希望屋 ~ren_ka ci=set~

twitterは @renka76139925 です。

2013 F1マレーシアGP

2013年03月25日 20時11分56秒 | └F1

寒の戻りが怖い札幌から、ren.です。
今日も気温がプラスになり、かなり雪解けがすすんでいます。
しかし、天気予報上には、まだまだ雪のマークがちらほら。
まあ、もう雪かきに苦しむような雪はないと思うけれど、それは希望でしかないからなぁ(w

 

さあ、週末のマレーシアGP。
まさか、2戦目にしてこんなことが起こるとは(w

予選後、決勝の直前にスコール。
天気は回復傾向なものの、コースが濡れたため全車がインター装着でのスタートに。
また、予選7位だったライコネンには、ロズベルグの予選走行を邪魔したと3グリッド降格ペナルティが下され、10番手からになりました。

スタート直後、ジャンプアップを狙うアロンソが、2番手のベッテルに肉薄した際にフロントウィングを破損。
チームからの指示でインター交換までもたせようとしましたが、ついにスリップの乱気流でウィングは脱落。
車体下部にウィングを挟んでしまい、そのままコース外に消えました。
正直、テレビ観戦ででもすぐ脱落の憂き目に会うことはわかりましたから、あまりに楽観視しすぎでしょう。

アロンソが消えた数周後、インターからドライへのタイヤ交換のタイミングがやってきました。
ここでなんと、ハミルトンがマクラーレンのボックスに入るという珍事が(w
まあ、バトンが前年の自分の位置だったレッドブルピットに停めてしまったり、前例がないわけではないですが。

これについて、マクラーレンのTwitterはこう書いています

「Feel free to pop in and say "hi" any time,」(今後も気軽に寄って挨拶していってよ)

海外のこういう返しがかっこいいやら、おもいろいやら、憎らしいやら(w

 

この後、全体的にピットでのドタバタが目に付くようになります。

ピックがボックスに入ろうとしたときに、その後方のボックスからベルニュがリリースされてしまい接触。
この顛末でトロ・ロッソには1万ドルの罰金が科せられました。

フォースインディアは、二台共に左フロントホイールのナットにトラブルが発生。
タイヤが上手く交換できず、結局はガレージに入れて店じまいとなりました。
新型のナットらしいのですが、次戦以降も問題を解決して使う予定だとか。

ライコネンはピットアウト後、レーンでヒュルケンベルグとあわやのニアミス。
特にペナルティは課せられませんでしたが、これがライコネンが7位に決するきっかけになったかもしれません。

 

そしてレース終盤、大きな事件が発生しました。

レースを終始コントロールし、トップをキープしたウェバー。
その後方にベッテルが並びます。
チームとしては、タイヤに厳しくなっているレースで無理をさせないため、この隊列でレースを終わらせるようチームオーダーが出たようです。
その作戦コードネームは、マルチ21。

しかし、そのオーダーをベッテルが無視。
クルージングに入っているウェバーを激しく攻め立て、ベッテルがトップを奪ってしまいます。
その行為に対してホーナーは直ちに無線で「Silly」(馬鹿げてる)と批判しました。

一方、その後方数秒。
ハミルトンとロズベルグがまた、3-4の隊列を組んでいました。
明らかにロズベルグの方がタイムがよく、チームへ「ハミルトンが遅いなら、俺を前に出してくれ」と無線。
ところがそれに対して「この隊列で両車をゴールさせろ」と、こちらもチームオーダーが。
ロズベルグは何度かアタックを仕掛けようとするも、結局はその指示に従いました。

どちらのバトルでも、チームコントロールでホーナーとニューエィ、ロスが頭を抱える姿が映りました。

 

その頃、我らがウィリアムズ。
今回はエンジンを載せ換えたマルドナドは、マレーシア国旗カラーのサンドトラップに突入していました。
それに対しての、ロータスのツィッターがこちら

「Look at the pretty colours on Pastor's tyres」(あらまぁ、かわいいタイヤだこと)

やっかましぃわっwww
いやま、確かにドーナッツのトッピングみたいだと思ったけれど。
前述の事件でギスギスしている雰囲気に、一服の清涼剤だったとさ(w

ともかく、これでマルドナドもリタイヤ。
これで2戦を終えて未完走なのは、マルドナド一人となってしまいました。
しかも、今回もルーキーは全員完走。
ボッタスも11位フィニッシュだったものの、10位のベルニュとは1秒未満の差という健闘。
完璧にマルドナドは形無しですな。

 

さて、チームオーダーの相次ぐ中、レースは終了。
トップを"奪った"ベッテルが優勝。
裏切られたウェバーが2位。
大いなる意思に守られたハミルトンが3位。

3人はバックヤードから表彰台インタビューまで、固い表情のままでしたね。
特にウェバーは一切ベッテルの顔を見ることをせず、シャンパンファイトにも参加しませんでした。
唯一交わした言葉が、前述の「マルチ21」でした。

ハミルトンもインタビューで居心地の悪さを隠しませんでした。
でもま、あのボックスミスがあっての3位というのがすごい。

その他の結果はこちらで。

 

レース後、ベッテルは謝罪するも、チームとウェバーから大きな批判を受けています。
ロズベルグ本人はオーダーに理解を示すも、メルセデス内ではドイツ人であるロズベルグの立場についてチームへの批判が噴出。

いやはや、まさか2戦目にしてチームオーダーが問題になるとは。
オーストラリアGPでもフェラーリにオーダーがあったのではないかと疑われましたしね。
まだまだこの先長いのに、今からチーム内、ドライバー同士の確執を深めてどうするんだか。

観ているほうは最高に面白いけれど(w
こりゃ、確実にグラ天でセカンドクラブネタにされるなぁ。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする