無風老人の日記

価値観が多様化し、自分の価値判断を見失った人たちへ
正しい判断や行動をするための「ものの見方・考え方」を身につけよう。

もう一つ話しておくことあり

2019年02月26日 | Weblog
前回の完結編が完結編ではなかった。

今日こそは、と思ったが、また別の話となる。


安倍首相をはじめとする政治権力者(政権担当者)及びテレビ・大新聞は、ありえないアメリカ艦船による日本人老若男女の救出パネルで集団的自衛権の行使を国民に納得させ、何をしでかすか分からない北の将軍様による日本へのミサイル攻撃を喧伝し、平和安全法制を整備し日米同盟による抑止力を強化した。

このナチスの手法「敵が攻めてくるぞ~!」と国民に思い込ませることに成功した安倍首相は、北のミサイル発射実験情報を掴んでおり、近2回とも前日から首相官邸宿舎(立派な核シェルター)に宿泊、万一に備えて指揮が採れる体制をとった。

少し、以前載せた映像を貼り付けておく(文だけでは飽きられるから

に対して、
J-アラートが北海道・東北・中部に鳴り響いた。(↓)

安倍首相はスグにコメントを出した。(↓)

そして、安倍首相が

と発射からミサイルの動きを完全に把握し万全の備えをしていたために、被害の報告は入っていない。

被害が無かったのも、偏に「備えあれば患いなし」で国民が日ごろから「ミサイル避難訓練」を積んでいたからである。(↓)









さて、実際にミサイルが飛んだ詳細は、(↓)

で、襟裳岬上空を通過したのは、人口衛星軌道の遥かかなたの宇宙空間(480Km離れた空間)である。(↓)


上空とは?
領空は領海の上の空間で上はどこまでかは議論が分かれているが、大気圏内とするのが一般的な見解で、(↓)

そして、北朝鮮が和平に乗り出す結果となった、アメリカに届く大陸間弾道ミサイルの発射実験に成功した時の、ミサイルの最高高度は770Kmに達している。
「宇宙空間まで届き迎撃できる」といわれるイージス・アショアでもせいぜい150Kmまでであり、ミサイルの秒速5Km~11.7Kmの速度を打ち落とす技術はない。

上の「名もなき投資家」さんのツイートを参考に「北のミサイルの悪夢」から目を覚ましてもらいたい。

北のミサイル(発射実験)が日本を狙ったものではないのと、日本に届く北のミサイルはこの政府マスコミによる喧伝の前から既に200基から300基備えているのに、安倍政権前には騒がず、幸いにして何事もなく過ごしてきた。(この話も略)

今日話したかったのは、やはり今一番国民が問題にしなければならない、東京新聞望月記者の政府及び記者クラブによるバッシングである。

これを、他人様のブログを載せて私の意見に換えようと思う。

◎北朝鮮のミサイル発射知っていた日本政府、国民には知らせずいきなりJ‐アラートで大騒ぎ

東京新聞の望月記者が、のらりくらりの菅官房長官にほぼ同じ質問を角度を変えて繰り返し行なった。明らかに厭々答えているのが見て取れる。

望月記者「前夜にある程度の内容が分かっていたなら、なぜ国民に知らせないのか?」

菅長官『答えることは控えたい』

望月記者「知らせる必要がなかったという判断なら、領土・領海外に飛ぶので落下の心配ないと判断したのなら、そのことを事前に国民に通知する方が、安全安心を保つために必要なのではないでしょうか?」

菅長官『答えることは控えたい。政府としては万全の体制で臨んでいます。』

望月記者「公宅に泊まった日だけ次の日に発射しています。今後国民は何も言われなくても、公宅に泊まった日の翌日はミサイル発射があると警戒する。次は建国記念日に宿泊することになるんでしょうか?」

菅長官『政府としては万全の態勢で、国民の安全安心を守ることが、何か悪いことをしているような質問です。国民の安全のために今後とも尽くしてまいります。』


事前にミサイル発射を知っていながら、まるで日本が空襲されるような勢いで安倍晋三は記者会見をしている。(上記参照)ミサイル発射、3分後である。
そして日本に向けられたとか、警戒しろ、とは猿芝居もいいところである。

安倍晋三にとって、北朝鮮は危険でなければならない。
防衛予算を増やし、安保関連法(戦争法)の正当性のためにも、北朝鮮と中国の危険性を間断なく訴えなければならない。
地上550キロも上空でオーロラのさらに上を飛ぶ”飛翔体”は、落下しても燃える尽きる。(ミサイルの実験では大気圏突入で燃え尽きる様に作られている)ましてや殆ど垂直下に日本領土はない弾道軌跡である。しかも事前に安倍首相ら官邸は知っていたのである。
事前に知らせると、安倍晋三の意図に反することになる。危険でも何でもなく、領土など通っていない”飛翔体”には何の危険もない。頭を抱えてしゃがみこむ訓練など国民騙しの上塗りに過ぎない。
東京新聞記者の質問に対して、政府お抱えの産経新聞は文句を付けている。
菅官房長官のいい加減な回答と、事前に知っていながら知らなかったふりをする安倍晋三の姿勢に納得するような国民はいないだろう。


この東京新聞望月記者の質問に腹を立てた権力者は、(↓)


こんな政府マスコミに脅かされているあなた、もう一度言います。目を覚ましなさい!

もう一度、J-アラートが鳴った時間やら、秒速5Kmとしても30秒間に150Km進むスピードのミサイルを頑丈な建物に隠れて身を守る時間など取れるはずもないし、日本の上空(襟裳岬上空)を通過などと言う政府マスコミのウソを上の絵をよく見ながら分かって下さい。海外メディアから上のミサイル避難訓練が「(現実的に)ありえない光景」と揶揄された点も理解してね。

話は違うがついでにこの記事も載せておく、
トランプ米大統領に「ノーベル平和賞」をと安倍首相が「日本を代表して」推薦した時の日刊ゲンダイの記事。


そして軍拡路線をひた走り、戦争をお気楽に考えている安倍総統のお言葉。


「このへんは今度のテストに出るところだから、よく読んどいてね」という先生の言葉を思い浮かべながら、今日はここまで、またね。