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マイナーゲーの夕べ その29 「突撃!!ファミコンウォーズ」

2007年12月06日 21時14分32秒 | └マイナーゲーの夕べ
毎度、絶賛片頭痛中のren.です。
モニターの光が、目に付き刺さる。


さて、今日の「マイユー」は、ニコニコ動画で攻略動画を観ていたら、久々にプレイしたくなったこちら。

 ● 「突撃!!ファミコンウォーズ」 ゲームキューブ(2005) 任天堂

タイトルは「ファミコンウォーズ」ですが、従来シリーズとは無関係。
原題は「Battalion Wars」。
製作はイギリスのKUJU Entertainment。

ツンドラ国はゴルギ大帝が息子のノバに軍指揮権を移譲したことで、我がウエストフロンティア国との間に停戦協定を結んだ。
しかし、それはつかの間の平和であった。
2国間に再び広がる戦火は、周辺諸国へと波及していく。


大雑把にジャンルを言えば、リアルタイムストラテジー
ただし、プレイはTPSで行われます。
様々な兵科や兵器を、リアルタイムに切り替えながら進行するシステムは、「BATTLEFIELD」シリーズと似ているでしょうか。

プレイの雰囲気は、まず、こちらをご覧ください。

低い頭身のキャラクターや、ディフォルメされた兵器群と、見た目はコミカルな雰囲気ですが、ご覧の通りかなり硬派で殺伐とした、緊張感あふれるゲーム。
銃弾や砲弾でバタバタと死んでいく兵士は、ファニーさがむしろ残酷さを増幅(w


動画で笛の音がしていますが、これが各兵科に対する指示です。
カーソルで敵や場所を示し、"突撃"、"待機"、"移動"、"追従"を指令します。
うまく指示すれば、小隊を戦場に分散させ、効率のよい戦略・戦術も行えます。

ミッションによっては、陸軍だけではなく、戦闘機や爆撃機などの空軍も登場。
残念ながら海軍は登場しませんが、Wiiで発売予定の続編、「突撃!!ファミコンウォーズW!!」には、戦艦や潜水艦、揚陸艇もあるようです。
動画はこちら……いいなぁ。

それら兵科・兵器には有利・不利があり、戦車にはバズーカ兵、戦闘ヘリにはミサイル兵や対空戦車、兵士には火炎放射兵、塹壕や塀越しには投擲兵……と、適切な相手をぶつければ、自軍の損害も減少させることが出来ます。


コントローラーの全てのボタンを、トリガーの半押しまで使う、なかなかに忙しい操作ですが、実際に遊んでみれば、行動が効率よく行えるように作られていることに気づきます。

  ・自分自身が敵を牽制し、追従させた歩兵とバズーカ兵で銃撃。
  ・ミサイル兵は後方に待機し、接近するヘリを迎撃。
  ・その間に戦車は、遠隔地からこちらを狙う敵自走砲に突撃。

慣れればこんなことが、3秒ほどの間に出来るようになります。

こうした個別指示は難しい印象を受けますが、始めの3ミッションほどが丁寧なチュートリアルになっているので、すぐに身につきます。
兵科全体ではなく、さらに兵士個別に指示を出せるようになれば完璧。

迅速で的確な指示が出せるようになれば、高成績を狙えます。
敵への損害(パワー)、作戦時間(スピード)、自軍損害(テクニック)によって、C~A、Sランクがあり、高ランクでクリアを続ければ、敵軍視点のボーナスミッションが遊べるようになります。


発売当初は、「何でファミコンウォーズなのにアクションゲームなんだよ」と敬遠され、隠れた名作化しつつあったのですが、WiiがGCソフトも遊べることから再評価され、最近は中古も品薄のようです。

戦略・戦術に凝るも良し、仲間を安全地帯に残してランボーするも良し、偵察車でデスレース2000を洒落込むも良し。
この自由度の高さと遊びやすさは、多くの人が楽しめるゲームだと思います。