4月23日、女房の家に着いてのんびりしていた私に女房からメールが来た。
「明日、会社を休めたのでどこかに行こう」と書いてあった。
私としては1人で、上野でやっているインカ帝国展に行こうと前から計画していた。
インカ展に行こうと、メールすると返事がない。
おそらく彼女としてはそんなところには行きたくなかったのだ。
女房は、ビルの林立する都心より、山が好きなんです。
しかたがないので、
「秩父の羊山公園の芝桜、まだ満開じゃないけど行ってみようか」とメールした。
「雨が降らなかったら、芝桜を見よう」となった。
4月24日(火)、久しぶりの晴天だった。
それで秩父に行くことになった。
私は、ちょっと風邪気味だった。
最初はいつも通りに私が車を運転した。
ところが体調があまりよくなかったので途中で交代してもらうことにした。
「道の駅果樹公園あしがくぼ」で休憩して、そのあと女房に運転してもらうことにした。
そこのトイレの屋根の下のところにツバメがいた。
元気いっぱいさえずっていた。
桜が咲いていた。
所沢や入間あたりでは桜は散っていたのに、やはり秩父は寒いのですね。
まだ芝桜があまり咲いていないようで、観光客が少なかった。
駐車場にも車が少なかった。
以前、ここに来たときには入場料はなかった。
しかし、芝桜への入口あたりを見るとなんか様子がおかしい。
沢山、同じジャンパーを着たスタッフが何人もいる。
そこへ行くと、「入場券を買ってください」といわれた。
振り返ると入場券売り場があり、大人300円の券を2枚買いました。
やはり芝桜はそれほど咲いていなかった。
私たちは、ベンチのあるところに登って、私はそのベンチに寝た。
やはり本調子じゃなかった。
下のほうを沢山人が歩いている。
双子を乗せたベビーカーを若い夫婦が押していた。
私も30歳前、息子たちを乗せてさんざんベビーカーを押していた。
私のときは、もっとガッチリした重いベビーカーだった。
私が息子たちを乗せて歩いて行くと、
「わあ、双子ちゃんだ~」なんていってみんなが寄ってきたものでした。
私は、可愛い双子の息子たちが自慢だった。
なのに…、なのに、あいつらは、今はまったく私のことなどおかまいなしです。
可愛い嫁さんと仲良く暮らしているようだ。
芝桜の向こうに武甲山が見える。
石灰岩採掘のために山肌が痛々しいほど削られている。
全体としては芝桜はそれほど咲いていなかったが、あるところは満開という感じで咲いていた。
羊山公園をあとにして、私たちはそばを食べに行った。
以前、3回ほど行っている「和味(なごみ)」というそば屋です。
女房がネットで探したところでしたが、あまりにも美味かったので、秩父に行くと必ずその店に行った。
羊山公園から20キロほど離れていて、30分ほど車に乗った。
大きな道路から脇道にそれて山のほうに登ります。
> そばは、1日限定49食です。
> 秩父のそば粉で年間おだしするため、1日50食が限度です。
> それから間違いのないものをおだしするため、1食分を店主が味見をしております。
とホームページに書いてある。
そばが売り切れたらその日の店の営業は終わる。
そばを食べ終えて私と女房は大満足でした。
帰り、秩父を出るあたりで運転を女房と代わった。
車で眠れたので私はずいぶん楽になった。
いつも軽井沢や長野のあちこちをドライブしている最近の私たちです。
所沢に住んでいた頃は、よく秩父にいったものです。
女房が会社を休めたおかげで久しぶりに秩父をドライブできました。
今、昔の九想話を探したら2003年の4月19日に「芝桜まつり」というのを書いていた。
このときは満開でした。写真があります。