日比谷公会堂でのコンサートが終わってから有楽町のほうに歩いて行くと、
日比谷公園の中が輝いていた。
女房に「行ってみようよ」というと、
「クリスマスマーケットをやっているんだよ。会社の人に聞いたけど高くでつまんないってよ」という。
私はミーハーだからのぞいて見たかった。
嫌がる女房と中に入ってみた。
沢山の人が歩いていた。
なるほど食べ物の値段が高い。
何も買わずに一回りして出た。
地下鉄有楽町駅から帰るのだが、駅がなかなか見つからなかった。
軽井沢で暮らしていると、東京のことを忘れてしまっている。
今日は冬至です。
冬至といったらゆず湯ですね。
私は今日、トンボの湯のゆず湯に入ってきました。
大きな湯船に沢山のゆずが浮かんでいた。
いい匂いが鼻をくすぐる。
ほぼ毎年、トンボの湯のゆず湯に入っています。
トンボの湯の外にはクリスマスツリーがありました。
この写真は12月9日にトンボの湯に行ったときの写真です。
今日はこんなにきれいな青空ではなかった。
今日、12時から歯科医院での治療日だった。
前回、型をとって作られたブリッジの歯が不良だった。
私はちょっと不愉快でした。
せっかく時間を都合つけて歯科医院に行ったのに、ムダになった。
「私の削り方が悪かったのでいい型がとれなかった。少し削りの修正をさせて下さい」
そう歯医者が私に謝罪し、その日の治療費は取らずに歯を少し削って型を取り直した。
私の歯に神経があったので麻酔注射をして歯を削った。
私は麻酔注射が大嫌いです。
なんでその日また麻酔をされなくてはならないんだ、と腹が立った。
しかし、正直に状況を説明してくれたことには良心的だなと思った。
その日とった型で作り直したブリッジの歯を今日装着した。
何度もなんども歯をつけてはずして、高さを確認していた。
つけた歯が他の歯より高かったり低かったりしたら違和感を感じて不快だろう。
その作業は歯科アシスタントが最後までやった。
前回までは必ず最後の治療は男の歯医者がやってくれた。
あの女性は歯科医師なのか?
分からない。
でも、丁寧にやってくれた。
今日は、「仮でつけておきます」という。
次のときに“本”接着をするという。
今のついている歯の状態は快適です。
それにしても、装着した歯の高さを調節することは難しいと思う。
昔、私が小学3・4年の頃、私の右の下の奥歯をブリッジで作った。
それを歯医者はつけてから、なんでもない健康な上の歯を削って高さを調節した。
今考えたら随分乱暴だな、と思う。
それに比べたら今日の治療はものすごく丁寧だった。
でも、小学生のときにつけたブリッジの歯は今も健在だ。
今日、つけ替えたブリッジは50歳の頃につけたブリッジだ。
虫歯ができたので今回つけ替えた。
私は、“複雑”な気持ちです。
正しい歯の治療というのは…、どういうことをいうのだろう?。
さっき「赤めだか」(立川談春著 扶桑社刊)を読了。
最近読んだ中では最高のエッセイだった。
立川談春のことはこれまでまったく知らなかった。
立川談志の弟子で、志らくと談春はいい、とはラジオなどで何度か聴いた。
でも、彼の落語を聴いたことはない。
志らくのも聴いたことはない。
縁が無かった。
TBSのドラマの「下町ロケット」に出ている談春を観た。
演技がよかった。
このひとの落語を聴きたいと思った。
先週、「こころ」を読了したので図書館に行ったら、「赤めだか」があった。
談志の弟子の書いた本か、と思って借りてきた。
読み始めたら面白かった。
競艇の選手になろうと考えていた中学生が、
中学卒業間近、上野鈴本へ落語を聴きに行くという企画があった。
そこに立川談志が登場し、それを聴いた中学生は魅せられた。
競艇の選手の受験資格は、身長170cm以下だった。
高校生の談春は、172cmだった。
その頃、競艇選手の応募が多く、談春は競艇選手の夢は諦めた。
談春は…、
このあとどんどん書きそうなのでやめます。
年末にこのエッセイを原作にしたドラマをTBSでやることをネットで知った。
談志を北野たけし、談春を二宮和也が演じている。
原作どうりかどうか分かりませんが、エッセイの細かいことは書くことをやめます。
最後のほうの、立川談志と柳家小さんの“関係”など興味深いです。
私は、19歳のときに立川談志に弟子入りしたいと手紙を書いた。
「赤めだか」を読んで、弟子入りしなくてよかった、とじみじみ思いました。
茨城の田舎モンには、談志の弟子は無理でしたね、きっと。
「ブラタモリ」(NHK総合夜7時半~)、先週と今週は日光だった。
日光というのは、栃木県との県境の土地に生まれた茨城県の男にとって、庭みたいなものです。
といいながら知らないことが多かった。
私が小学6年のときの修学旅行が日光でした。
高校3年のときに、吹奏楽部の仲間とバイクで日光までツーリングをした。
私が還暦になったお祝いを、日光にきょうだいが集まってしてくれた。
そして今年の夏、再びきょうだいで日光に行った。
日光が明治の頃は、外国人の別荘が多かったということだった。
日光の地形を全部男体山が作ったなんて…。
今も華厳滝が動いている。
日光の土地が3部構成だったとは…。
番組の一番最初に、タモリと桑子真帆は那智平ロープウェイに乗って展望台に行った。
私はこの夏、きょうだいたちと那智平で待ち合わせをしたのです。
天気が悪く霧におおわれていたのでロープウェイに乗ることを断念した。
ああ…、晴れていたら、あの展望台からの景色が見られたのに…。
落陽 by 吉田拓郎 with 石川鷹彦
岡本おさみが死んじまった。
やはりおれは、彼を偲んでこの曲を九想話に載せるしかないだろう。
いくつか「落陽」の動画があるが、今夜はこれを選んだ。
石川鷹彦のギターがいい。
「落陽」は、1973年に発表された。
私が21歳のときです。
龍彦とよくギターを弾いて安酒を飲んで駒込で歌っていた頃だ。
私は、25歳のときに北海道を旅した。
そのときの頭の中には、「落陽」のメロディーがずーっと流れていた。
♪ 苫小牧発、仙台行きフェリー
苫小牧に行きたいと思いながら行かなかった。
九想話の中で「落陽」で検索するといくつかの九想話があります。
パンカーラの「フォークソング祭り」で私は歌っていた。
岡本おさみは、私の大好きな作詞家の1人です。
龍彦の名字は「岡本」です。
私は龍彦のことをいつも「岡本」と呼んでいた。
なんか悲しいな。
12月22日(火)、夏目漱石の「こころ」を読み終えた。
この小説はいつか読んでみたいと以前から考えていたが、なかなか手に取れなかった。
11月のある日、新所沢パルコにある本屋でなんの気まぐれか、この本を買ってしまった。
読み始めてあまりすんなり小説の世界に入りこめなかった。
<上 先生と私>
主人公の「私」が「先生」と呼ぶ人と鎌倉で出会い、つきあい始める。
仕事もしてない「先生」のどこに魅力を感じて、つきあい始めたのかがわからない。
「先生」は毎月雑司ヶ谷にある誰だかわからない人の墓に、墓参りに行っていた。
<中 両親と私>
「私」という人間にも何の興味もわかない。
<下 先生と遺書>
「先生」から「私」に長い遺書が届く。
それには「先生」の過去が書いてあった。
「先生」と「先生」の大学の友人「K」、下宿していた家の未亡人と御嬢さん。
生活に困っていた「K」を、「先生」は自分の下宿に住むように誘う。
「K」は、下宿で暮らすようになって御嬢さんに恋をする。
それを「先生」に打ち明ける。
「先生」は、「K」に内緒で奥さんに「御嬢さんをください」という。
「先生」は御嬢さんと結婚することになる。
それを知った「K」は自殺をする。
「先生」はひどい人間だなと思った。
「K」から御嬢さんへの思いを聞いたときに、
「実はおれも好きなんだ」といえばよかったのにいわなかった。
友を裏切り、御嬢さんと結婚した「先生」、私はこんな男は嫌いだ。
昔から憧れていた「こころ」は、つまんない小説だな、と思った。
魅力的な人間がいない。
すみません、私の読解力がないばっかりにこんな感想になってしまった。
私が高校2年3年のときに現代国語を教えてくれた教師は、夏目漱石が好きだった。
いろいろ漱石の話をしてくれた。
「則天去私」という言葉をよくいっていた。
夏目漱石というと高校の現国の教師を思い出します。
吉田拓郎作曲の「旅の宿」「落陽」「襟裳岬」の作詞をした岡本おさみが亡くなっていた。
このひとのことを私はほとんど知らない。
20代の頃、「落陽」をギター弾いて歌ってました。
「由井宇宙飛行士の5ヶ月間~世界に示せ、日本の実力~」(NHK総合 19:30~)を観た。
あらためて由井さんは、すごいことをやったんだな、と思った。
川上村(長野県佐久市の隣です)のレタス農家に生まれて、宇宙に憧れ、それを実現した素晴らしい男です。
宇宙ステーションで、宇宙で育ったレタスを食べたときに由井さんは「うまい」と食べていた。
そのとき番組でお父さんがいっていたのが可笑しかった。
「あの子は、レタスが嫌いだった」
まあ、そんなものだろう。
お父さんは、レタス農家を継いで欲しかったが、由井さんは防衛大学校に入り、自衛官になった。
それだけでも期待を裏切られたのに、宇宙飛行士になるといわれる。
お母さんは6年前に亡くなっていた。
お父さんと由井さんの関係は、まずいのか?
いや素晴らしい親子です。
お父さんが素敵なのですね。息子の宇宙での活躍を喜んでいました。
とうぜん、由井さんもいい息子です。
こうのとり(HTV 物資補給機)を、ISSのロボットアームを操作して把持する操作をしたときの映像が流れたときは緊張した。
あんなすごいことをやったんだ、とあらためて知った。
私が仕事をしている佐久市の隣村育ちの人間が素晴らしい活躍をした。
私には、なんの縁もゆかりもありませんが、嬉しいです。
それになんと、私の埼玉の家の近所にJAXAがあるのです。
この前、女房と山歩きしたときにJAXAのまわりを歩いた。
今度は、中を見学しに行きたいと思います。
今日は天気がよかった。
昨日は悪く、外に出る気もしなかった。
10時過ぎにウォーキングに出た。
朝からうるさいなと思っていたが、近所で立木を切っていたのだ。
遊歩道のまわりには緑の元気のいい植物が少なくてすっかり冬景色です。
私はこの真っ直ぐな遊歩道が大好きです。
湯川は流れています。
ここ何日かあたたかい軽井沢、浅間山の雪がさびしい。