ディザスター デイ オブ クライシス

どうも､ren.です｡
「忍殺」新刊が届いているんだけれど､なかなか読み進められない｡

● 「ディザスター デイ オブ クライシス」 Wii/モノリスソフト･任天堂 (2008)

「Wiiを買ったなら､これをやれ」と友人に渡された災害アクションゲーム｡

親友･スティーブを火山災害で失ったレイは､その妹・リサと顔を合わせられぬまま､レスキュー隊を辞めていたが､米国を揺るがす陰謀にリサが巻き込まれたことを知り､救出のためFBIに協力することとなる｡
その時､町を大地震が襲った─────｡

タイトルどおり､ベタなディサスタームービー(災害映画)を体験できるゲーム｡
火山噴火､大地震､津波､火災､地下鉄火災､ハリケーン､洪水と､まさに"地震雷火事オヤジ"がとめどなく襲ってくるシチュエーションは､笑いを通り越してすがすがしさすら覚えます(w
なお､発売日を見て分かるとおり､東日本大震災以前に発売されたゲームです｡

災害において身を守ったり､要救助者を発見して処置を施す行動は､Wiiコントローラーとヌンチャクを使ったアクションで行います｡
全力疾走にはコントローラーとヌンチャクを交互に振りまくり､カーアクションはコントローラーをハンドルとして回し､心臓マッサージはコントローラーをタイミングよく下に押し付けるなど､その場で要求されるアクションはさまざま｡
失敗してもすぐコンティニューできるので､ミニゲームという感覚も強いです｡
ステージ間にはゲームで稼いだポイントを使い､ステータスを強化することが可能｡

災害とだけでなく､リサを誘拐した特殊部隊と戦闘しなければいけません｡
その際は「タイムクライシス」(ナムコ)のような､カバーアクションSTGになります｡
物陰に隠れてタイミングを図り､コントローラーのポインタで敵を狙って射撃｡
上手くすればヘッドショットやトラップによるクレバーショットも可能｡
武器もステージ間に購入や強化が行えます｡

基本的にはステージクリアタイプ｡
なのでオープンワールド的に町を自由に歩いたりするのは､あまり出来ません｡
まあ､タイム制限のない場所ならうろついたり眺めたりは自由ですし､とんでもない場所にアイテムや要救助者がいることもありますので､損はしません｡
あ､クリアタイムは評価に関わるけど､気にしたことないや(w

ただ一部のシーンが､妙に難しいのには辟易｡
特に車を運転するシーンは運転自体も難しく､クリア条件もシビアで初見ではまずクリアは無理｡
ラストバトルも一発死なので､死んでボタンとタイミングを覚えることになります｡
射撃戦が唐突で､照準のシステムが雑なのもつらい｡
せめてカバー中に照準した場所がずれるのは勘弁して欲しかった｡

でも､洋画を体験するゴッコ遊びゲームとしては､最高に面白いです｡
コントローラー側のスピーカーからザリザリとした音声のラジオが流れたりするのも雰囲気を盛り上げます｡
これ､もっと活用して欲しかったなぁ｡
無線や電話は耳に当てたかった｡

もっと色々なシチュエーションが作られるだろうから､続編が欲しかったね｡
コントローラーとヌンチャクを交差させてサバイバルキットで火をおこしたり､コントローラーの発炎筒を掲げたり､懐中電灯で照らしたりといったアクションもしてみたかったね｡
まあ､ぶっちゃけ､射撃戦はいらなかったと思う(w