やっとのことで MCカートリッジを試聴できるようになりました。
☆ ☆ ☆ イヤ~ じつに 険しい道のりでした ~
マズはシェルへの取付けです。
● 巷にあまたあるMCカートリッジのなかで、最初に何を試聴するのか? 悩ましい課題でもありましたが、日本の標準品?なのでしょうか、DENON DL103 を入手いたしました。 シェルは価格のわりに造作がしっかりしている印象のピカリングにしました。取付には手持ちの 『 チ タ ン ビ ス 』 では寸法が足らなかったので、仕方なく”ステンレスビス”にて固定しました。
シェルリードも悩ましい課題なのですが、今回は標準的な路線を狙って THERMAX という線を選んでみました。
手っ取り早く試聴するために動作チェック用のアンプを使用してみました。
LUXMANのLV103です。これは真空管とFETを組合わせた当時も珍しかった『ハイブリッド』アンプなのです。独特の音色があるという事なのですが、私には抜けの悪い中途半端なサウンドとしか感じられませんでした。左側の窓内に覗けるのが真空管です。
この当時のアンプにはなんとも便利な機能がありまして、スイッチ一つでMMカートリッジとMCカートリッジの切り替えができるわけです。 実に便利ですネェ~
さて、いよいよ 憧れのMCカートリッジの試聴と相成りました!!
ヒエェ~ 妙に気持ちのよいサウンドです。
ひょっとすると、、、カートリッジのDL103 と アンプのLV103との、妙なマッチングといいますか、型番の ”103” 同士で相性が良いのか、不っ思議ですネ~ 周波数レンジは狭いながら中低域が厚いという感じなのでしょ~
おまけに、これまで どうもうまく再生できなかった日本盤レコードを非常に上手に聴かせてくれています。
じつはこれには伏線がありまして、DL103カートリッジ + BEYER昇圧トランス + McIntosh C34V では、全然(こんもりしちゃって)パッとしませんでした !!
どうやらアナログは、機器の相性というものが非常に重要ななっているようですネ~
ほんとうに奥深い、それゆえにおもしろい、
ますます深みにはまってゆく アナログワールドかな
いや~吾輩とは真逆なオーディオのお楽しみですね。
さながら、オーディオ万華鏡とでも名付けましょうか。
しかし音が出るかどうか程度の利用価値(ちょっと失礼でしたか)だと考えていた予備アンプが意外にもアナログ再生に優れているなんて事が判明いたしました。
このあたりもアナログ再生を面白くしている要因なのだと思われます。
(微妙な部分での周波数特性が色濃く影響しているのでしょう、きっと!!)