下流老人

2015年12月02日 | 健康・病気

今年の流行語大賞にもノミネートされている「下流老人」というのは、
年収が生活保護水準の収入で暮らすお年寄りを指すそうです。
1人暮らしで年収150万円未満、65歳以上のお年寄りのおよそ半数いるらしい。
2人暮らしだと200万円未満で、7世帯に1世帯があてはまるといわれているそうです。

今朝の「あさイチ」で「下流老人」「老後破産」を取り上げていた。
私にとって他人(ひと)ごとではない。
私は51歳のときに、勤めていた旭硝子の子会社だった車のウィンドウガラス製造の会社が消えた。
自動車メーカーからのウィンドウガラスの注文が少なくなってきて、
神奈川の子会社と私のいた埼玉の子会社のどちらかを閉鎖することになった。
私の会社には1年前に労働組合ができていた。
会社側に不満を抱いていた何人かが作ったのだ。
私は、そのことを九想話に書いたことがあった。
2003年2月6日「会社閉鎖」、2月19日「ナベジー怒る
ある日、15歳ほど年下の労組の委員長に休憩室に呼ばれていわれた。
「**さん、会社のことホームページに書かないでくれよ」
「おれは間違ったことは書いてないよ」
そう胸を張っていったが、正直労組が怖かった。
そんなことがあったが、その会社は6月に予定どうりに閉鎖になった。
私が親会社の子会社担当の者だったら、労働組合のある子会社は残したくない。
その会社を退職してから福祉作業所に行き、3年半後経営者とケンカして首になり、
3ヶ月求職活動をして足場機材をレンタルする会社に転職した。
しかし、重い機材を毎日持つ重労働で膝を痛めて7ヶ月で退職し、
友人の紹介で車の部品組み立ての仕事をしたが、
最初の話とは違って重いタイヤをセットする仕事になり、膝のことを考え退職した。
次の仕事は肉体労働はできないと思い、警備員になった。
警備員は24時間勤務できつかった。
そんなとき長野で仕事をしている友人が来ないかといってくれた。
それが現在の仕事です。
警備員を辞めて長野に行くまでにコンビニの仕事をした。
50代で私は5回転職をしてきた。

私は「下流老人」と呼ばれてもおかしくない立場の人間です。
世の中の会社員がもらう退職金はなかった。
貯金は少ない。
70歳まで住宅ローンを払い続けます。
年金は、15回以上転職しているので若いときに払っていない期間が少しあり少ない。
それでも女房が元気に働いてくれているのでなんとか暮らせています。
これからも、健康だけが頼りです。
女房と私が健康でなくなったら、現在の暮らしは維持できません。
“健康”というのは、素晴らしい財産です。

コメント (2)
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