どうも、ren.です。
そういえば今日は振り替え休日だった。
● 「ボクらは魔法少年 1巻」 福島鉄平/YJC
「となりのヤングジャンプ」で連載中。
小田切カイトくんは、海原マコトくんにスカウトされ、"街の平和を守る正義の味方"を引き受けた……が、それは愛らしい少女姿の"魔法少年""ときめき・ピンク"になることだった。
というわけで、初期設定自体は、よくある"魔法少年"モノ。
実際、お話自体もテンプレート的なものです。
しかし、"魔法少年として女装している自分自身"を嫌悪しつつも、次第に魅かれていく過程を丁寧に描いています。
このポイントをしっかりこなしている"強制女装モノ"って、意外に少ないんだよね。
たいていは簡単に吹っ切れちゃったり、いつの間にか気にしなくなっちゃったり、ギャグとオチにしか使われなくなったりしてしまう。
その点、カイトくんは"ヒーローになりたい自分"と"女装の似合う自分"の二つの心境を少しずつ両立しながら成長していきます。
1巻帯には「少女姿の少年戦士は戦いと葛藤の中で自分自身に目覚めていく・・・!」とありますが、この"目覚め"には"色々な意味の覚醒"がこめられているわけですね。
そういえば、センテンスを書き出してみると、「THE IDOLM@STER Dearly Stars」の秋月涼くんを彷彿とさせますな。
まあ、この場合はバッドエンドっぽいが(w
見た目や屈折した部分はともかく、突如現れたライバル魔法少年"おらつき・パープル"との戦いを描いた第5話は、敗北・挫折・逆転という王道さが、熱血ヒーローモノとしても思わず拳を握る展開でイかしてます。
パープルの衣装を"エッチくさい"と評するところが所詮、小学生だよなぁ。
巻末書下ろしが塗り絵&着せ替え切り絵が、なかなかの本気。
エラーオトメチックが含まれている辺り、やっぱりあの話は単に着せ替えがしたかったんだな、ということがうかがえます(w
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