「蜩ノ記」の感想

2012年04月01日 | 健康・病気

私は、正直なところ、武士の生き方にあまりなじめません。
あの「切腹」という責任のとりかた(とらされかた)が好きじゃありません。
でも、戸田秋谷(しゅうこく)というひとは…、最後のことは書かないほうがいいですね。
秋谷は七年前、前藩主の側室お由の方と不義密通を犯したということで、
家譜編纂と十年後の切腹を命じられていた。
このお由の方との不義密通というものは…、でも、秋谷は側室の…、
だめだ、これから読むひとのために書いてはいけない。

登場人物の中で私は、百姓のせがれの源吉が好きです。
幼い年齢でこんなりっぱに生きられるかな?とは疑問に思ったが。

やはりこれから読むひとのために細かいことを書いてはまずいと思う。
ただ私としてはこれだけは書きたい。
人間、筋を通してまっすぐに生きれば、その生き方は美しい。

私の一番好きな作家は、山本周五郎です。
藤沢周平も大好きです。
葉室麟は、藤沢周平を読んで時代小説を書き始めたという。
葉室麟は、私より1歳年上です。
なにも書いてない(書けない)私は…。

コメント (3)
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