毬藻 四十九

各文明、勝手である軽深度企画は、現場不動産を所有する企業ではなく、企業が属する業界の意向が主筆を担っている場合が多い。
無視、非参考が相応と思われ。
文明環境や人種衝動が違い過ぎる。
五米正方形の巨大画面で対戦迎夢、
高さ八米なる水泳の飛び込み台、
迷路状お化け屋敷、
CGである巨体な黒いコートがゆっくり歩き回る大型小学校校舎で追い駆けっこ、
広さ縦八十米、横七十米な花畑で火力が非常識、
動物の精巧なぬいぐるみが並ぶ、お触り園、
プラネタリウムの中を3Dゴーグルを付けて歩くと星や銀河が眼前を通り過ぎるべく歩行速度が十億光年、
時代別、美形人の変遷を明かす映像、写真資料、
合気級、武術璽奥を異空間技術で至近撮影せし映像、
漫画の火力描写を最高位まで昇順掲示、
最高品質和紙が、高さ四米なる花弁状を模しており、無数により迷路状、
洗練が施されし廃墟構造、
アニメ設定を再現、千と千尋の湯屋、ラピュタの巨人の墓辺り、トトロ全部、ゲンドウの執務室、レイ延命水槽、エヴァ実験体の廃棄場、冬月の研究室、
現実を再現、エヴァ意匠新幹線の運転室、エヴァ意匠飛行機の操縦席、
東京のほぼ全ての高層ビルの屋上映像と時間設定をハンドルで自在操作、
伝聞されし幽霊描写を映像で再現しつつ語り部が朗読、
無数の女子大の講義室への進入撮影映像、
モデル養成場での訓練風景映像、やたら高濃度版、
巨人やら有名プロスポーツチームのエースが投げる球、至近距離撮影映像、
水上ボート競技の運転視野映像、
競走馬が休む馬小屋への赤外線盗撮映像、
酒造業界の璽奥映像、
山手線とメトロ、都営線を走る列車全ての現在位置を俯瞰する画面、
山師の足腰の強さを明かす映像、
漁師の身体操作を明かす映像、
人気漫画の姫価値らしき人心掌握描写、
業界が開示を禁断と置く、人気商品、漫画、CDの実売数、番組の視聴率、
八百長相撲を機械が認定せし根拠を明かす映像、
現在、日比谷線を走っている車両を、東京の路線地図のジオラマの上、空中にて、死後科で立体映像上映、
日本酒、全銘柄試飲会、の木マス、酒樽、電灯、床の質が非常識、
アニメ制作スタジオを撮影せし映像の出元が、内輪から流出し、内幕を吐露、
サーバー管理室、を完全再現室、
原子力発電施設の模擬施設、
列車の運転室の模擬施設、
下から吹く大風で宇宙船での浮遊状態を再現企画室、
重量が百グラム以下な樹脂製、連射式銃火器を手に迷路でサバゲーし、はしたない、つけ上がり衝動、階段で小刻みに揺れるボリューム感のある前髪を消してみては、
人気ドラマを大画面上映室の傍らに、撮影現場、再現施設と俳優が着用していた衣装、
広大な広間、真っ暗闇、高性能空調領域で、非常識火力な音、非常識視野に基づく煽りの中、自己に籠る衝動の露出選択に敗北すべし、
携帯を持たずなら脱出不可能やもしれぬ、難解迷路なアスレチックジム、
策謀を弄している政治家の声色への科学解析を紹介する映像、
異端遺跡を詳細紹介する博物館、
メディアでの王道ぶりを自他により指摘される媒体が認定せし対象読者の風貌と、これが過ごす日々を詳細に明かす映像、
業界、店舗を問わず、実際利益の確保法を明かす映像上映室、
wing suitで撮影せし西新宿上空を滑空映像を大画面上映、
縄文、神代の時より人跡じんせき、未踏の地と思われる、紀伊の奥、山肌、谷肌をドローンで鮮明撮影せし映像を大画面上映、
夕焼け、朝焼けが派手な日を、高性能カメラで撮影せし映像を大画面上映、
太陽系の天体を高性能望遠鏡で撮影せし映像を大画面上映、
優秀上位判定なる高校の制服を展示、
駅から、有名飲食店、土産物店への、到達難易度を数値化し、理由と共に紹介する映像上映室、
伝統工芸品、璽奥なる制作工程紹介映像、
合気、等武術璽奥の受けへ及びいく、物理作用を解析せし映像、
裏社会の住人の璽奥、目配せの解釈法を明かす映像、
素材や調理法が非常識火力な料理を眼前で料理人が、
素材と製法が非常識火力なアイスが食品冷凍室に大量陳列、
多様な業界者が、訴えし策謀を告白する映像、
国中の水、空気の美味度を紹介する資料室、
年度別、大学の学園祭の変遷、
美景観が多い都市と、人生進路上の困難への踏破能力が低い人間の出身地の相関を明かす資料、
温泉の効能と、人生の鈍麻傾向の相関を明かす資料、
空港で味わう人生結節上戦慄の程度が低い人間にとっての真因を、文明地下人が一方的に採取しいく事は、高度農耕文明への時を早める、いや、到達すべくの唯一の術、と異空間技術が画面に表示しており、これにあらゆる企画が従っていた、


これを明かす事で、東京は爆死する。
紀子はシンヱヴァを見つつ、非意図的にD・E行為をかましつつ、主人公を槍から守ったり、冬月へ告げ事をしたりと忙しい様子だった。
そして、表層自我が主催せし感想はこれ。
“何言っているのか訳分かんない。”
こいつは、三作目で取り合えずD・Eをかまして、みた。
その先、皇族を四作目で待ち受けし待遇は、冷たかったらしい。
“もうやる気無いのか、まだやる気あるのか分かんない。”
そしてこいつは、やる気満々だった。
どこに、D・Eをかまし、表層自我を、作品のコアへ、diveさせゆくか、との検討から。
こいつは、ダミープラグスーツを着込んだが、四作目では皇孫の弥栄がどうにか祝われゆくべくのコアが、分からんだったらしい。
こいつとは一体何か。
ダミープラグスーツを着とるが、俯瞰上等号先は、無数に飛び出ていく無明、描く気が無い骸骨エヴァ。
“ちゃんと描いて欲しいんだけど。”
目的は、作品のコアへの、diveと皇孫の弥栄。
dive先に喘ぐダミープラグスーツが、紀子。
“えーーーーーーーっ。”