期試験の真っ最中、しかも成人式の祝日の次の日は語学の試験で、成人式は眼中にありませんでした。高校から私学に進学し地元とは切れていました。中学時代の友人に成人式に行こうと誘われましたが、試験だから、とごく普通に断りました。語学が、何より苦手でした。文法的な理解をあきらめて、教科書の文を丸暗記するしかありませんでした。レポート用紙に何枚も手書きで、左に日本語、右にスペイン語を書いて、双方向に言えるように、何週間も前から準備しないと試験を乗り切れませんでした。なので成人式どころではなかったのです。
親は、成人式に行って欲しかった、、というか、振袖を着せたかったようです。振袖は要らないと何度も言いましたが、聞き入れられませんでした。ある日、父が珍しく早く帰宅したと思ったら、嫌がる私を拉致し、車に乗せました。父が仕事上で知り合った呉服屋さんが行き先でした。むすっとしている私に、呉服屋さんは沢山の着物を見せてくれました。値札などなく筒に巻かれた状態でした。とにかく居心地が悪くいい加減嫌になってきて、そこそこ色が綺麗に見えた水色とピンク色の着物を選びました。
忘れた頃に着物はやってきました。見たくもない着物でしたが、見るように言われて見てみると、自分の選んだ色とは全く違うものでした。腹が立って問いただすと、私の選んだ着物は安い糸で織られていた、見る人がみたらわかる、だから勝手に高い糸で織られた着物にしたのだと聞かされ、とても悔しい思いをしました。振袖は親の自己満足、他人への見栄を張るためのものと理解しました。だから、成人式に行かないというと折角振袖を用意したのに、とか20歳は一生に一度しかないのにと責め立て何度も口論しましたが、最終的には後期試験の後の春休みに写真館で振袖姿で撮影する、大学の卒業式で振袖を着ることを条件に成人式に行かないことを勝ち取りました。
時が流れて、成人式の該当年から30年以上経ちました。今でも振袖姿の新成人を見ると自分の体験を思い出し、せめて着せる側の親と着る側の子供の利害があっていると良いなと、思います。今年は成人式の開催や出席を巡って沢山の報道を見聞きしました。一生に一度なのに中止は可哀想とか、せっかく晴れ着を用意したのにとか、いずれも参加するほうのコメントより、参加させる側の声の方が聞こえてきた気がします。成人式、私はなくなってよい行事だと思います。自治体にお膳立てしてもらって20歳を祝う必要などないと思います。一生に一度と言うなら、生きているその瞬間全てが一生に一度なのですから、その時思う方法で有意義に過ごせばよいと思います。
ところで冒頭でも書いた通り後期試験の第二外国語の勉強のため、成人式は行きませんでした。必死で勉強した甲斐あって試験は通りました。でも書いた瞬間全て忘れるのが丸暗記というもので、スペイン語が得意な人にはなりませんでした。全てを忘れて、、、いや、少しは覚えていることもあります。その一つが、このブログのタイトルです。



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割り箸のささくれ

2021-01-09 16:20:00 | その他
先日、会社でいつものようにお弁当買ってきて割り箸を割りました。その割り箸はささくれの部分が多く、そういうこともあるかと思ってお箸を持ったところ、右手の親指と人差し指を結ぶカーブの所にささくれが刺さりました。痛っ、と思いすぐお箸を置き、そのときはそれで終わったのですが、その後時々何かに触ると痛い。冬の手荒れに加え、最近アルコール消毒などもあってただでさえ何もしなくても手が切れている事はしばしばなので今回もそれかなと思っていたけれどもそういう痛みでは無いので、よく見てみたところ目視できるかできないか位の小さな割り箸のささくれが刺さっていました。
ネットで「トゲが刺さった」などと検索しいろいろな方法が出てきて、例えば5円玉の穴で盛り上がらしてピンセットで抜くとかハチミツを塗るとか針でほじるとかいろいろ出てきたけれども、家にピンセットもないし、刺さったのが右手、左手でピンセットを操作し取り除ける自信もなかったので、皮膚科に行ってみることにしました。
皮膚科で、処置は、秒でした。
あんな小さなささくれが手に刺さっているだけでどこかバランスが崩れたような気がしました。
割り箸、洗わなくていいので便利ですが気をつけないといけないと思った次第です。
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