新古典派経済学と複雑系経済学 ② 2005年04月07日 | 新古典派経済学批判 昨日の記事の続きで複雑系の話題です。非平衡熱力学における複雑系理論の開拓者であり、ノーベル化学省を受賞したイリヤ・プリゴジンらは、ニュートンからラグランジュ、ハミルトンへと続く古典力学の流れの中で、「時間」は「失われた次元」となったと述べています(イリヤ・プリゴジン、イザベル・スタンジェール『混沌からの秩序』みすず書房、を参照)。 ラグランジュやハミルトンの解析力学の体系にあっては運動方程式 . . . 本文を読む