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Reisong A10 中華製真空管パワーアンプ EL-34 シングル UL接続 その4

2022年07月19日 | 真空管アンプ

いよいよEL-34 シングルアンプの改造を始めるところです。

今回の改造は多少の抵抗値変更と負帰還を掛ける だけ(?)ですから、パーツさえ揃えたらチョチョイだと考えておりますが・・・  果たして、うまいこと簡単に出来るでしょうか~

マズは、今回 初めて使用するパーツを紹介しますと

これまでも配線材料とかに使用してきた秋葉原の個性的な高級パーツメーカーである アムトランス社製の高級コンデンサーです。いつもなら半導体アンプで多用してきた PARC社のフィルムコンデンサーにするところですが、ちょうどの容量値が見当たらずなのでコチラを選択。

 見るからに高音質が期待できそうな面構えですわ

球アンプは所々に高電圧だったりと 抵抗の耐圧が1W or2W以上も必要になる箇所も多くて、抵抗の選択が非常にムツカシイわけです。そこで今回は高耐圧で高音質の抵抗を探したところ、矢張り アムトランス社 の抵抗に行き着いた感じです。コチラも 抵抗としてはなかなか高級な部類に入りまして1本が400円近くします!! 端正な面構えで高音質が期待できそうです

 

 ◎ ひっくり返した状態での作業です

写真の上部が先頃に付加したヘッドフォン接続用の分圧抵抗になってます。

中央付近が電源回路、左右に位置するのが真空管2本ずつで構成される増幅部となっております。上下2本の球は、下が電圧増幅の6N1P 、上が出力管のEL-34

 

今回はマズ片chだけ改造を行って、改造前後のサウンドを明確に比較試聴してみたいと計画しております。作業のしやすさから”L ch” から手を加えることにします。

コレがオリジナル状態です、、 まさに空中配線そのものですネェ~

抵抗が数本とコンデンサが2個だけですから、スグに出来ちゃう様にも感じますが、、、

空中配線の元になっているラグ板を取り外して、アース母線に付け替えようと考えたのですが うまくいきません。ラグ板を取り付けている3mmビスのナットが微妙なサイズでスパナが合いません 

中華の製品というのは、思わぬところでトラブルが発生します!! 

慌てて工具を入手しましたが、やっぱり微妙にサイズがおかしくて工具が合いません  

結局は無理矢理に取外し通常の3mmビスとナットに交換する事ができましたわ

アース母線を張り 高級パーツを組み込んでゆき 順調に作業が進むかと思いきや・・・

今回の改造は、前回の雅琴アンプほど微に入り細に入りの解説がなく B電源の絡みのところで配線が怪しくなってきました。恐らくは一度理解してしまえば悩むことも無いのでしょうが、信号系のラインに何故かB電源ラインが入ってくるのが不可解で頓挫しております

 

まだ改造の途中ながら、随分と眺めが変化してきた感じです

判りづらいとは思いますがビフォーアフターの写真比較 

 マズ は ビフォー (=オリジナル状態)

 下が アフター   特に右下付近を比較してみてくださいませ~

極めて部品点数も少なく、チョチョイと簡単に終わると思った改造なのですが、、

一旦、B電源の絡みを学習してからでなければ先に進めなくなりました。何しろ200~300Vの電圧が掛かってきますので、間違うと恐ろしいわけです。

恐らくは、このB電源の関係が判ってしまえばスイスイ進むだろうと考えております(今の所は) 

何にせよ、この先の展開が楽しみですわ~