No tengo dinero ni tiempo.

昔習ったスペイン語で今でも覚えている数少ない文章の1つ。

『和菓子のスライム』(YASABUROさん)

2012-01-29 01:26:16 | 美食【菓子】
肥後橋のお茶処YASABUROさんで、和菓子のスライムがいただけるということで行ってきました。そこのオーナーパティシエールさんのブログを見ると
「食べたい方・作ってみたいかた方はメッセージかメールでご予約の上・・・」とあり、「え?」と思いました。作るとは・・・?。和菓子作りはプロの技だし、用意も持たずにちょいと行ってできるものではないはず、と。でも、既に友人が私の分まで予約していたし、これで作らなければ女がすたるとの思いでした。
果たして行ってみると、既に練り切りは色をつけた状態で分量ごとに分かれて準備してくださっていました。

■手順概要
青い顔を丸めて表面がひび割れないよう艶の出た状態にする。
掌で広げてピンクの中身を包む。

頭のつのをつまみだす。
白眼の位置を定めて棒のお尻でくぼませる。
白眼を作って、くぼませたところに入れる。
黒眼の位置を定めて棒の先で刺して穴をあける。
黒眼を作る。穴に入るよう先を細くしておく。
眼を入れる。
口の形をつける
完成。

先生は、アヒルの小さな人形を練りきりに見立てて、手指の使い方を丁寧に指導してくださいました。また練りきりはもたもたしているとすぐにひび割れるのですが、そういう時は白蜜を人差し指に少し取り軽くもんでやると良いと教えていただきました。

友人の作品(奥)と記念撮影。

作ったら、すぐにいただきました。

難しくも、楽しい体験でした。
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初めての駅伝観戦

2012-01-15 20:45:34 | その他
カレーを食べに行くために京都へ向かう途中、持っていた新聞で今日は女子駅伝の日であることを知りました。「これは混雑するな」と、行き先を変えたほうがいいかなと思った矢先、「もしかしたら出はるんと違うやろか?」と慌てて持っていた携帯で確認したところ出場されていました。会社の同僚の妹さんが北京オリンピックや2009年の世界陸上の日本代表選手で、おととしのこの大会では2区で区間記録を更新されたそうで、テレビで見ていた別の同僚が「さすがオリンピアン。別格の走りだった。」と興奮気味に語っていたことを思い出しました。果たして今年も2区で出場される予定とわかり、これは見に行ってみようと思い立ち、カレーを一緒に食べに行く友人を誘って、観戦に行くことにしました。
2区は「平野神社前→(西大路通)→金閣寺道→(北大路通)→北大路堀川→(堀川通)→堀川紫明→(紫明通)→烏丸紫明→(烏丸通)→烏丸鞍馬口」というコースとのこと。おのずと「そのコースならあのカーブでしょう。」と、西大路通から北大路通に曲がるカーブのところを目指しました。到着すると、同じことを思った人が既に沿道に集まっていました。沿道には、警察官、ボランティアのボーイスカウト、地域のボランティア方々・・・と応援者たちが既に集まり始めていました。寒い沿道で、あと、少なくとも20分くらいは待つのですが、寒さに弱い友人の体調が気になりました。
その時、救世主が。

物欲しそうに見ていたところ手招きしてくださいました。
地域のかたが、それこそ自主的に焚いてくださっているとのことで、本当にありがたい限りでした。「暖かいのが何よりのごちそうですね。」などと話しながら、選手が来るのを待ちました。地域からのボランティアさんは、駅伝については何でも知っているかのようでした。私がきょろきょろしていると「まず、パトカーが来ますから。それまでは大丈夫ですよ。」と教えてくださいました。そんなふうに暖をとらせていただきながら待っていると、実業団の名前の入った応援集団がワンセグテレビを片手に「そろそろ来るでえー。」と盛り上がり始めました。警察官も三角コーンを道に配置し始めて、車両を通さない準備を始めました。その手際が素晴らしかった。というか、車両を通行止めにするのは本当にぎりぎりになってからするのだということも初めて知りました。私も何だか楽しくなってきて、大きなカメラを持った人の横なら良い場所かなと思ってそこに陣取り、手にはカメラを持ち、準備は整いました。
パトカーが来て、中継車が来て、白バイが来て、いよいよ先頭を走る選手がやってきました。
「がんばれー。」「がんばれー。」
沿道の応援者たちは拍手とともに声援を送り、私も一緒にやってみました。選手たちは、足音がなく静かな走りで、目の前を一瞬で通り過ぎて行きました。

「兵庫」の文字を探すも速すぎてわかりません。もう通り過ぎたのかもしれない。だから、通り過ぎていく選手のほぼ全員に「がんばれー。」と言い続けていました。もうこれで全員通過したのかなと思って警官の様子を見ていると、まだのようでした。近くにいた人が「最後の人には特にいっぱい応援したげんとな。」と言っていました。最後の選手が見え、あろうことか「福島」でした。沿道から「ああ、福島や、福島や、福島、がんばれー。」と大声援となり、その応援がすごく自然で心からの声援のように感じて、私の声援が涙声になりそうでした。
結局、見たかった兵庫の選手は認識できずでしたが、別のところから見ていた友人は「見たで、見たで。めっちゃかわいかった。走る姿勢がすごく良かった。」と見てくれていました。
「祭り」の後のカレーはもちろん美味しかったです。
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YouTubeでAustralian Open

2012-01-15 02:26:21 | テニス観戦
今朝、朝の身支度をしていたところ、携帯にメールが来ました。
「泥海の中から、は、朝に聞く名曲なん?」
クラシック音楽しか音楽に聞こえないらしい友人からのメールで、「泥海の中から」が中島みゆきさんの曲だから私に聞いてきたのでしょうが、私はこの曲をタイトルしか知りませんでした。どんな曲か確認してみようYou tubeを開いてこの曲を聴き始めた時、その動画のちょっと上に、全豪オープンテニスの予選をライブ中継しています、みたいなことが書いてあるのに気付き、押してみたところ本当にライブをやっていました。
画面では、Elena Vesnina さんと、Maria Sharapova さんが試合をしていて、もうそれだけで夢のような光景。エキシビションマッチとのことでした。それが終わると、コート3で行われた予選の様子がだらっと流れていました。グランドスラムは特に、予選を見るから本選が楽しめるということをウィンブルドンの予選を観戦に行った時に認識していたので、私にとっては至福の時でした。その後ちょっと外出することがありずっと観られませんでしたが、帰ってきて確認すると試合やプラクティスセッションの様子やインタビューの動画が沢山ありました。こんな映像をこれだけ公開してくれるとはなんと太っ腹かと。明日からもせいぜい観ようと思っている次第です。
ちなみに「泥海の中から」は、先ほど聞いてみましたところ、いつ聴いても良い名曲でした。
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全日本フィギュアスケート選手権2011生観戦 私の感動ポイント

2012-01-05 00:25:57 | スケート観戦
・高橋大輔さんのショート:4T+3Tが決まって、これはまばたきしている暇はない、というような気がしてしまったくらいでした。それ以降も素晴らしくて、演技終了10秒前くらいから立つ準備をしたくらいでした。
・宮原知子さんのフリー:ノーミスで、この演技の時も演技終了前に立つ準備をしていました。中学2年とのことですが、最後までしっかりした演技ですばらしかったです。濱田先生も跳ねていました。
・浅田真央さんのフリー:強かったです。後述します。
・町田樹さんのエキシビション:最初の3A決まった時点で既に感激していました。腰を振るところでは「キャー」の声援を受けて、エア・ギターのところもキマっていました。席が隣の人の体型が大きくて立ちにくかったので立てませんでしたが、気持ちはスタオベでした。

浅田真央さんの滑走順が来ると、ひときわ声援が大きくなりました。「真央ちゃーん」と老若男女いろんな声がありました。「応援する」とか「演技に期待する」というよりも「演技を見守る」といったような空気を感じていました。私も、応援と言うよりもどこか祈りの境地のような心境で真央ちゃんがポジションにつくのを見ていました。
ポジションにつく直前のこと、私の席から遠いところで「お母さんが天国から見守っているよ。」という意味のことを言った男性の声が聞こえ、背中が凍りました。今はそういうことを言う時ではないでしょう、お願いだから今はそれ以上言わないで、と思いました。間髪をいれずそれをかき消すかのようなタイミングでいつもと同じように「真央ちゃーん」、「真央ちゃーん」と声援が飛び、少し救われました。
演技が始まってからも心配でした。ふとしたことから集中が切れて、仮に滑走途中で演技が止まってしまったらと。ただ、もし止まってしまったとしても、誰が咎めることができるのかと思いました。滑り切ったのを見た時、その強い気持ちに敬意をあらわしたくて、いや、あらわさずにはいられなくなって立ち上がりました。

今回は新しい選手も沢山観ることができました。観ている者は応援しかできない。また応援したいと思います。
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ガス火(自動炊飯機能)で炊飯 with シャトルシェフ

2012-01-04 00:47:21 | 自作料理
昨年、割と今風のガスコンロを購入し、それ以来、白米はガスコンロで炊いています。しようと思ったきっかけはコンロ自動炊飯機能を試してみたかったためでした。自動で何とかできる、という機能に弱い私です。
取扱説明書には、自動炊飯機能に適したお鍋として、底が厚手のでふたがしっかりできるお鍋が挙げてありました。ところがそういう鍋の持ち合わせがなく、適当な安物のお鍋(即ち底が薄い)で炊いていたのですが、それなりには炊けるのですが必ずおこげができてしまっていました。私はあまりおこげが好きではなかったのでずっと火で炊き続けるならお鍋を検討した方がよいかと諦めかけていた時、シャトルシェフが暇そうに棚の奥にいるのを見つけました。
シャトルシェフは、料理上手の友人が使いこなしていたのを見て5、6年前に衝動買いしたのですが、結局は使いこなせず、最近では登場機会も皆無でした。ところでシャトルシェルは、本体部分の外側の保温容器の部分と、結構まともなステンレス製のお鍋で構成されています。そのお鍋を確認したところ、底は厚手で、ふたもしっかりできるので、その鍋を使って自動炊飯機能で炊いたところ大成功でした。
それだけではブログに書こうとまでは思わなかったのですが、炊けた後の蒸らしの局面でシャトルシェフの本体部分の保温容器にご飯が炊けたばかりのお鍋を入れたところ、いい状態に蒸らされて、かつ温度は冷めないし、炊けたご飯は美味しいし、と良いことづくめだったので、記録しておこうと思った次第です。
なお、取扱説明書によると、自動炊飯機能には土鍋、ガラス鍋は適さない、なぜなら温度センサーがうまく温度を検知できない、のだそうです。
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ホットックづくり

2012-01-02 20:51:45 | 自作料理
この冬休み、是非ともやってみようと思っていたことの1つでした。
このホットックミックスは新大久保に行ってこられたかたからのお土産で、新大久保で食べてとても美味しかったそうで、是非焼いてみてといただきました。私もソウルで見たことはありました。たいがいそれが売っている屋台は地下鉄に降りていく階段手前にあっていつもちらっとは見ていたのですが、交通量の多いところで排気ガスまみれのように思えたこともあって買ったことはありませんでした。即ち今回は、ちらっとしか見たことがなく、また食べたこともないものを作るということになりました。

ホットックという音から、日本のホットケーキのようなものかと思っていましたが、大きく以下の点が違うと思います。
1.イーストを入れる。即ち、発酵させる。
2.中に甘いジャムなどを入れる。
3.押さえつけて焼く。

箱を開けると、3つの袋が入っていました。左から、中に入れる用の甘いジャムの粉、ホットックミックス粉、インスタントドライイーストです。


作り方は箱の裏に日本語で説明があり、それにできるだけ忠実に従うことにしました。


箱には、全量を一回で使い切るようにとの指示がありました。ところが私だけが食べるので、それが足かせになってなかなか取り掛かれないというのも、あるはありました。箱を開けてみて、やはりこれは1回で使いきれなさそうと思いました。考えた結果、量って1/4使うことにしました。

ミックス粉は、開けるとトウモロコシの良い香りがしました。箱を見ると、トウモロコシでん粉が入っているとありました。


ドライイーストは4g入りなので1/4だと1gなのですが、私の量りは最小単位が2gでそこは目分量でいくしかありませんでした。ドライイーストといえば、日本で売っている「カメリア」みたいな強烈なにおいだったら自持ちの「サフ」にしようと思っていたのですが、添付のそれは、イーストなのにへんな話、まったく無臭でした。


ジャムの粉は、小豆とシナモンの香りがして、荒く刻まれたナッツが入っているようでした。

手順の概略は以下のようでした。
1.ドライイーストを40~45度のぬるま湯(即ちイーストが死なない適温で)に混ぜ合わす。
2.ミックス粉を入れて5~10分こね合わす。
3.ジャムの粉を入れてくるむ。
4.焼く。

手順2の「こねるタイム」が即ち、発酵タイムなのかもしれませんが、箱には「発酵時間なしですぐ焼ける」と謳われていました。

手順1では、この季節40~45度のお湯を作ろうとすると、すぐに冷めていくので素早くする必要がありました。


手順2では「こね合わす」がどれくらいやったらよいかの加減がわからず、はじめはボールの中でゴムべらで合わせていたのですが、まとまらずぽそっとした状態でした。


結局出して、まな板の上でこねました。打ち粉を準備していなかったので、ミックス粉を打ち粉代わりにしてこねていると、しばらくして良い感じにまとまってきました。


書かれていたように10分くらいこねて、次に適量をとってジャムの粉を入れてくるむ段になって、どれくらいを1個の量にとるのが適量かがわかりません。考えていても仕方がないので、3等分して、そこにジャムの粉を入れてくるみました。


いよいよ焼く局面となり、まずは弱火で押さえつけないそのままの状態で焼き、焦げ目がついてきたらひっくり返してホットックならではの「押さえつけ」をしてみました。韓国には押さえつける用の丸くて平らなものがあるそうですが、それはないので普通のフライ返しでギュっと押さえつけるのですが、今度はいかほどの力をかけてよいかがわかりません。ソウルの屋台でちらっと見たことを思い出すと、もう少し平べったかったかな、と思って力をかけると、生地が破れて中に入れていたジャムが溶けだしてきました。ジャムの焼けるにおいがなんとも屋台のお菓子を思わせるものでした。


切ってみたら、粉だったジャムが加熱されてとろっと出てきました。


味は、期待以上でした。イースト臭はありませんでした。もちもち感、トウモロコシ風味、ジャムの味など、美味しく頂きました。

粉はあと3回分あります。次は、ノーマルバージョン以外に、チーズ入りや、長野県の「おやき」のような刻んだ野沢菜入りとかもやってみたい、と夢想している次第です。
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