前回の、”オーバーホール その11” で最後にお知らせした 新たに発生した不具合を解消しようと思います。
もうひとつのロータリースイッチは、ステレオのモードスイッチ(STEREOやらREVERSEやL+Rとかを選択 )に使用されております。
どうやらコチラも『接点板と軸』の組合せがおかしくなっているようで、どの位置にしてもステレオになってくれません。
再びスイッチを分解し、軸と回転板の位置関係を修正します。
2枚の基板の両面にスイッチ回路が構成されておりますので合計4回路の回転スイッチになっております。そのうち内側になっている2回路が見えない状況なので、回路図で追い込むよりカット&トライでガチャガチャやってみました。
四苦八苦しましたが、なんとか正常動作にこぎ着けました。
で、再び恐る恐る 音だしをしてみますと、、、、
イヤ~ なるほどナァ~
昔のサウンドというか
筋肉質の ぶっとい音ですね
かなり新品パーツが多い(コンデンサが100本近く)ので、しばらくはサウンドがどんどん変化してゆくと思いますが、十分に期待がもてます。
やっぱり手間と暇をかけただけあって、以前の なんだかモヤモヤしたハッキリしない音とは打って変わって 本来のマッキントッシュらしい 力強いサウンドになってきました!!!
とっ、ところが
ところが、、、
ところが、、、
また また 新たなる症状が発覚してしまいました。
そもそもオーバーホールをするきっかけとなったのは 5バンドイコライザの不調なのですが、10kでの発振は完全に納まり非常にスムーズになりました。 が、よくよく聴いてみるとイコライザがRchだけしか効いていないことが判明しました! こりゃまた なにやら厄介な気配がしてきましたよ、、、、
てなわけで、さ ら に 続 き ま す ~
でも時間を忘れて没頭出来る事があると言うのは幸せな事ですよ。
こうして見るとオーディオの機械はいい音で夢見心地にするだけでなく
もっとよくなるかもしれないという人間の欲求を次から次にくすぐる魔物
なのかもしれません。 オ~こわ。くわばらくわばら。
オーディオは大きさも手頃で、うまくすると低予算でも画期的な変化(音質向上)が可能ですから益々のめり込んでおります。
とくに趣味性というか個人の好みがかなり明確な世界だと思われますので、その点もマニア同志の交流を一層おもしろくしているのでしょうネ。
どうぞ今後ともよろしくお願いします。