最近、ニコ動で知識系動画を観るのが楽しいren.です。
自分が知らない知識を持っている人が、実地や資料で解説してくれるのは、分かりやすいし楽しいですね。
歴史や技術やキノコに興味が出てきます。
● 「ダブルクロス3rd・リプレイ・ナイツ4 ナイトメアトゥルース」矢野俊策/F.E.A.R. /富士見ドラゴンブック
この瑠璃のポーズは、いったいなんなんだろうか(w
発売から少々間が開いてますが、ネタバレ注意です。
前回で、ひとまずの人間らしさを手に入れた瑠璃。
いきなり女子力を高めにいくとは、うん、1巻から比べて人間らしくなったもんだ(w
実際、その雰囲気は、巻が進むほどにリプレイの雰囲気が明るくなっていることにも反映していますよね。
正直なところ、2巻くらいまでは読み進めるのが、痛々しくてつらかった。
今回のテーマは、瑠璃の出自を巡る"自分探し"
まあ、今までの情報からある程度予想は出来ましたが、瑠璃の正体はホムンクルス。
さらに、スナッチャーは瑠璃に至るまでの膨大な失敗作の集合体でした。
そんなわけで、裏テーマは"スナッチャーの成長"だったそうで、瑠璃を憎み、父様の裏切りに絶望し、新たな活路に喜びを覚え、そして他からの認識に涙する、と、下手をすると瑠璃よりも波乱万丈な人生を歩むことになっています(w
ようやく自らの存在を認め、瑠璃と正々堂々と戦い、敗北したスナッチャーは、聖杯の力によって新たな存在"瑠衣"として蘇りました。
GM=矢野さんは、この瑠璃=若林さんの行動に驚いたことを述懐していますが、まあ、当然でしょう。
創造主に利用され、姉となった瑠璃は、母親に裏切られ、自らも母親となった「デザイア」の朱香ちゃんと、状況がほぼ同じですからねぇ。
この不屈さと包容力、母性こそ、若林キャラの魅力ということなのではないでしょうか。
まあ、スナッチャーを許したことよりも、聖杯を使ったことの方が、シナリオとしては影響が大きいようで。
父様=ソロモン王に最期の聖杯パワーを利用されてしまったため、このままでは瑠璃の命運もあと1シナリオになってしまいました。
あとがきの「それもいいな」の6文字が怖い(w
どちらにしろ、次巻が最終巻なわけですが、そのタイミングでのこの展開は、偶然とは思えませんよね。
若林さん、恐ろしい子。