史実に基づいたお話です。
すみません私、「忍城(おしじょう)」のこと、知りませんでした。
・・忍城(おしじょう)は、埼玉県行田市にあった城。江戸時代には忍藩の藩庁が置かれた。別名は忍の浮き城、亀城。埼玉県の旧跡に指定されている。関東七名城の一つ。忍城水攻めは日本三大水攻めの一つに数えられる。
・・天正18年の関東地方。天下統一を果たすべく動き出した豊臣秀吉は総勢約20万という大軍勢を率いて北条氏の居城、小田原城を包囲しました。この戦が天下統一へ向けた最後の戦い「小田原合戦」ですが、この決戦の裏で日本の歴史を動かすある戦が行われていたのです。それは「忍城攻防戦」。秀吉のナンバー2石田三成率いる2万3000の兵が、わずか3700人で守る忍城へ攻めてきたのです。忍城とは、現在の埼玉県行田市付近を拠点としていた武家、成田氏の居城。当時、城主であり、成田家ナンバー1の成田氏長は北条氏の加勢のため不在。城代となった泰(やす)季(すえ)は長親の父ですが、開戦後まもなく死去してしまいます。泰季は長親にこう言い遺しました。「我が死んだらお前が本丸に入って指揮をとれ」この運命のいたずらにより長親はナンバー2となってしまったのです。
このナンバー2の長親が、この映画の主人公「のぼう様」です。
解説・・戦国末期、豊臣秀吉、石田三成勢の2万人の大軍に屈せず、たった500名の兵で抗戦、勝利した実在の武将・成田長親の姿を描く時代劇。『ゼロの焦点』の犬童一心と『隠し砦の三悪人 THE LAST PRINCESS』の樋口真嗣が異色のダブル監督に挑み、第29回城戸賞を受賞した和田竜のオリジナル脚本を映像化。“のぼう様”と呼ばれたヒロイックな主人公を野村萬斎が熱演するほか、佐藤浩市、山口智充、成宮寛貴らが城を守る侍大将を演じる。底知れぬ人気で人心を掌握した主人公の魅力や、豊臣・石田軍による水攻めシーンなど、見どころ満載の歴史大作だ。
あらすじ・・戦国時代末期。天下統一目前の豊臣秀吉は、唯一残された敵・北条勢を圧倒的な軍勢で攻めようとしていた。周囲を湖で囲まれ「浮き城」と呼ばれる「忍城(おしじょう)」もその一つ。その城には領民から“のぼう様(でくのぼうの意味)”と呼ばれながらも、不思議な人気で人心を掌握する成田長親という城代がいた。石田三成は秀吉から預かった大軍で忍城へと向かい、降伏を迫った。だが三成の使者のあまりになめきった態度に、長親は思いもよらない言葉を発する。「戦いまする」。そしてわずか500の軍勢と2万の大軍との、ありえない戦いの火ぶたが切って落とされた…。
こちらは、メイキング画像が見れます。
強大すぎる敵に立ち向かった実在の武将・成田長親の姿を描くユニークな時代劇「のぼうの城」。
ネタばれは、しませんよ。ご安心を~
原作は2003年城戸賞を受賞した和田竜の脚本「忍ぶの城」を、「のぼうの城」として小説化した痛快時代小説。
本来は、2011年に公開するはずだったそうです。
東日本大震災の後、劇中に描かれる水攻めのシーンが、あの津波を思い起こさせるとの、被災者の方々への配慮から公開が延期になった経緯があり、1年後の2012年にようやく劇場公開の運びとなった。といういきさつを持ちます。
その水攻めが、日本三大水攻めの一つに数えられるなんて、
しかもその石田三成の作った「石田堤」(作られた当時は総延長28キロ)の一部は今も現存するなんて、もう~、初めて知ることばかりでした。
今の行田市の様子が見れます。
「小田原合戦」
↑グリーンの東海道北上軍に石田三成の軍勢が含まれます。
いわゆる日本人の好きな、判官贔屓の物語。
弱いもんが強いもんに立ち向かう。
結果、開城にはなるものの、弱いもんは強いもんに負けなかった。いやはやすごい。
成田氏長の娘 甲斐姫(のぼう様からみれば従妹にあたります。)は、関東一の美女といわれた方だったのですねえ。(この映画では榮倉奈々)
しかも 戦にも出る、かなりの女傑。
そういう噂を耳にし、秀吉は側室にしたのだそうですよ。
戦国の戦のルール、興味深いです。
ネットで説明文見つけましたので、
記載させていただきます。
↓
・・前日までに戦闘の開始と終了の時刻を知らせる。合戦は1日で終わるわけではなく、「数日続く小競り合い」といったものがほとんどです。
討ち取られて持ち帰られた「首級」は「首実検」の後に相手側に返されたようです。
従軍した時宗の僧が中立の立場で両軍の使者となりました。
実際の戦闘はある程度の定石があり、日の出などを合図に、まず「悪口」(相手をけなし、自軍の正統性を主張する)が行われ士気を高めます。 投石で戦端が開かれ、次に矢や鉄砲、最終的に槍での戦闘と推移しました。取りきめ時間に合図(太鼓やほら貝など)があり、その日の戦闘は終了します。
このような取り決めが必ず守られたどうかは不明ですし、当時は「卑怯」という概念はありません。「夜討」「だまし討ち」「略奪」といった行為も咎められることはありません。逆に、「知略」「武士の器量」として賞賛の対象でした。
落ち着いて考えてみると、この物語の主人公 肝心の成田長親の存在は、
影が薄かったですねえ。
でくのぼう・・のぼう様だから、しかり。なのかな。
いわば狂言回しのような薄味の役。
歴史的にみると、この水攻めの失敗で、石田三成の低評価は
あと後まで続くことになるのだとか。
のぼうの城12月1日鑑賞
赤が埼玉県
濃ピンクが忍城のあった埼玉県行田市
【追記】
日本三大水攻め
・備中高松城の水攻め・・・羽柴秀吉
・紀伊太田城の水攻め・・・羽柴秀吉
・武蔵忍城の水攻め・・・石田三成
関東七名城
・川越城(河越城)(埼玉県川越市)
・忍城(埼玉県行田市)
・前橋城(厩橋城)(群馬県前橋市)
・金山城(群馬県太田市)
・唐沢山城(栃木県佐野市・田沼町)
・宇都宮城(栃木県宇都宮市)
・多気城(茨城県つくば市)あるいは太田城(茨城県常陸太田市)
・・・ 今日はこの辺で
すみません私、「忍城(おしじょう)」のこと、知りませんでした。
・・忍城(おしじょう)は、埼玉県行田市にあった城。江戸時代には忍藩の藩庁が置かれた。別名は忍の浮き城、亀城。埼玉県の旧跡に指定されている。関東七名城の一つ。忍城水攻めは日本三大水攻めの一つに数えられる。
・・天正18年の関東地方。天下統一を果たすべく動き出した豊臣秀吉は総勢約20万という大軍勢を率いて北条氏の居城、小田原城を包囲しました。この戦が天下統一へ向けた最後の戦い「小田原合戦」ですが、この決戦の裏で日本の歴史を動かすある戦が行われていたのです。それは「忍城攻防戦」。秀吉のナンバー2石田三成率いる2万3000の兵が、わずか3700人で守る忍城へ攻めてきたのです。忍城とは、現在の埼玉県行田市付近を拠点としていた武家、成田氏の居城。当時、城主であり、成田家ナンバー1の成田氏長は北条氏の加勢のため不在。城代となった泰(やす)季(すえ)は長親の父ですが、開戦後まもなく死去してしまいます。泰季は長親にこう言い遺しました。「我が死んだらお前が本丸に入って指揮をとれ」この運命のいたずらにより長親はナンバー2となってしまったのです。
このナンバー2の長親が、この映画の主人公「のぼう様」です。
解説・・戦国末期、豊臣秀吉、石田三成勢の2万人の大軍に屈せず、たった500名の兵で抗戦、勝利した実在の武将・成田長親の姿を描く時代劇。『ゼロの焦点』の犬童一心と『隠し砦の三悪人 THE LAST PRINCESS』の樋口真嗣が異色のダブル監督に挑み、第29回城戸賞を受賞した和田竜のオリジナル脚本を映像化。“のぼう様”と呼ばれたヒロイックな主人公を野村萬斎が熱演するほか、佐藤浩市、山口智充、成宮寛貴らが城を守る侍大将を演じる。底知れぬ人気で人心を掌握した主人公の魅力や、豊臣・石田軍による水攻めシーンなど、見どころ満載の歴史大作だ。
あらすじ・・戦国時代末期。天下統一目前の豊臣秀吉は、唯一残された敵・北条勢を圧倒的な軍勢で攻めようとしていた。周囲を湖で囲まれ「浮き城」と呼ばれる「忍城(おしじょう)」もその一つ。その城には領民から“のぼう様(でくのぼうの意味)”と呼ばれながらも、不思議な人気で人心を掌握する成田長親という城代がいた。石田三成は秀吉から預かった大軍で忍城へと向かい、降伏を迫った。だが三成の使者のあまりになめきった態度に、長親は思いもよらない言葉を発する。「戦いまする」。そしてわずか500の軍勢と2万の大軍との、ありえない戦いの火ぶたが切って落とされた…。
こちらは、メイキング画像が見れます。
強大すぎる敵に立ち向かった実在の武将・成田長親の姿を描くユニークな時代劇「のぼうの城」。
ネタばれは、しませんよ。ご安心を~
原作は2003年城戸賞を受賞した和田竜の脚本「忍ぶの城」を、「のぼうの城」として小説化した痛快時代小説。
本来は、2011年に公開するはずだったそうです。
東日本大震災の後、劇中に描かれる水攻めのシーンが、あの津波を思い起こさせるとの、被災者の方々への配慮から公開が延期になった経緯があり、1年後の2012年にようやく劇場公開の運びとなった。といういきさつを持ちます。
その水攻めが、日本三大水攻めの一つに数えられるなんて、
しかもその石田三成の作った「石田堤」(作られた当時は総延長28キロ)の一部は今も現存するなんて、もう~、初めて知ることばかりでした。
今の行田市の様子が見れます。
「小田原合戦」
↑グリーンの東海道北上軍に石田三成の軍勢が含まれます。
いわゆる日本人の好きな、判官贔屓の物語。
弱いもんが強いもんに立ち向かう。
結果、開城にはなるものの、弱いもんは強いもんに負けなかった。いやはやすごい。
成田氏長の娘 甲斐姫(のぼう様からみれば従妹にあたります。)は、関東一の美女といわれた方だったのですねえ。(この映画では榮倉奈々)
しかも 戦にも出る、かなりの女傑。
そういう噂を耳にし、秀吉は側室にしたのだそうですよ。
戦国の戦のルール、興味深いです。
ネットで説明文見つけましたので、
記載させていただきます。
↓
・・前日までに戦闘の開始と終了の時刻を知らせる。合戦は1日で終わるわけではなく、「数日続く小競り合い」といったものがほとんどです。
討ち取られて持ち帰られた「首級」は「首実検」の後に相手側に返されたようです。
従軍した時宗の僧が中立の立場で両軍の使者となりました。
実際の戦闘はある程度の定石があり、日の出などを合図に、まず「悪口」(相手をけなし、自軍の正統性を主張する)が行われ士気を高めます。 投石で戦端が開かれ、次に矢や鉄砲、最終的に槍での戦闘と推移しました。取りきめ時間に合図(太鼓やほら貝など)があり、その日の戦闘は終了します。
このような取り決めが必ず守られたどうかは不明ですし、当時は「卑怯」という概念はありません。「夜討」「だまし討ち」「略奪」といった行為も咎められることはありません。逆に、「知略」「武士の器量」として賞賛の対象でした。
落ち着いて考えてみると、この物語の主人公 肝心の成田長親の存在は、
影が薄かったですねえ。
でくのぼう・・のぼう様だから、しかり。なのかな。
いわば狂言回しのような薄味の役。
歴史的にみると、この水攻めの失敗で、石田三成の低評価は
あと後まで続くことになるのだとか。
のぼうの城12月1日鑑賞
赤が埼玉県
濃ピンクが忍城のあった埼玉県行田市
【追記】
日本三大水攻め
・備中高松城の水攻め・・・羽柴秀吉
・紀伊太田城の水攻め・・・羽柴秀吉
・武蔵忍城の水攻め・・・石田三成
関東七名城
・川越城(河越城)(埼玉県川越市)
・忍城(埼玉県行田市)
・前橋城(厩橋城)(群馬県前橋市)
・金山城(群馬県太田市)
・唐沢山城(栃木県佐野市・田沼町)
・宇都宮城(栃木県宇都宮市)
・多気城(茨城県つくば市)あるいは太田城(茨城県常陸太田市)
・・・ 今日はこの辺で
ちょっとショッキングな映画でした。
しかも、本来の水攻めより大袈裟な表現も 納得のいかないところ。
そんなこんなを差し引いても、いまひとつ盛り上がりに欠ける作品かな... と。
エンディングロールに出てきた 現在の行田市の様子、興味深く観ました。
これからもよろしくお願いします。
ユニークな時代劇映画のようですね。
歴史は大好き、いろいろ知ることができました。
気をつけてください。
この作品もいつか・・・。
DVDかな?
狂言師の 無駄のない動き
映画では どういうことになるのでしょう
興味深々
行田市は 名前だけは知っていましたが
歴史は知りません
映画館でお勉強 してきましょう
『のぼうの城』 観てきたのですね~♪
私も~
昨日、『からすの親指』 観てきましたよ~(笑)
すんごく面白かったです
情報、有り難うございました
どこかのブログで見たばかりですが、
何処のブログで見たのでしょう?
って感じですっかり忘れています。(笑)
最近は物覚えが本当に悪くなっています。
狂言で鍛えた、野村萬斎さんの声、好きです~~~
しかもまわりは水田?ここでどうのように水攻めと
子供のころからのなぞです?
ご主人とお二人での撮影。
もしかして写真の中に撮影中のはなこころさんが~と
拍手と歓声が入っていて
応援している気持ちになりました。
でも、通過5分なのですね。速い。
はなこころさんは、どうだったのかしら?
あんまり?
DVDが出たら必ず見たい映画です。
行田の地名をとって「埼玉県」にしたのに、県庁所在地の浦和が大宮、与野と合併するときの新地名として県と同じ「さいたま」と名付けたというわけで…
市の名前が公募されたとき、私も応募しましたよ。