ロズベルグとウェバー、1周目のチーム内接触事故だったのね……ren.です。
その情報を知ってから、今晩の再放送を見るのが辛くなってきました(w
さて、先週買っていながら、チマチマとしか読めなかったのが、ようやく読了しました。
● 「キノの旅 X」 時雨沢恵一 電撃文庫
「キノの旅」も10巻目ですか。「学園キノ」を入れれば11冊ですね。
以下ネタバレ。
今巻での見所は、あとがき……は置いておいて(w 「保護の国」でしょうか。
この巻では唯一の、師匠の昔話です。
とても「キノの旅」らしい、シニカルで救いようのない話です。そして、読む人によって解釈が変わるのも面白い話です。
ネットでの評判を見ると、"動物"が何を表しているのか、そして最後のシーンについて、さまざまな解釈が為されています。
個人的には、少年犯罪や少年法を揶揄していて、そのまま育てば社会的に排除されぞ……てなことをを表しているのかな、と思いましたが、ニート問題や他国の傍若無人さと解釈している人も多く見ました。
深い。
「ティーの一日」では、新参入キャラであるティーの、繊細ながらも強い内面が、魅力的に書き表されています。
ある意味、キノ的萌え話でしょうか。
とりあえず、今後のグレネードランチャーを抱えたティーの活躍に刮目せよ、といったところ。無口キャラはツボですし(w
メインともいえる長編「歌姫のいる国」では、キノの行動の解釈が、これまた色々と各所で見られました。
私としては、キノの行動に特に違和感を感じなかったのですが、中には「師匠よりも冷徹だ」とか、「こんな殺人依頼を受けるとは思わなかった」という意見も。
確かに、詳しい話も聞かずに少女の命を狙うというのは、キノらしくはないかもしれませんが、旅のアキレス腱ともいえるエルメスの部品をちらつかされては、彼女としては仕方がないのではないでしょうか。
おそらくキノとしては、まだ旅を終える心構えや理由が見つかっていません。エルメスが動けなくなれば、キノの人生はそこで足を止めてしまうわけです。
そういう恐怖心が、少なからずあったのではないでしょうか。
その証拠に、仕事としてはサラを手早く始末してしまおうとしていますが、ことごとく邪魔が入って、し損ないます。
これは無意識と偶然が起こした、この一件へのキノの心の迷いや気の乗らなさを表しているのだと思います。言葉を変えれば、運命がキノを気遣っていたのかと。
それにしても、どんどんキノは女の子らしくなっています。もちろん、キノらしい冷酷さは残しているのですが。
それでもどこか、以前よりも性別不肖なメンタリティーがなくなってきている気がします。それは人間的な成長なのかもしれませんが。
加えて、黒星紅白さんの描くキノの画も、体型やしぐさに女性らしさが出てきています。
ちょっといくつか並べてみましょう。
もう、顔や頭身までもが違う(w
まあ、黒星さんの絵が変わってきているのを差し引いても、どんどん女の子として描かれているのは間違いがありません。X巻のキノなんか、骨盤の広さが完璧に女の子です。
思えば、私が始めて「キノの旅(I)」を目にしたとき、「おぉ、めんこい男の子がバイクに乗って、コルトネービー(銃)まで持っているなんて、なんとツボな作品だろう」と手にしたものです(w
まあ、読んでみて、キノが女の子であることを知り、残念とも思いつつ、「これはこれ、それはそれ」と、その魅力に取り憑かれたわけですが。
それはともかく、中性的な魅力が減ってきたのは、結構残念なところです。そういったアンバランスさが逆に、その残酷ながらも愛らしいというキャラクターに、大きく関わっていたのは確かでしょうから。
むしろ、「アニメ キノの旅」の顔が、私には理想なのかもしれません。否定意見が多いですけれど、私は好きなんですよ、あのキャラデザイン。
とか言いながら、目次口絵の眠たげなキノに溜飲下がってるんですから、結局かわいいことは正義なんてすけどね(w
その情報を知ってから、今晩の再放送を見るのが辛くなってきました(w
さて、先週買っていながら、チマチマとしか読めなかったのが、ようやく読了しました。
● 「キノの旅 X」 時雨沢恵一 電撃文庫
「キノの旅」も10巻目ですか。「学園キノ」を入れれば11冊ですね。
以下ネタバレ。
今巻での見所は、あとがき……は置いておいて(w 「保護の国」でしょうか。
この巻では唯一の、師匠の昔話です。
とても「キノの旅」らしい、シニカルで救いようのない話です。そして、読む人によって解釈が変わるのも面白い話です。
ネットでの評判を見ると、"動物"が何を表しているのか、そして最後のシーンについて、さまざまな解釈が為されています。
個人的には、少年犯罪や少年法を揶揄していて、そのまま育てば社会的に排除されぞ……てなことをを表しているのかな、と思いましたが、ニート問題や他国の傍若無人さと解釈している人も多く見ました。
深い。
「ティーの一日」では、新参入キャラであるティーの、繊細ながらも強い内面が、魅力的に書き表されています。
ある意味、キノ的萌え話でしょうか。
とりあえず、今後のグレネードランチャーを抱えたティーの活躍に刮目せよ、といったところ。無口キャラはツボですし(w
メインともいえる長編「歌姫のいる国」では、キノの行動の解釈が、これまた色々と各所で見られました。
私としては、キノの行動に特に違和感を感じなかったのですが、中には「師匠よりも冷徹だ」とか、「こんな殺人依頼を受けるとは思わなかった」という意見も。
確かに、詳しい話も聞かずに少女の命を狙うというのは、キノらしくはないかもしれませんが、旅のアキレス腱ともいえるエルメスの部品をちらつかされては、彼女としては仕方がないのではないでしょうか。
おそらくキノとしては、まだ旅を終える心構えや理由が見つかっていません。エルメスが動けなくなれば、キノの人生はそこで足を止めてしまうわけです。
そういう恐怖心が、少なからずあったのではないでしょうか。
その証拠に、仕事としてはサラを手早く始末してしまおうとしていますが、ことごとく邪魔が入って、し損ないます。
これは無意識と偶然が起こした、この一件へのキノの心の迷いや気の乗らなさを表しているのだと思います。言葉を変えれば、運命がキノを気遣っていたのかと。
それにしても、どんどんキノは女の子らしくなっています。もちろん、キノらしい冷酷さは残しているのですが。
それでもどこか、以前よりも性別不肖なメンタリティーがなくなってきている気がします。それは人間的な成長なのかもしれませんが。
加えて、黒星紅白さんの描くキノの画も、体型やしぐさに女性らしさが出てきています。
ちょっといくつか並べてみましょう。
もう、顔や頭身までもが違う(w
まあ、黒星さんの絵が変わってきているのを差し引いても、どんどん女の子として描かれているのは間違いがありません。X巻のキノなんか、骨盤の広さが完璧に女の子です。
思えば、私が始めて「キノの旅(I)」を目にしたとき、「おぉ、めんこい男の子がバイクに乗って、コルトネービー(銃)まで持っているなんて、なんとツボな作品だろう」と手にしたものです(w
まあ、読んでみて、キノが女の子であることを知り、残念とも思いつつ、「これはこれ、それはそれ」と、その魅力に取り憑かれたわけですが。
それはともかく、中性的な魅力が減ってきたのは、結構残念なところです。そういったアンバランスさが逆に、その残酷ながらも愛らしいというキャラクターに、大きく関わっていたのは確かでしょうから。
むしろ、「アニメ キノの旅」の顔が、私には理想なのかもしれません。否定意見が多いですけれど、私は好きなんですよ、あのキャラデザイン。
とか言いながら、目次口絵の眠たげなキノに溜飲下がってるんですから、結局かわいいことは正義なんてすけどね(w
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