後ろ歩きの不思議おじさん

あっちこっちにポケットを一杯もった不思議なおじさんの特技は後ろ向き歩き。その右往左往振りは滑稽で、ちょっぴりもの悲しい。

第十

2008年10月21日 | Weblog
何の順番であれ「第十」と名が付いていれば
「第九」があり、「第八」があると思うのは人情

確かに、すぐ近くには
ベートーベンの「第九」が日本で初演された
第一次世界大戦時の坂東捕虜収容所がある
これを記念して、近くにはドイツ館が建てられている
年に一回はドイツ大使が来られて
不思議おじさんの会社の食材のお出ましだ

その経緯は映画「バルトの楽園」に詳しい
あの映画に"出演"したのも不思議おじさんの会社の製品だが
その時は非常勤役員だったので詳細は知らない
因みに、四国88寺巡礼の一番札所霊山寺も近くである
長命であられたらノーベル平和賞受賞間違いなしの
賀川豊彦記念館も同じ地域にある
10/26には「ドイチェスフェスタ」が開催され
神戸の生協祭と重なるが、総動員で対応する
前日夕方の建築士全国大会のイベントはお断りした
小企業にはもう限界である

さて本題だが、
第九も第一も無い
「第十」とは、徳島県知事、徳島市長選挙を左右し
全国の環境保護活動家の関心を呼んだ
「第十の堰」のことである
「第十」は近くの集落の名称である

国土交通省や徳島県の保守層=土木業界は諦めていないが
江戸時代に作られたこの堰を壊してダムを造る案は保留となっている

近代的な補修が加えられているものの
近くによると江戸時代に築いた阿波の青石が
まだ十分に役割を果たしていることが分かる。
潮を食い止め、真水を田畑に流すための堰だ
魚道もあってシラサギ、アマサギ、コサギが群れている

土手の堤は牧草栽培地である
大量の国内産粗飼料が収穫される
多分スーダンだと思う(詳しくないが…)
鴨が多数飛来してきている
秋である