小学校や中学校はたまた高校時代にも 音楽の時間は面白くない印象しか残っておりませんが、、、
音楽は好きなので自分の好みのジャンルに関しては子供の頃から 結構貪欲に追い求めておりました。具体的にはレコードを買うほど裕福でもなく、ラジオがメインの音楽ソースだったので好みのジャンルのラジオ番組には真剣に聴き入ったものです。音楽の授業では、ベートーヴェンとかテストに出題しやすそうな作曲家の名前と、彼らの楽曲のうち我が国で一般的に一番知られている?という理由からか、早く終わらないかなぁ~ と思わされる楽曲を聴かされ続けました。その結果、多くの生徒達はクラッシックを敬遠し 遠ざかっていったのではないでしょうか?
私も まったくそんな感じなので、つい数年前までは自分自身が 自ら求めてクラシックのCDやレコードを求めるなんて事は考えられないことでした。しかしながら、ステレオ装置も少しづつ充実してきたり、クラシック音楽を判り易く解説してくれる方と巡り合ったりで、次第にクラシックにも興味が湧いてきたのです。 はじめはモーツアルトにはじまり、 ひたすらBGMとして 耳ざわりの良い、平坦な調子と穏やかな流れを重視しておりましたが、次第にその他にも耳ざわりのよい楽曲があることが判ってまいりました!!ディーリアスとか音楽の授業には絶対に出てこないだろう作曲家にも出会うことができ 独特の浮遊感に浸ったり出来ました。
そうこうする内に、、、
いや~ まさか 自分からベートーヴェンのCDを購入するとは!!
ピアノトリオで、なぜか『 幽 霊 』などというタイトルが付いているのですが、実に美しい楽しい楽曲であります。あの"運命"からは想像もつかないほどの明るく楽しい曲でありまして、これまで聴いてきたモーツアルトにも似た部分もあるようにも感じております。
クラシックの場合は 同じ楽曲でも 古今東西 多種多様な演奏と録音があり、それこそ あまたのレコードから各人が選ぶベスト盤が発表されているようです。マニアになると、そのサウンドを聴いただけで、誰それの何年に録音された盤が判るみたいですね~ スゴイ!!
コチラも 実に美しいアンサンブルを聴かせてくれます!!
ベートーヴェンの弦楽四重奏ですが、メロディーが幾重にも重なり それらが美しいハーモニーを醸し出すという 実に奥深く 聴き応えのある素晴らしい楽曲です。
ベートーヴェンは音楽室の アノ恐ろしい表情の肖像画の印象もあり、決して楽しかったり 美しかったり するサウンドは想像できなかったわけですが、実は やっぱり スゴイのです!!
このようにクラッシックには、とんでもなく美しい楽曲が 次から次に現れてくるわけです。
子供の頃の音楽授業でクラッシックから遠ざかってしまった方々も、きっとお好みのサウンドがひっそりと隠れているのだろうと思います。
一度追い求めてみると、うまくすれば素晴らしい楽曲に出会えるのではないでしょうか~ 知らないのは損でしょ~